デカール貼りに進みました。ガルパンのBT-42は、砲塔左右側面と車体の前面、後面の4ヶ所に校章マークがついています。
まず砲塔左右側面のマークは、砲塔の縦寸法の約46パーセントのサイズで、約12ミリとなります。これに対応するデカールは、上図のガルパンデカールセットVol.4に入っています。
上図中央の、二番目に大きいマークが縦約13ミリのサイズですので、これを2枚使います。
車体の前面、後面のマークは、上図のガルパンデカールセットVol.1改に入っています。
車体前面のマークは縦約8ミリ、後面のマークは縦約9ミリで、それぞれのサイズに合うデカールを1枚ずつ使います。
かくして、切り出した使用デカール4枚です。
ガルパンデカールセットVol.1改から切り出した縦約8ミリのデカールを車体前面の下部ハッチに貼りました。
ガルパンデカールセットVol.1改から切り出した縦約9ミリのデカールを車体後面の右側に貼りました。
ガルパンデカールセットVol.4から切り出した2枚は、砲塔左右側面に貼りました。
以上で、デカール貼りが終わりました。全ての工程が完了しました。最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。
右斜め前からの側面観です。サイドボックスの改造もなんとか出来ました。フェンダー前部の水平化もうまくいったようです。
斜め後ろから見ました。背面部の両端のハンドル、起動輪ギヤカバーの穴埋めやリベット追加、予備履帯の改造などのガルパン仕様への変更箇所が全て明瞭です。
上図では見えにくいですが、吸気ラジエターグリル開閉用のスライド式ハンドルもなんとか再現しています。
砲塔を右に向けた状態です。あまりスマートとは言えない外見ですが、それでも砲塔を指向させると、戦闘車輌としての雰囲気や存在感が強くなります。
隊長ミカにお出ましいただきましたが、カンテレが無いと駄目なのか、何もセリフがありませんでした・・・。
以上で、継続高校チームのBT-42が劇場版仕様にて完成しました。製作日数は、2016年6月15日から7月8日まで、そして二年間の製作中断を経て2018年7月10日から10月2日までの長きにわたりました。の7日でした。組み立てに95日、塗装に3日、塗装後の組み立てに1日かかりました。
もとはフルインテリアにする予定でしたが、操縦席から砲塔下までの部分は作ったものの、使用エンジンの種類が分からず、フィンランドのパロラ軍事博物館に再三問い合わせても返事が無かった等のアクシデントにより製作意欲を喪失しました。二年後の製作再開にあたって方針を変更、外見のみ合わせることにして、砲塔内のインテリアは見送りました。それでもガルパン仕様への工作ポイントは20ヶ所余りに及び、なかなか大変な作業でありました。
組み立てが終わったのが夏の暑い盛りでしたので、塗装を秋まで待ったりして、とにかく日数がかかりました。それだけに、完成にこぎつけた時の感慨もひとしおでした。
今回のキットはタミヤ製品ですので、扱い易さ、作り易さは抜群です。ガルパン仕様に仕上げる場合はそれなりの作業量を必要としますが、そのままストレートに作っても全体の雰囲気はそんなに変わらないでしょう。
塗装においては、ガルパン戦車プラモデル製作を始めて以来、初のマダラ迷彩にチャレンジしましたが、そんなに難しくはなく、コツさえ掴めれば簡単なものでした。
現時点で、このBT-42の1/35スケールの公式キットはまだ出ていません。従いまして、今回使用したタミヤ製品が、適応キットとして最も相応しいという点は、この後しばらくは変わらないようです。