以前紹介した、羽島市歴史資料館内にある映画資料館において
6月30日から9月17日まで「権田一成コレクション 疾風!
嵐 寛寿郎 展」が開催されている、開催記念上映会と銘打って
活弁大写真、鞍馬天狗が上映された、この映画は昭和3年嵐 寛
寿郎プロダクション第1回作品で本人が主演で鞍馬天狗役を演じ
ている、勿論無声映画の時代で有る、今回上映に当たって、弁士
として「澤登 翠」氏が生出演され、映画のシーンにあわせて七色
の声を使い分け熱弁された、正しく活弁で蘇る映画で、登場人物
の演技に合わせての見事なセリフ回しで、館内を魅了した、DVD
にプロジェクターという時代に、フイルム映写機による上映は
約100年前の映画を正に現在に蘇らせるものであった。74分
の上映はアッと言う間に終了した。
嵐 寛寿郎出演映画のポスターが所狭しと展示されている
こちらは上映会場
鞍馬天狗が上映された、16mmフイルム映写機
大型スクリーン
弁士コーナー
館長 近藤良一氏の開会の挨拶
弁士「澤登 翠」氏の挨拶
手元ランプで暗い中、熱弁を振るう
映画の内容は撮影禁止の為有りません、ご了承下さい。
動きとその映画の大まかなことは見聞きしたことが
ありますが・・弁士が語りながらの無声映画は
見たことも聞いたこともありませんでした
今でもこんな企画があるんですね。
当時を知る人たちも・・少なくなって・・
これからは それを懐かしく思う人も
居なくなってしまうでしょうね
成長過程での一時代ですが、直ぐにトーキーが発明
され、この無声映画の期間はそれほど長くは無いと
思います、無声映画鑑賞会という保存会があって、
日暮里サニーホールでは毎月定期的に上映会が開か
れているようで、今回の様な全国公演も開催されて
いるようです、当日「活狂」と言う機関誌をいただ
きました。