1993年5月4日
いよいよイングランドからスコットランドに入ります。
緩やかな上りの坂道と単調な風景が続くと眠りを誘いそう。
坂道を走り続けるとスコットランドの首都エディンバラに着きました。
ガイドブックに「エディンバラのショッピングと観光には
オールド・ウェバリーホテルが便利」とあったので
地図を頼りに市内を走っているとホテルの前を2度も通過しています。
ホテルの大きな看板は遠くから見えるが、車の中からは見えません。
フロントで宿泊の予約をし荷物を部屋に置いて市内見物に出かけます。
エディンバラは平地が少なく、ウェイバリー駅は谷底でした。
谷底から見上げると、岩の上に聳えるエディンバラ城の威容は凄い!
難攻不落の感じだが、ここには多くの悲劇の歴史が刻まれています。
夕方の風は肌寒く、ダブルデッカーに近づくとガイドの男が
「明日の朝にしないか」と拒絶反応をします。
「明日の朝、ここを発つので、今日中に市内見物がしたい」と頼むと
ガイドはやっとバスのドアを開いて乗せてくれました。
ジョン・ノックス、ウォルター・スッコト、クイーン・メアリーなど
建物に近づくと説明してくれます。
ガイドに「ここの建物はどれも黒くて、壁の傷みが酷いが何故なの?」と聞くと
「煤と酸性雨に長い間晒されたからでしょう」
エディンバラの建物は本当に黒く、古い建物の表面は相当に浸食されています。
歴史的な建物が多いだけに惜しいですね。
車からは思うように写真が撮れなくてエディンバラを紹介できません。
Youtubeでエディンバラ城や市内の雰囲気を見てください。
Youtubeの製作者Southern Valley Diary さんが使用を快諾してくれました。
有難うございました。