極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

金への執着

2018年01月02日 | 時事書評

   

        離婁(りろう)篇    /    孟子  

                                 

      ※  行動の基準:孟子が楽正子に面とむかって言った。「お前が子敖のお伴
     で斉に帰って米たのは、飲食のためだったとはな。聖人の道を学ぶ身で
     ありなが
ら、飲食のために行動するとは。私には考えられないな」

     孟子謂楽正子曰、子之従於子敖来、徒餔啜也。我不意、子学古之道、而
     以餔啜也。

 

 Jan. 1, 2018

【金神社初詣記】

恒例通り、白山神社から北野神社の参拝をすませ、SNSで昨年話題となっていた岐阜市金町5丁目の
金神社に参拝。生憎、伊吹-関ヶ原-美濃-大垣は小雨――雪でないのが不思議――なのだが正午ま
でに参拝をすませ帰ってくる。さて、金神社の起源は、成務天皇(景行天皇の第4皇子)の時代(1
35年)に物部臣賀夫良命が国造としてこの地に
赴任、国府をこの高台に定めて金大神を篤く尊崇さ
れた。
金神社の主祭神 渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)は景行天皇の第6皇女で、伊奈波神社の
祭神
五十瓊敷入彦命(いにしきいりみこと)の妃。伊奈波神社に伝わる縁起によれば、五十瓊敷入彦
命の成功をねたんだ部下の策略でこの地で命を落とす。
悲しみに暮れる渟熨斗姫命は夫の死を悼みこ
の地で御霊を慰めながら生涯を終えた。
後世の人々は命を慈悲深い神として慕い、いつしか財宝をも
たらす神として信仰変遷する。その後幾度に亘って本殿等が建立されたが、1945年07月09日の岐阜空
襲で焼失。1958
年に復興、1983年から開始された大造営は1988年に完成に至る背景をもつ。

  ● 我が家の特別金神符

 
早速、特別金神符を購入し神棚に飾り今年一年荒神とともに「願うこことが道をつくる」を秘めお祈
りを続けることになるが、それはまたこのとしを「金」執着し生きていこうという内なる表明も意味
する。

 

 【樹木トレッキング 18:ハイマツ】  

ハイマツ(這松、学名:Pinus pumila)はマツ科マツ属の常緑針葉樹。和名は漢字で這松と書き、おそ
らく形態的特徴(樹形)に由来する。種小名pumilaは「小さい」という意味。シベリア、カムチャツ
カ、中国東北部、朝鮮半島、日本にかけての寒冷地に分布する。日本は分布の南限に当たる。氷期に
北方から南下してきて、温暖化とともに日本に取り残されて高山に逃げ込んだ氷河遺存種である。日
本国内では北海道から中部地方の高山帯に分布し、その南限は赤石山脈の光岳、西限は加賀の白山で
ある。日本では高山の高木限界より上部(中部山岳地帯でおよそ海抜2,500メートル以上、北海道で
およそ海抜1,000メートル以上)に自生することが多いが、北海道東部ではまれに海岸近い低地にも
自生している例がある。道東、屈斜路湖の近くにあるアトサヌプリ(硫黄山)は山の標高は512メー
トルに過ぎないが付近の平地までハイマツや高山植物が見られる。これはこの山が常に硫黄の蒸気を
噴出する活火山であるため土壌が酸性化しており、平地に通常生育する植物が育つことができないた
めである。

 Wikipedia

  Nov.3, 2017

ところで、 これまで木々は光や場所を求めて生存競争をしていると考えてきたが、近年の研究では、
木々はハ
ブとネットワークから構成される複雑な社会生態をもち、互いにコミュニケーションを取り
協力しあって生きていることがわかってきたという驚くべき報告がなされているという。さらに、木
々が使う「言葉」とはどういうもので、どうすれば人間が理解することはできるのかを科学者や専門
家らにより研究がすすめられているというのである。

