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インボックスジオラマ「けいおん部室」を作る その3 各部の設計と底板の準備

2018年02月07日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 インボックスジオラマ「けいおん部室」の基本設計図は、原寸大にてひきました。公式設定資料集を参考にして、各所のインテリア類の図も書き込みました。
 上図は、窓の部分の壁を上から下までと、長椅子の大体の位置と大きさを書いた部分です。壁は高さ12センチで、窓部分は3センチずつ三段で9センチ、下の板張り部を3センチとしました。長椅子は、上図では長さを10センチにしていますが、劇中では短く見えますので、8センチぐらいに縮めた方が良いかもしれません。
 サイズ比較のために、きゅんキャラ中野梓を置いています。

 

 HTTの「定位置」とも言える机4つと椅子、そしてトンちゃんの水槽の図です。いずれも大まかに描きましたので、机はちょっと大き目です。幅を5ミリほど縮めた方が、劇中のサイズに近くなりそうです。
 トンちゃんの水槽は、コーナー部を占めますので、壁パーツの支持固定の役目も果たすでしょう。今回のインボックスジオラマでは、柱を一切作らずに、壁で囲む形で立ち上げますので、内部にセットする家具類に支持材としての機能も持たせます。

 

 本棚のある壁の図面です。本棚は二段で、下段が上段より空間が広く、大型本が並べてあるのが劇中シーンでも確認出来ます。それで、上段の高さを2センチ、下段の高さを3センチとしておきました。
 劇中では、本棚の前にホワイトボードが立てられていますので、本棚自体はあまり見えず、ディティールもよくわかりません。適当に作るしかなさそうです。

 

 部室の北西部の張り出し部分です。奥のドアから倉庫および音楽室ステージに通じますが、今回は倉庫は再現対象外です。北西隅には琴吹紬がティーセットを入れている食器棚が置かれますが、これによって張り出し部の空間がやや狭い感じになりました。ねんどろいどぷち中野梓を置いてみると、やはり窮屈な感じになりました。

 

 劇中ではもっと空間が広くとられていますので、図に拡張案を描き足して、2センチ拡げてみました。上図の②案の部分ですが、この方が良い感じです。それで拡張案を採ることに決め、幅3センチのドアの位置もずらしました。
 東側の壁には、シンクがあります。そのタイル壁のサイズを3センチにしました。

 

 出入り口の扉の図です。劇中そのままのデザインで描きました。片面の幅を3センチ、高さは8センチとしました。扉は木材で作りますが、可動にしてみたいので、サイズを若干調整することになりそうです。上部の明かり取り窓も含めて、全て木材で再現する予定です。

 

 黒板の図です。上図では幅10センチ、高さ5センチで描いてありますが、後に劇中シーンをチェックして黒板の高さがもう少しある事に気付きましたので、5.5センチに直しました。

 

 以上が、基本設計図の概要です。とりあえず、この状態でジオラマ再現に取り組んでみることにしました。

 

 建築模型を作るにあたっては、実物と同じようにしっかりした基礎が必要です。それで厚さ5ミリの合板を使用することに決め、ホームセンターで購入して、39センチ×27センチのサイズにカットして貰いました。
 なので、基本設計図の輪郭線にピッタリ合っています。この範囲が、インボックスジオラマのサイズであり、このままカラーボックス内に収納出来るわけです。

 

 ねんどろいどぷちの中野梓を置いてみますと、けっこうな広さであるのに気付かされます。劇中の「部室」はもう少し細長くて東西の長さが目立ちますが、インボックスジオラマでは、横幅が限定されていますから、これで妥協するしかありません。計算上は、東西の寸法を約3センチほど縮めた状態が、今回の再現範囲のサイズになると思います。 (続く)

 


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