過去に何度か給与関係の記事を掲載したことがあるが、今回もまた給与関係について書き込むことにする。上海市総工会が発表した2007年従業員状況調査報告というものによると、2008年上海市従業員平均給与は34,707元に達しており、この数値自体は3月26日付の記事(賃金上昇中!)で既にご紹介している通りである。そしてこの数値とともに月間収入が2000元以下の従業員比率が58.1%にまで下がっていることが紹介されている。2002年時点ではこの比率は83.2%あり、そのときと比べると25.1ポイント下がってきているので、収入水準は大きく上昇しているといえるだろう。しかしながらあらためて思うのは月収2000以下の従業員比率が58.1%、つまりまだ半数以上いるということで、一方でものすごい金額の収入(万元単位)を得ている人もかなり増えてきているはずだ。その結果、収入格差自体はますます、いやかなり拡大していっているような気がする。日本でも格差社会が云々という話があるが、中国と比べれば全然可愛いものだ。
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