塗装作業を行いました。いつものようにサーフェイサーを吹いて下地をこしらえ、本塗装を施しました。
今回の製作対象であるⅡ号戦車F型は、コミック「リボンの武者」のカラーページにも何度か出ていますが、夕暮れや黄昏時の暗い中の描写のみにとどまり、戦車も暗い景色の中にとけこんでしまっているため、本来の車体色が分かりにくくなっています。
いちおう、黒森峰女学園の所有車輌ですから、アニメの劇中車と同じカラーでも問題ないと考えますが、ここではコミック版の作中車であることを前提にして、アニメ版のゲルブ系とはやや異なったカラーにしてみることにしました。
それで、従来よく使われているダークイエロー、サンディブラウンなどのカラーともやや異なるドイツ軍系カラーとして、ミスターカラー119番のRLMサンドイエローを選びました。ドイツ空軍の爆撃機などの機体上面色として知られています。
試しに吹いてみましたが、アニメ版のゲルブⅡをやや濃くしたような色合いで、違和感もありませんでしたので、そのまま全てに吹き付け塗装しました。
塗装作業が終わりました。2輌分をまとめてやりましたが、作業量としては重戦車クラス1輌分よりも少なかった気がします。Ⅱ号戦車はやっぱり小さいな、と何度も思ったことでした。
転輪のタイヤゴム部分は、いつものようにポスカの黒で塗りました。慣れてくると、軸部をつまんでクルッと回すだけで塗れるようになりますので、10個の転輪を塗るのに5分もかからなかったりします。
砲塔の機銃は、28番の黒鋼色で塗りました。
車外装備品の数々です。金属部分を28番の黒鋼色で塗りました。木製部分は、本来なら43番のウッドブラウンで塗りますが、今回は車体色が酷似する119番のRLMサンドイエローであるため、メリハリをつけるべく違う色にして、44番のタンを選びました。
ジャッキです。本体を28番の黒鋼色で塗りました。
ヘッドランプは、8番のシルバーで塗りました。
転輪を全て取り付けました。
ベルト式の履帯パーツをはめ込みました。
車外装備品を取り付けてゆきました。上図はジャッキ、ハンマー、予備転輪です。
スコップもセットしました。
ジャッキ台も、指定位置に取り付けました。
以上で、塗装後の組み立てを終えました。 (続く)