気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く30 その7 「ガルパンだらけです!!」

2019年02月23日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーの室内空間は、入る前に予想した通り、物販コーナーが半分以上を占めていました。要は、かつての「見せる施設」から「売る施設」へとガルパンギャラリーの役割が変わっているわけです。ガルパンファンが必ず集まる場所ですから、ガルパングッズを集約して網羅して、少しでも売りさばきたいわけです。
 でも、こういう形式のショップというのは、大抵の場合うまくいきません。売る前に、まず楽しませて、あれこれ品物を見て興味を喚起させて、それから購買意欲をかきたてる仕掛けがあってしかるべきですが、そういう工夫があまり感じられません。

 ガルパングッズというのは全て公式品なので、通販やキャラポップストアなどの臨時ショップでも展開しており、通販での予約購入ですと値引きがなされるのが普通です。中古市場にも大量に出回っていますから、新製品でも半年ぐらいたてば、4割引きぐらいになって安く入手出来るようになります。
 なので、無理してここガルパンギャラリーで買わなくても、他で買う方法、ルートが幾つかあります。だからガルパンギャラリーでの販売においては、ここでしか得られない特典とか、そういう付加価値をつけることになりますが、それは商売の上ではコストになるでしょう。値引きと言うのは難しくなりますから、どのみち定価でしか売れない状態になってゆくと思います。

 

 御覧のように、展示空間を相当犠牲にして、販売空間を広くとってあります。百貨店やスーパーの基本的なスタイルと微塵も変わりません。売るための施設である、という意識が露骨に出ています。
 ですが、いまのガルパンファンの大勢は、経済力の少ない若い世代にシフトしつつあり、見物や巡礼だけで満足して買い物も食事もあまりしない巡礼者が多くなっている、と聞きます。いまのガルパンギャラリーの売る意識の強いスタンスは、そうした状況を反映しているのかもしれません。

 

 天井には、かつて町内各所にたてられていたガルパン幟が並んでいます。殺風景になりがちなアウトレット施設内部に、一種のうるおいを与えています。
 ですが、ガルパン幟には、もっと色んな種類があった筈です。なるべく全部を並べたほうが、大洗のガルパンの歴史も体験出来て楽しいことでしょう。

 

 フィギュア類も少しながら販売していました。高額品であるせいか、レジの脇のガラスケースに厳重におさめられており、ほとんど定価販売でした。アニメ系のショップや中古市場で買えば、だいたい七割程度に安くなっている製品が多いので、ここで買う人は居るのだろうか、と思いました。

 

 ココスのキャンペーンスタイルのダージリンとアンチョビです。君たち、14910円もするのですか・・・。ダージリンのほうは、少し前に京都のらしんばんで8000円ぐらいで売っているのを見かけましたよ・・・。
 キューボッシュのほうは5000円台ですか・・・・。大阪なんばオタロードのショップでは3000円ぐらいに値引きされていましたけどね・・・。
 概してフィギュアは、プラモデルより高いです。私も以前は幾つかフィギュアを買って楽しんでいましたが、財布が常に空なのに耐えられなくなって、全て売却し、以後はプラモデルのみに絞っています。でも財布が常に空なのは変わらないのです・・・。

 

 ステッカー類も増えましたね。近頃は京都や大阪でも、この種のステッカーを貼っている車やバイクを見かけることがありますので、相当売れて広まっていることがうかがえます。

 

 特に黒森峰のペアがなかなかの出来ですね。西住まほは珍しく微笑んでいますし、逸見エリカも切なげな表情です。両方とも買ってしまいたい衝動に駆られました・・・。

 

 紅茶やお茶のペットボトルもガルパン仕様になっています。これは初めて見ましたが、値段がちょっと高いです。スーパーで同じような品を買えば、100円以下です。
 棚に全部きちんと並んだままなので、全く売れていないことがうかがえます。こういう飲食関連の品物は、日本ではエブリディロープライスの意識が浸透していますから、基本的に安価でないと駄目だろうと思います。子供や中高生のおこづかいでも買える低価格帯の品々を数多く出してヒットを維持した「けいおん」シリーズの先例にならうべきてはないか、とも思います。

 

 ガルパン公式品の主力品である戦車プラモデルは、端っこの限られたスペースで一部が販売されているだけでした。ピットロードのミニフィギュアセットのほうが目立っていました。これだとガルパンモデラーであっても購買意欲がわかないですね・・・。
 もう、プラモデル関連はガルパンギャラリーで扱わず、模型店に全部任せてしまうのも良いかもしれませんね・・・。

 

 魔法瓶、マグカップもありましたが、個人的には上段のカメラバッグのほうに目が行きました。しかも黒森峰デザインでした。あっ、これはちょっとイイかも、と手にとってみたところ、見た目よりも小さくてカメラバッグというよりは小物入れという感じでした。もっと大きなサイズがあったらなあ、と思いつつ、品を棚に戻しました。

 

 ガルパンだらけの空間ですが、何も買わずに出ました。その後、上図の場所へ行きましたが、再整備によって、劇場版にも登場していた噴水はすっかり無くなっていました。聖地スポットがまた一つ消滅していたのみならず、全体的に廃墟かゴーストタウンのような雰囲気が色濃くただよってしまっている、今回のアウトレット施設でした。なにしろ、テナントが入っていない空き店舗が多いのです。

 この大洗シーサイドステーション、今後は果たしてうまく存続出来るのだろうか、とちょっと心配になりました。下手な商業ゾーンでも、これほど寂れた感じには陥っていないと思います。  (続く)

 


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2 コメント

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高いですよね・・・ (黒青)
2019-02-26 22:32:54
消費税が5%のときは高くても税抜き9千円台のフィギュアをよく見かけましたが8%に上がってからは1万以上は当たり前で自分が知る限り1万7千円台のフィギュアもありました。それでも近々発売される1万2千円台のフィギュアを買おうか迷っていましたが自分が購入するのは主に海外メーカーのアクションフィギュアがメインなのでジャンルとしても購入は止めになりそうです。
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高いですな (ホシノ)
2019-02-27 00:10:06
正直言いまして、フィギュア関係はだんだんと高くなってるのかな、と思います。個人的にはねんとろいどやミニサイズ物がメインですが、それもやはり安くはないなと思います。

ガルパンのフィギュアは沢山出てすぐに中古市場にも流れるので、中古で買った方がお得な場合も絶対にありますね。
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