呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

北京の不動産のすさまじき価格

2015年08月07日 | 日記

 中国のGDPの成長率は7%程度とよく発表されていますが、お客さん周りをしていると皆が口をそろえてそんあ実感はないと言い、半分の3.5%ならわからなくもないといいます。まあたしかにそうなのでしょう。最近は株価が暴落したりしてちょっと雲行きも怪しくなってきていますが、上半期までの状況を見ると不動産は相変わらずのバブル状態。北京の住宅不動産に関する新聞記事を見つけました。それはそれは凄い金額です。

 

 面積当たりの平均価格で最も高いのが万柳書院で134,847元(約270万円)、一戸あたり平均面積は268.3平米(といっても日本の有効面積の考え方だとこれの70-80%程度)、一戸当たり平均金額は36.2百万元(やく7.2億円)!!!

 

 

 

 株価の下落が不動産にも影響してくるでしょうから、今後この価格も変わってくるのでしょうが、それにしてもバブル。今住んでいるところの近所も全然大したことないのに200万元だ、300万元だという。日本だとタワーマンションを購入できるレベルなのに、こっちだとへたするとエレベーターすらないし、メンテナンス状態もかなりひどい。バブルすぎて気持ち悪いとしか言えない不動産市況なのに相変わらずのこの価格はいつまで続くのでしょうか。気持ち悪いと思い始めてかなりの時間になりますが、ずっと高いままなんですよねえ。