ガルパン戦車プラモデル紹介記事の八回目は、継続高校チームの車輌を取り上げます。劇場版で初登場したBT-42に搭乗するミカ隊長、アキ、ミッコたちが、どんぐり小隊のメンバーに抜擢され、カールの護衛隊を引き付けて戦力外に押し出すドラマチックなシーンは、その劇的な結果とチームの能力の高さを示して一躍超人気の的となりました。カンテレの独特の澄明な旋律が戦車戦のリズムによくマッチしたのも、印象をより深める効果があったと思います。
ガルパン劇場版に登場したBT-42は、砲塔に増加装甲がついていない前期型に属します。現存する実車と同じです。その適応キットは、上図のタミヤの製品がよく知られています。市場に流通しているほぼ唯一のBT-42のキットでマイナー品に属していたのが、劇場版での大活躍によって劇的にヒット、あっという間に市場在庫が売り切れてしまった経緯も周知の通りです。現時点では2016年3月以降の再販が決定しており、既に2015年12月より予約を受け付けています。
ホビーサーチでの案内情報はこちら。
BT-42のキットは、海外ではEASTERN EXPRESSの製品が知られています。代理店をつとめるGSIクレオスホビー部によれば、6月下旬頃に取扱い従来製品の一つとして入荷予定であるそうです。
GSIクレオスホビー部のMr.HOBBYのサイトはこちら。
劇場版での継続高校チームは、BT-42単独での参戦となりましたが、チームの保有車輌がBT-42しかない、ということではありません。公式設定資料の最新版とも言える「月刊戦車道 第63回戦車道全国高校生大会総決算特別号1」には、一回戦と二回戦に10輌で出場した継続高校チームの参加車輛が紹介されています。二回とも同じ陣容で臨んでおり、その内訳は次のようになります。
Ⅲ号突撃砲G型×1、Ⅳ号戦車J型×1、BT-42×1、T34/76×1、T34/85×1、T26×1、BT-5×2、BT-7×2
これに従って、該当するキットを順に紹介しましょう。
Ⅲ号突撃砲G型です。タミヤ、ドラゴンなど複数のメーカーから幾つかの製品が出ています。タミヤからは上図のフィンランド軍仕様も出ています。大洗女子学園チームが保有しているⅢ号突撃砲はF型ですが、こちらのG型は戦闘力および防御力を向上させた最終型です。
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Ⅳ号戦車J型です。キットは幾つかのメーカーから出されていますが、上図のタミヤの製品がよく知られています。大洗女子学園チームが保有しているⅣ号戦車はD型の改修版(H型仕様)ですが、J型は最終型にあたって生産の簡略化による各部の変更が行われています。スペックは同じですので、継続高校チームは一対一で大洗女子学園あんこうチームと互角に渡り合える車輌を有していることになります。
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ここまでの二輌はドイツ戦車です。以後の車輌はソ連戦車になりますが、T34/76およびT34/85についてはプラウダ高校チームキットの記事にて紹介していますのでそちらを参照下さい。
T26です。ソ連軍の軽戦車の一つですが、日本のメーカーからはまだ製品化されていないため、適応キットは全て海外メーカーの製品となります。実車は生産時期により1933年型、1937年型、1939年型、1940年型など多くのバリエーションが知られますが、キット化されているのは1933年型が多いようで、ホビーボス、ズベズタなどの製品が知られます。上図は、ズベズタの製品です。
そしてこちらは、ホビーボスの製品です。
ホビーサーチでの案内情報はこちらとこちら。
BT-5です。ソ連軍が開発した快速戦車の一つで、これも日本のメーカーからはまだ製品化されていないため、適応キットは全て海外メーカーの製品となります。よく知られるのはズベズタの製品で、日本でも大型専門店などで入手が可能です。
ホビーサーチでの案内情報はこちら。
BT-7です。BT-5の改良型で、快速戦車BTシリーズの最終型でもあります。前述のBT-42はフィンランド軍がこのBT-7にイギリス製の4.5インチ榴弾砲を搭載した改装車両です。
実車は生産時期により1935年型、1937年型、1938年型、1939年型など多くのバリエーションが知られますが、タミヤからは1935年型、1937年型の二種がキット化されています。上図はタミヤの1935年型のキットです。
そしてこちらはタミヤの1937年型のキットです。また海外メーカーでは他にEASTERN EXPRESSの製品もあります。
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以上が、「月刊戦車道 第63回戦車道全国高校生大会総決算特別号1」に列挙された車輌ですが、他にも保有車輌があることが劇場版のワンシーンから知られます。
このシーンです。戦車道ニュースなるウェブ記事の一ページのようですが、その右下に「継続高校保有のKV-1」とあります。つまり、継続高校チームはKV-1も持っているわけです。
KV-1のキットは、タミヤから二種類が出ています。上図はKV-1Cとも呼ばれる形式のキットです。
もう一種が、上図のKV-1Bと呼ばれる型式のキットです。継続高校チームのKV-1がいずれに当たるのかは不明ですが、元ネタのフィンランド軍の実車は両タイプともフィンランドのパロラ軍事博物館に展示されています。
ホビーサーチでの案内情報はこちらとこちら。
以上、公式設定資料及び劇場版にて存在が確定している、継続高校チームの保有車輌をキットで紹介しました。上述の各車輌の大部分が、パロラ軍事博物館に実車の展示を見ますので、継続高校チームがフィンランド軍の「末裔」であることは間違いありません。
パロラ軍事博物館を含む、フィンランド国内の軍事博物館の紹介サイトはこちらです。実車の大部分を豊富な写真画像にて見ることが出来ますので、継続高校チームの車輌プラモデル制作の参考にもなるでしょう。
