デカールは、モデルカステンの「ガールズ&パンツァー デカールセットvol.1」に入っています。パンターG型は、現時点でまだ公式キットが出ていないので、このデカールセットは必需品です。色々なサイズの黒森峰マークが並んでいて、全ての車輛のマークを網羅していることが分かります。
パンターG型のデカールは、「PG」とある2枚だけです。砲塔の左右側面に貼ることになります。
デカールを貼りました。黒森峰の字が無かったら、完全にドイツ軍のパンターG型です。ビットリッヒの第2SS装甲師団「ダス・ライヒ」に・・・、いえ何でもありません・・・。
砲塔を旋回させるとカッコイイです。主砲の70口径75ミリKw.K.42は、当時のドイツ戦車の搭載砲のなかでも格段の威力と命中率を誇ったそうです。
こういう戦車が沢山いたからこそ、ルントシュテットは第2SS装甲軍団をアルンヘム近郊に隠し・・・、あれ、電話が鳴ってるな・・・。
正面観です。パンターは正面戦闘では連合軍の戦車よりはるかに優れていたと聞きます。例えば、パンターG型は2000メートルでソ連のT-34-85の前面装甲を貫くことが出来ましたが、T-34-85は500メートルまで接近してやっとパンターG型の砲塔前面装甲を貫くことが出来たそうです。熟達したSSのベテラン戦車兵が操れば、1000メートルで90パーセント以上の命中率を記録出来たといいます。
側面観です。とにかくカッコイイです。パンターは、エルンスト・バルクマンSS曹長の搭乗車としても知られますが、私のイメージのなかではヴォルトマンSS中尉の・・・、おや誰か来たようだ・・・。
背面観です。エンジン起動時にエナーシャハンドルを挿し込む穴もきちんと再現されています。滝沢聖峰さんの「独立戦車隊」では二人がかりでエナーシャハンドルを回し、操縦室の起動ボタンを押してエンジンが回り始めるシーンが描写されていますが、戦車のエンジンをかける場面というのは、漫画でも映画でもなかなか見かけないですね・・・。
とにかくカッコイイです。もう私はコレがたまらなく好きなわけです。帝国陸軍占守島守備戦車隊の川瀬少尉みたいに、ヴォルトマンSS中尉に任命されてパンターの操縦手をやってみたいものです。
ですが、ここでのパンターG型は、ガルパン世界の車輛なので、川瀬少尉ではなくてガルパンのキャラクターに絡めて楽しむのがよいでしょう。
そこで、パンターG型が好きだという、冷泉麻子が登場するわけです。なぜ大洗女子学園の生徒が黒森峰女学園に居るのか、というような詮索はこの際ナシにしましょう。
「これがパンターG型か・・・。ウチのどの戦車よりも立派だな」 (そうですね)
「パンターG型に乗ると気分が良いな。低血圧も改善出来そうだ」 (本当ですか)
「で、アルンヘム橋までの距離はどれくらいだ」 (突っ込む気ですか)
「今までの遅刻免除しろ、さもないとアルンヘム全市踏み潰すぞ」 (なりきってますねえ)
「よし、任務達成だ」 (・・って、遅刻免除されたんですか !!)
とにかく、黒森峰女学園チームのパンターG型が完成しました。製作日数は、2015年3月1日から3月13日までの13日間で、組み立てに約6日、塗装に1日かかりました。
今回もタミヤのキットでしたので、前回のティーガーⅠ同様、楽に組み立てることが出来ました。ガルパン仕様への追加工作も全て小改造で済みました。今まで作ってきた10輌のなかでは、一番作りやすかったと思います。
なので、これからガルパン戦車を作ってみようという方には、入門編キットとしておすすめです。
パンターとティーガーは同じエンジンだそうですね。
タミヤの1/16のラジコンは、ボービントンに行って本物の音を録音して来たようです。電源を入れるとイナーシャでクランキングする音が鳴ります。
実質160mmの装甲ですから、T34/85では、高速弾使って目の前で撃っても抜けないでしょう
砲塔ならほぼ直立の110mmですから、500mなら通常弾でも何とかなりそうです
考えてみますと、直立100mmのティーガーⅠって、実は大戦後期ではあまり強くないです
T34/85の紙装甲ぶり(ヘッツァーと同じ)から、強いというイメージが最後までついて回ったようですね
逆に可哀想なのはシャーマンですね
イージーエイトは実際はT34/85を圧倒する実力者で、パンターと互角に戦える戦車だったんですが、最初の初期型シャーマンのだらしないイメージがついて回って、「こいつもどうせ弱いんだろう」という先入観で、映画などでは不遇の扱いです。
76.2mm砲は、連合国では第4位の威力で、第3位は17ポンド砲、しかも僅差です
アメリカ戦車兵は、ベテランになる前に皆死んでしまいましたから、それが祟っているだろうなと思います
F&Fヘルキャットなんかそれこそ「空飛ぶパンター」だったのに……
次回作を期待しております
御指摘のとおり、パンターとティーガーは同じエンジンです。マイバッハHL230というエンジンです。マイバッハは、現在のMTUフリードリヒスハーフェンの前身ですね。
タミヤのラジコンは音にもこだわってるんですね。マイバッハ特有の高めの摩擦音でしょうね。
ドイツ軍戦車兵の証言記録という感じの本を以前に読んだことがあるのですが、Ⅳ号とパンターは信頼性が高く、ティーガーのⅠとⅡはすぐに故障して話にならない、というような話が大勢を占めていました。
ところが、アメリカ軍戦車兵の証言記録というのは、見かけたことすらありませんでした。やっぱりベテランになる前に皆死んでしまったからでしょうね。
次回作は、とりあえず大洗チームの車輛でいこうかと思案しています。カモさんチームのくろがね四起とか作ってみたいんですが、ボンネットの形が全く異なるのでどうやって再現すべきかで悩んでいます。
マイバッハとMTUは両方知ってましたが、前身と後身の関係だったとは知りませんでした
知り合いに「マイバッハは現存する」と言ってしまいました
こちらを見なければ勘違いしたままでした
ありがとうございます
でも、第二次大戦中のドイツ戦車がほとんどエンジンはマイバッハなので、これは代名詞とかではなくて、エンジンの名前またはその開発者の名前ではないか、と気づいたのです。
それで調べて、ダイムラーとマイバッハはエンジンの共同研究者同士であったことを知ったわけです。技術開発史の観点でみると、同じ系譜上にあることになりますから、吸収されたとはいえ、エンジンメーカーとしての精神なりノウハウなりは継承されているということになりましょうか。