塗装を行ないました。白いサーフェイサーを吹き付け、続いてクレオスのミスターカラーの69番グランプリホワイトを吹き付けました。ベルト式履帯は28番の黒鉄色で塗装しました。
車体左側面の前照灯のガラス部分は、8番のシルバーで塗りました。
車体前部右側の機銃は、28番の黒鉄色で塗りました。
4個のディスクタイプ転輪のゴム部分をポスカの黒で塗りました。筆塗りよりも楽なので、ポスカでの塗装はおすすめです。
塗装した4個のディスクタイプ転輪を車体に取り付けました。
ベルト式履帯を装着しました。今回のキットのパーツは比較的緩いため、引っ張らなくてもそのまま付けられました。
いつもお世話になっている、モデルカステンのガルパンデカールセットVol.1です。
上図中央、015の番号のすぐ上にある二枚が、サイズもピッタリでした。
デカールを貼り終えました。砲塔左右の二枚のみでした。
側面観をやや前寄りに見ました。
斜め後ろから見ました。
斜め上から見ました。各部の線がクッキリと出ている感じがあります。前作タミヤキットよりも新しい時期の製品であるだけに、パーツの精度が向上しているのが伺えます。
このキットのベルト式履帯は比較的緩いため、上図のように不自然に浮き上がった状態にもなります。ある程度は転輪に接着するか、もしくはおさえ込んで真っ直ぐに調整するのが良いでしょう。
前作のタミヤキット(右)と並べて比較してみました。車体や砲塔の形状はほぼ同じで、全体の形姿も共通しています。エンジングリル部分が今回のキットではエッチングパーツであるため、塗装によって区別する必要が無く、あえて黒鉄色に塗った前作とは異なっています。それと、右側面前方のアンテナ基部とが、双方の相違点です。
前方から見ますと、あまり変わらない印象があります。右の前作タミヤキットの方が線が大まかな感じがありますが、知らない人がパッと見たら、同じキットを二つ使って作ったようにも見えるかもしれません。
したがって、テレビシリーズのプラウダ高校チームのT34/76の一小隊が、さほどの違和感も無く再現出来たように思います。この調子でT34/85の方ももう一輌を作ってみようかな、と思案中です。
テレビシリーズの劇中シーンに近い構図にしてみました。複数揃うと迫力が増しますね。
以上で、プラウダ高校チームのT34/76のフラッグ車が完成しました。製作日数は、2016年12月14日から12月27日までの14日間で、組み立てに約8日、塗装に2日かかりました。フラッグ車にあるべき赤のフラッグがまだですが、これは真鍮線に三角形の赤紙をつければ出来ますので、いずれ作る予定です。
今回はAFVクラブのキットで作りましたが、ディスクタイプ転輪への交換も含めてガルパン仕様への工作ポイントの大部分は前作タミヤキットと共通です。開発および販売時期が新しいため、パーツの精度や組み上がりの印象が良くなっており、より劇中車に近い形状であるため、前作で施した修正の一部は必要ありませんでした。その意味では作り易い、初心者向けのキットであると思います。
T34/76については、公式キットが最近にリリースされていますが、そちらはドラゴンの製品が元であり、ガルパン仕様への工作ポイントもあまり変わりません。手摺などのパーツがエッチングになっているので少し難しくなっている程度です。公式キットの製品自体の質は、AFVクラブとあまり差がありませんので、外見のみで仕上げるならば、お好みで選べば良いでしょう。
ただ、今回のAFVクラブのキットは、フルインテリアキットですので、その気になれば内部も全て作って楽しむ事も可能です。ガルパン戦車の適応キットにおけるフルインテリアキットの割合はごく一部に過ぎませんから、その意味では価値のある製品と言えるでしょう。