ガルパン劇場版に登場したBT-42は、砲塔に増加装甲がついていない前期型に属します。現存する実車と同じです。その適応キットは、上図のタミヤの製品がよく知られています。市場に流通しているほぼ唯一のBT-42のキットでマイナー品に属していたのが、劇場版での大活躍によって劇的にヒット、あっという間に市場在庫が売り切れてしまった経緯も周知の通りです。現時点では2016年3月以降の再販が決定しており、既に2015年12月より予約を受け付けています。
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BT-42のキットは、海外ではEASTERN EXPRESSの製品が知られています。代理店をつとめるGSIクレオスホビー部によれば、6月下旬頃に取扱い従来製品の一つとして入荷予定であるそうです。
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劇場版での継続高校チームは、BT-42単独での参戦となりましたが、チームの保有車輌がBT-42しかない、ということではありません。公式設定資料の最新版とも言える「月刊戦車道 第63回戦車道全国高校生大会総決算特別号1」には、一回戦と二回戦に10輌で出場した継続高校チームの参加車輛が紹介されています。二回とも同じ陣容で臨んでおり、その内訳は次のようになります。
Ⅲ号突撃砲G型×1、Ⅳ号戦車J型×1、BT-42×1、T34/76×1、T34/85×1、T26×1、BT-5×2、BT-7×2
これに従って、該当するキットを順に紹介しましょう。
Ⅲ号突撃砲G型です。タミヤ、ドラゴンなど複数のメーカーから幾つかの製品が出ています。タミヤからは上図のフィンランド軍仕様も出ています。大洗女子学園チームが保有しているⅢ号突撃砲はF型ですが、こちらのG型は戦闘力および防御力を向上させた最終型です。
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Ⅳ号戦車J型です。キットは幾つかのメーカーから出されていますが、上図のタミヤの製品がよく知られています。大洗女子学園チームが保有しているⅣ号戦車はD型の改修版(H型仕様)ですが、J型は最終型にあたって生産の簡略化による各部の変更が行われています。スペックは同じですので、継続高校チームは一対一で大洗女子学園あんこうチームと互角に渡り合える車輌を有していることになります。
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ここまでの二輌はドイツ戦車です。以後の車輌はソ連戦車になりますが、T34/76およびT34/85についてはプラウダ高校チームキットの記事にて紹介していますのでそちらを参照下さい。
T26です。ソ連軍の軽戦車の一つですが、日本のメーカーからはまだ製品化されていないため、適応キットは全て海外メーカーの製品となります。実車は生産時期により1933年型、1937年型、1939年型、1940年型など多くのバリエーションが知られますが、キット化されているのは1933年型が多いようで、ホビーボス、ズベズタなどの製品が知られます。上図は、ズベズタの製品です。
そしてこちらは、ホビーボスの製品です。
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BT-5です。ソ連軍が開発した快速戦車の一つで、これも日本のメーカーからはまだ製品化されていないため、適応キットは全て海外メーカーの製品となります。よく知られるのはズベズタの製品で、日本でも大型専門店などで入手が可能です。
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BT-7です。BT-5の改良型で、快速戦車BTシリーズの最終型でもあります。前述のBT-42はフィンランド軍がこのBT-7にイギリス製の4.5インチ榴弾砲を搭載した改装車両です。
実車は生産時期により1935年型、1937年型、1938年型、1939年型など多くのバリエーションが知られますが、タミヤからは1935年型、1937年型の二種がキット化されています。上図はタミヤの1935年型のキットです。
そしてこちらはタミヤの1937年型のキットです。また海外メーカーでは他にEASTERN EXPRESSの製品もあります。
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KV-1のキットは、タミヤから二種類が出ています。上図はKV-1Cとも呼ばれる形式のキットです。
もう一種が、上図のKV-1Bと呼ばれる型式のキットです。継続高校チームのKV-1がいずれに当たるのかは不明ですが、元ネタのフィンランド軍の実車は両タイプともフィンランドのパロラ軍事博物館に展示されています。
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以上、公式設定資料及び劇場版にて存在が確定している、継続高校チームの保有車輌をキットで紹介しました。上述の各車輌の大部分が、パロラ軍事博物館に実車の展示を見ますので、継続高校チームがフィンランド軍の「末裔」であることは間違いありません。
パロラ軍事博物館を含む、フィンランド国内の軍事博物館の紹介サイトはこちらです。実車の大部分を豊富な写真画像にて見ることが出来ますので、継続高校チームの車輌プラモデル制作の参考にもなるでしょう。
こうしてみると、なかなかに強力な戦車を保有しておきながら、あえてBT45で参戦したのはなぜなのだろう?
と考えてしまいますね。私、気になります!(*^。^*)
BT42の最高速度は履帯付きで53キロ、車輪のみだと73キロです。搭載砲はL15.55/114mm榴弾砲H18です。これに勝るスペックを持つ車輛は、チーム内にはありません。
そして、このBT42が、隊長ミカの搭乗車なのでしょう。