前回の続きです。
竪琴高校および知波単学園---九五式軽戦車
ミャンマー軍テイストの竪琴高校チーム、および日本軍テイストの知波単学園は九五式軽戦車を使用しています。知波単学園はアニメの劇場版でも九五式軽戦車を使用しており、公式キットも出ています。
ファインモールド発の公式キットです。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。九五式軽戦車には前期型と後期型、それに北満型と呼ばれる型がありますが、アニメ劇中車は後期型とされています。
九五式軽戦車の適応キットはドラゴンからも出ています。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
プラウダ高校(カチューシャ義勇軍、礼儀正しい少女たち)---T-70
プラウダ高校は「リボンの武者」にて2つの選抜チームを参戦させていますが、いずれも使用車輌はT-70です。適応キットはトーガ、ミニアート等から出ていますが、品質的にはミニアート製品がおすすめです。トーガ製品は販売時期が古く、中古品市場でもあまりみかけません。
ミニアート発のキットです。「リボンの武者」の作中車は、おそらくT-70の改良型であるT-70Mであろうと思われます。T-70Mには前期型と後期型があり、いずれのキットもミニアートから出ています。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちらとこちら。
ボンプル高校---7TP単砲塔型、TKS
ポーランド軍テイストのチームだけあって、使用車輌もポーランド製で占められます。適応キットも大半がポーランドのメーカーより出ています。代表的なのがミラージュホビーの製品です。
ミラージュホビーより発売されている7TP単砲塔型のキットです。他に双砲塔型のキットも出ていますが、いずれも古い時期の製品です。同系列の軽戦車のキットも幾つか出していますが、残念なことにネット上での公式紹介情報が見当たりません。ミラージュホビーの公式サイトおよびツイッターにも7TP単砲塔型のキットは出ていません。
TKSのキットは、ミラージュホビーの他、トム、RPMなど複数のメーカーから出ていますが、金型は同一品であるそうで、かつてはトムで扱っていたのがRPMに移ったようです。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
こちらはIBGの新規開発キットです。イージーと呼ばれる一体成型の足回りパーツ等が特徴です。
現時点では発売時期の新しいIBGの製品を模型店で見かけますが、中古品市場では前述のRPMの製品を見かけます。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
マジノ女学院---ルノーFT-17
フランス軍テイストのチームで、BC自由学園はその分校という関係です。使用車輌もほぼ共通しているようで、ルノーFT-17はアニメの最終章にてBC自由学園チームが使用しています。モンモデル製品を元にした公式キットも出ています。「リボンの武者」のマジノ女学院チームの作中車も同じであるようですので、公式キット一択で良いかと思います。元キットのモンモデル製品はフルインテリアキットですが、公式キットではインテリアの大部分が省かれています。
プラッツ発の公式キットです。BC自由学園チームの劇中車が少しの改造で再現出来ます。「リボンの武者」のマジノ女学院チームの作中車は、ストレート組みでも良いでしょう。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
公式キットの元のモンモデル製品です。フルインテリアキットです。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
メイプル学園---軽戦車Mk.Ⅳ
北海道の苫小牧メイプル学園は、カナダ軍テイストのチームです。「リボンの武者」ではイギリスのMk.VI B軽戦車を使用しています。適応キットは香港のバルカンスケールモデルから出ています。
バルカンスケールモデルの製品です。細かいパーツやエッチングパーツが多く、上級者向けのキットとして知られています。ホビーサーチさんでの紹介記事はこちら。
以上、コミック「リボンの武者」に登場する戦車のプラモデルを紹介しました。同じ車輌を使用するチームはまとめて記述していますので、BC自由学園や西呉王子グローナ学園の項は省略しました。
これらの適応キットは、大部分が海外メーカーの製品であるため、模型専門店や大型量販店の店頭では見かけないものも少なくありません。また、発売時期が古いために中古品市場の方でしか見かけないものもあります。これらの購入は簡単ではなく、通販を利用するほうが良いかもしれません。
私自身は、去る1月13日の模型仲間とのショッピングにて幾つかのキットを買いましたが、全てブックオフなどの中古リサイクルショップでの購入でした。価格も安かったと思います。幾つかの店舗を回るという手間はかかりましたが、お宝発掘にゆくような楽しさが味わえたので良かったです。