砲塔部分をガイド指示通りに組み立てました。次いで、ガルパン仕様への追加工作に移ります。今回のソミュアS35におけるガルパン仕様というのは、現存する実車通りの要素であるのですが、タミヤキットでは殆ど省略されています。
劇中車のキューポラの三ヶ所に吊り下げ用のフックが見えます。上図にて赤円で囲みました。この三つのフックが今回のキットでは省略されています。これらを再現します。
ジャンクパーツの中にドイツ軍のS字シャックルが沢山あり、その端をカットして使いました。上図の赤円内のような状態に仕上がりました。また劇中車においては、二つの窓の外側左右下方にリベットが見えますので、青円内のように2個のリベットを追加再現しました。
なお、公式キットのエレール製品では、三ヶ所の吊り下げ用フックのパーツもついています。しかし、キューポラの窓が造形されていないので、窓部分を開ける改造が必要になります。
次に、劇中車の砲塔の右側面の2ヶ所には、軸の端面が円形に表れます。主砲の軸部と、後部ハッチの軸部のそれです。
この2ヶ所の軸端面を、ランナーのスライス材にて再現し、ヤスって薄くしました。
後部ハッチの軸部の端面は、上図のように左側側面にも表れています。
こちらもランナーのスライス材にて再現しました。上図の段階では、まだヤスっていないので、円形になっていません。
以上で、砲塔部分におけるガルパン仕様への追加工作の全てを終えました。
ラストのステップ29です。砲塔をセットして、組み立て工程が完了となります。
砲塔をセットしました。
これで、塗装前の組み立て、およびガルパン仕様への追加工作が全て完了しました。
次の作業は塗装ですが、冬場の寒い時期、花粉飛散の時期にやるのは避けたいので、暖かくなってから他のキットと一緒に塗装を行うことにしました。
今回のソミュアS35に関しては、タミヤキットだけでなく、公式キットのエレール製品のほうも作ってみようと思います。今回とりあげたタミヤ製品は、BC自由学園チームの劇中車に作りますが、公式キットのほうはコミック「激闘!マジノ戦ですっ!」のマジノ女学院チームの作中車に仕上げてみる予定です。 (続く)