【ソフトエネルギー事情】
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は、9月12日に開催された
「自然エネルギー財団」の設立イベントで基調講演を行なった。
この2030年には自然エネルギー中心の時代が来る、また、自然エ
ネルギーの発展のためにも、発電と送電の分離は必須であるとし
た。自然エネルギーを生かすためには、スーパーグリッド(直流
高圧送電網)が必須であるとして、日本海を中心に、発電エリアを
結ぶ「ジャパンスーパーグリッド構想」を語った。さらに、ユー
ラシア大陸や朝鮮半島と接続する「東アジアスーパーグリッド構
想」、インドシナからインド亜大陸まで覆う「アジアスーパーグ
リッド構想」の構想まで語られた。 孫氏は、「過去100年以上、
人類はエネルギーを求めて戦争を繰り返してきた」とし、スーパ
ーグリッドでアジアがつながることが、子供と母親、日本とアジ
アの安全を生むとし「Energy for Peace in Asia」という文字を
掲示した。
なお、孫氏は講演の中で「私のことを政商という人もいるが、私
は金儲けのためにやっているわけではない。日本では議論ばかり
していてチャレンジが行なわれないので、ちゃんとできるという
形を見せるためにやっているにすぎない。流れができしだい、通
信という本業に専念したい」と語ったという。
※『デジタル革命』の本質から通信と電気は融合するのだ。電流
というアナログ系にデジタルを乗っけると大量の情報がアジア全
体を行き交うことになるのだから、孫正義の意図とは別に、通信
=電力という図式ができる。そこだけがわたし(たち)の想いと
違うところだが、ともあれ、拍手。
自国のエネルギを完全ソフト化!
北朝鮮にも電力を送ろう!
電送と情報の融合をアジアで!
【規格品外野菜のパウダー】
規格品外の野菜をパウダーにして飢餓で苦しむ国民の救済にでき
ないか。勿論、国内の規格外野菜や需給不均衡で過剰となった穀
類や野菜を回収し粉末加工し貯蔵しておくのだが、技術的な残件
もあるが大旨それは可能だ(『ネバネバ・パウダー革命前夜』。
タンパク質は大豆を主体としたパウダー、炭水化物は穀類を主体
としたパウダー、各種ビタミン類は野菜を主体としたパウダーで
構成し、粉砕方法は、常圧加熱乾燥法を主体に高価な凍結乾燥法
やマイクローウェーブ(大がかりな電子レンジ)乾燥法を併用し、
各種粉砕装置を使い、また場合には酵素加工を併用しパウダーに
する。
次に、各種パウダーを単独、あるいは混合し、デンプンやコラー
ゲン、ゼラチンなどの食品ゲル化剤や調味+香辛料などを加え消
費地で二次加工し、調理方法といっしょに供給するというものだ
が、これは食糧支援という意外に、高齢者、病院医療、あるいは
ファーストフードとしてあるいは家庭用食品として供給できる。
つまりは、以下の5つの長所をもつ。
(1)長期保存が可能
(2)規格外品や過剰品の再利用
(3)用途販路の拡大
(4)物流の環境負荷(エネルギー、二酸化炭素排出量)削減
(5)国際貢献
尚、ビジネスモデルが成立したなら世界展開でき、各国の余剰農
産物の効率的な再利用が可能となり【環境リスク本位制】の目玉
モデルなるのではないだろうか。
【技術的残件例】
1.喫食時に熱湯また温水を加えた時、ままこが発生する。
澱粉含有野菜ペーストに澱粉分解酵素を作用させ、ペーストの粘
度が一定になるまで酵素処理を行った後、酵素作用を止める温度
加熱し得られたペースト40~80重量部に対し、酵素未処理の澱粉
含有野菜ペーストを20~60重量部混合するし、得られた混合ペー
ストをドラムドライヤーで常温乾燥し、粉末化することで解決す
る(特開2011-103807「分散性に優れた野菜パウダー及びその製造
方法」)。
2.ニラやケープなどの緑色野菜の機能性をまるごと粉体にする。
ケールやニラの植物組織をまるごと酵素分解し、微粉砕および攪
拌作用の相乗作用で酵素分解することで低分子化し、規格外品も
廃棄物も再利用し、滑らかで保健性に富んだ機能性まるごと機能
性緑色野菜ペーストとパウダーにする(抗酸化作用、ガン予防、
コレステロール調整(動脈硬化予防)、外用殺菌効果の効果、効
能があり、ビタミン、ミネラルを多く含む)。
※特開2011-139697「機能性まるごと緑色野菜の製造方法」
粉砕装置図例
アブラナ科のケールをpH調整をせず温水と澱粉質液化酵素及び
植物組織崩壊・繊維分解混合酵素溶液で、液中機械的微粉砕作用
し、酵素反応で低分子化し、原料に温水70±10℃、澱粉質液化酵
素0.05~0.5%重量を添加混合。糖質を液化し、温度を50℃に調整
し、分解混合酵素を添加(添加量0.1~1.0%重量)、反応温度50
±10℃、反応時間30~60分間とし、平均粒径が150~50μmで緑色
野菜ケールペーストを生成、その後ペーストを130~1600℃の瞬
間加熱乾燥機を用いて加熱乾燥を施し、含有固形物の平均粒径が
150~30μm である機能性まるごと緑色野菜パウダーを生成する
(同様にニラに対しても条件を変更し生成)。
ということで、アマデウス状態で頭の回転が止まることなく日が
暮れてしまった。事業開拓など構想段階では比較的簡単で、リス
クをとる行動が出来ないというのが世の常だと、これまた経験し
てきたことの繰り返しになるが、ともかくも、これで「もったい
ないビジネス」がまた1つ完成というわけだ。
庭先には秋の気配が。三種類のラベンダーの苗を植える。横には、
赤と黄色の見事なハイビスカスが咲いている。