例えば、『ミクロの森――1平方メートルの原生林が語る生命・進化・地球』」の著者のデヴィッド・
ジョージ・ハスケルは木々のネットワークつながりはコミュニケーションを必要とし、言葉を生み出
せる。自然のネットワークを理解するにはまず、木々のおしゃべりに耳を傾ける必要があると語る。
つまり、エクアドル・アマゾンに住むワオラニ族には、自然のネットワークの特性や生きとし生ける
ものはコミュニケーションを取っているという発想は自然なことと認識しており、ワオラニ族の言葉
の中にも木々と周囲のものとの関係が反映されているという。

例えば、多くの人は「セイボの木」を見た時に「セイボの木」として表現するが、ワオラニ族は「セ
イボの木が枯
れている」という使い方をおこなわず、あのツタに覆われているセイボの木、「黒いキ
ノコと藻が多いセイボの木
という言葉使いをし、単なる「セイボの木」という言葉遣いはなく、周囲
の草木との関わりあいなど、生態学的な
背景なしに名前を呼ばばい。ある言語学者によれば、ワオラ
ニ族の言葉を翻訳する時に苦労すると語る。このように、木々が生き物として周囲の人間や他の生き
物たちと関わっていると認識しているワオラニ族は木は切られる時に叫び声をあげる、木々を痛めつ
けると人類によくないことが起こる表現する
また、森について30年間研究し続けてきた生態学者のス
ザンヌ・シマードも「木々は言語を持つ」という考え方を踏襲する。2016年6月にシマードはユーチュ
ーブで25万回、「TED Talk」の公式サイトでは250万回再生された(下図参照)。

シマードはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の森の中で育ち、大学で森林学を学び、卒業してか
らは伐採産業で働いていました。しかし、木々を伐採することに抵抗を感じだしたことから大学に戻
って木々のコミュニケーションの研究を開始し、2017年現在はブリティッシュコロンビア大学で生態
学を教えつつ、「木々は地下の菌類によるネットワークを構築し互いにコミュニケーションする」と
の研究を続けている。シマードの研究で明らかになったのは、木々の根には特有の構造を持った菌根
との共生体が存在し、この菌根によりネットワーク形成し、同種の樹木だけではなく異なる樹木間で
もコミュニケーションを取っている。科学的には、木々は炭素・窒素・リン・水・防御信号・アレル
化物質・ホルモンなどを言葉として「会話」をしていると語る。木々が生存競争を行っていることは
明白だが、競争だけでなく「お手伝いしましょうか?」「少し炭素をわけてくれませんか?誰かが私
の上に布をかぶせて日陰になっているのです」といったような協力も行う。

 

また、木々の集合体にはハブとなる「母なる木」が存在し、ハブとネットワークによって森林は複雑
なシステムを形成しています。ほ乳類の母親と同じように、「母なる木」は子どもたちを自分の保護
下に置き、菌根ネットワークを広げ、自分の子どもたちには地下で多くの炭素を送る。また、自分の
根が広がりすぎないように子どもたちが根を伸ばせる場所を作ること(テリトリー)、この「母なる
木」が何らかの理由で痛手を負うと森は元に戻れなくり、森の複雑なシステム自体が崩壊する。シマ
ードは「
森の考え方を変えて欲しい、地下は別世界、木々をつなげ、コミュニケーションを可能にし、
森を1つの有機体のように活動させている。まるで知性を持った有機体みたいだと指摘する。

山林学の専門家で、ベストセラー『樹木たちの知られざる生活―― 森林管理官が聴いた森の声』の
著者でもあるペーター・ ヴォールレーベンはドイツの古いカバ森林を管理していて、シマードらと
同様のことに気づいたと語る。ヴォールレーベンも500年以上続く森を管理することで、木々が複雑
な社会生活を送っていることに気づき、樹木の根を介して砂糖液を隣の木に送っている様子を見て
『木々は光や空間を求めて互いに競争している』ことを学び、正反対のことを目にしている。樹木は
コミュニティーメンバーを生かそうとしていると語る。 食べ物を確保し、住む場所を提供し、きれ
いな水と空気を与えて、多様性を生み出しくれ、貧困を撲滅し、気候変動を緩やかにしてくれるなど、
数々の問題にとって森は重要な要素。ハスケルは木々のことを「生態学の哲学者」と呼び、複雑なネ
ットワーク管理するコミュニケーションと繋がりの達人の木々の会話に人々は耳を傾けるべきだとい
主張する。この様に、歴史的に文学や音楽は、マツの木のささやき、枝の落ちる音、木々のさざめき
などを反映し、多くのアーティストたちは「木々の言語」という言葉を使わずに根本的なレベルで木
々の会話を理解する。私たち人間が木々の言語を理解することは可能であり、もし理解することがで
きれば「自分のいる場所から動かずして地球上に種を繁栄させる方法」を木々から学べるはずと指摘
する。

