大洗駅の改札口を出て、駅舎内のインフォメーションに行きました。俗に「初代ガルパンギャラリー」と呼ばれているとおり、リゾートアウトレット施設内にガルパンギャラリーが出来る前は、このコーナーがガルパン関連の情報や案内の集積場でした。
外回りは、以前とあんまり変わっていない気がしました。二年ぶりですが、大洗においてはたったの二年、なのかもしれません。
ですが、室内の大型ポスターをはじめ、展示品の数々は大半が最近のものに入れ替わっているようでした。多くは公式発のグッズか、生誕イベント等の行事限定のグッズ類でした。初期の頃に多く見られた寄贈品の類はほとんど無くなっていました。
声優さんのサイン色紙がかなり増えているようです。同じ人が何度か来ているようで、色紙もそのたびに増えてゆくのでしょう。ガルパンの声優もすっかりアイドル化しているようで、大洗においては声優関係の品はとにかく特別扱いされていると聞きました。
こうしたガルパングッズ類は、私も色々集めていたのですが、部屋の収納空間が満杯になると生活にも支障が出ることに気付き、また金の無駄遣いを断ち切るために思い切って全てを「断捨離」して売却しています。
それによって部屋が本来の生活空間としての趣に戻り、重荷も取れてスッキリした気分にもなり、以後は戦車プラモデル以外には買わなくなったので、この二年間で200万円ほどお金が貯まりました。逆に、いかにガルパン関連にお金をかけていたかが実感出来たことでした。
なので、今回の大洗行きでは、ガルパングッズも缶バッジも一切買いませんでした。そんな金があったら、今後は「ゆるキャン△」聖地巡礼の方にも回したいと思います。
戦車プラモの寄贈展示品も少し残っていました。いまはガルパン戦車プラモに対するファンの鑑賞眼や評価基準も著しく向上しているようなので、大洗へのプラモデル寄贈そのものが、よっぽど上手な方でなければ、やりにくくなっている、と聞かされました。
それ以前に、大洗へのプラモデル寄贈は、一種の迷惑行為であるとする指摘もあるようです。寄贈する側に悪気が無くても、受ける側の思惑は様々ですし、困惑するケースも少なくないようです。はたから見ると、単なる押し付けにしか見えない事例も多いので、そのあたりをどう処理するかが課題にもなるでしょう。
タペストリー類は、以前は色々あったと思いますが、今回は数がありませんでした。公式品の大多数はリゾートアウトレット施設のガルパンギャラリーにあるので、ここで展示する必要性もあまり無いのでしょう。
駅前の、記念撮影用のパネルも数が増えていました。
これは初めて見ました。たぶん、鹿島臨海鉄道の制服のバージョンでしょう。最終章第一話の公開後に設置されたもののようです。
こちらは以前にもあったものです。と言うか、この一枚しか無かった筈てす。ずっと屋外に置かれている割には退色や汚れがあまり目立ちません。丁寧に大切に扱っているのでしょう。
とにかく笑ってしまいます。やっぱり大洗に来るとどうしても嬉しくなり、笑いがこみあげてくるのを抑えきれません。記念の自撮りも、御覧の有様でした。やっぱり自分は、本質的にガルパンファンなのだな、と再認識した次第です。
さて、今回は基本的に散歩感覚で、行きたい所だけに絞る計画でしたので、町内周遊バスもレンタサイクルも利用せず、駅前からの「きらめき通り」を歩くことにしました。
大貫商店街との交差点に近づきました。お好み焼き「道」の付近からマリンタワーの方を見ました。この通りが新設されたことにより、大洗の景観が大きく変わりました。以前よりは見通しがよくなって、広々とした雰囲気が加味されています。
かつてここには、水戸と大洗を結ぶ鉄道路線「水浜電車」が通っていて、廃線跡の風情や僅かな遺物もあったのですが、この「きらめき通り」敷設によって、全てが消滅してしまったそうです。以前に廃線跡の探索も楽しんでいた自分としては、残念というほかありませんが、大洗もそうやって少しずつ変化し、未来に向かって歴史を刻んでゆくのでしょう。 (続く)
唐山さんのコメントは分かりにくいので・・・