 Jan. 2, 2018

EVgo と日産との提携により米国初の1,000機の高速充電器導入】

エゴゴは最近、ワシントンD.C.メトロエリアに1000回目のDC高速充電器を開設した。日産の北米との
提携により、2台の最新充電器が設置させた。この地区は、バズートグループが開発・運営するバ
ージニア州フォールズチャーチの最新アパート「ザ・ローレン(The Loren)」の1つにあるワシン
トンD.C.中心位置する。EVgoによれば、このネットワークは現在、新型電気自動車の90%が販売
される大都市圏をカバー、トップセールスのEV市場の66社で稼動。EVgoは、通常、CHAdeMO
CCSの両方のコンボプラグと、別のACレベル2ステーションが設置された50キロワットのマルチ
スタンダードDC高速充電器を使用。比較のため、ChargePointには656Expressスポットが、Tesla
480以上のSuperchargingステーションがある。



Dec. 11, 2017

図2  ROCKキナーゼによるNUP62のFG領域リン酸化修飾によるp63核内移行メカニズム  


【分子ナノゲート核膜孔複合体分子細胞の運命決定する仕組み解明】

金沢大学らの研究グループは核膜における「分子ナノゲート(核膜複合体)」が転写因子)p63
核内移行を調節する仕組みを明らかにしたことを公表。核を覆う核膜には分子輸送をするためのナ
ノポア(核膜孔,直径約100 ナノメートル)が存在し、この核膜孔は30種類の分子から成る核膜
孔複合体により形成。ます(下図1)。幹細胞が適切に性質を維持し、機能するためには,核膜孔
複合体による分子輸送が秩序立って進められることが重要です。転写因子p 63 は多層上皮組織幹細
胞や、これらに由来するがん細胞の自己複製・未分化維持に関わる遺伝子の発現を制御することが
知られているが、p63が核内へ移行するメカニズムの不明だった。

今回,本研究グループは,核膜孔複合体分子がp63を核内へ移行する過程を詳細に解析し、p63が核
内へ移行する過程で,フェニルアラニン-グリシン(FG)-ヌクレオポリンの一つであるNUP62の
FG領域が介在していることを明らかにしました。さらに,上皮分化を誘導することで知られるROCK
キナーゼにより、G領域のリン酸化を受けたNUP62は、p63を核内輸送する能力が減少することを見
いだす(上図2)。これらにより、核膜孔複合体は細胞内環境に応じて変化し,効率良く細胞の運
命を方向づける分子ナノゲート機能であることを解明に成功する。






 ● 今夜の一曲

『よーそこの若いの 』

竹原ピストル(1976年12月27日 - )は、日本のパンクシンガー、ギタリスト、俳優である。本名、
竹原 和生(たけはら かずお)の名で活動することもある。千葉県千葉市出身。道都大学社会福祉
学部卒業。京都府八幡市在住。元野狐禅のメンバーであり、解散後はソロとして活動。俳優として
は熊切和嘉監督作品を中心に映画に出演しているが、本人によれば、気持ち悪いほど几帳面な性格
で、マイクが1センチでもズレているとずっと気になるという。

紅白歌合戦は圧倒的に白組だとおもっていたがそうなった。勝因の印象として、竹岡ピストルと桑
田啓介、よしきが強く響いた。そのなかでも竹岡ピストルが今後が楽しみである。

コメント
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