茨木市役所はワーキングプアをつくってはいけない その① 1194人が臨時職員で働いています。

兵庫一区　原　和美さん支援行動で　神戸六甲駅で

　問題になっている自治体・役所における官製ワーキングプア、茨木市で働いている臨時職員が置かれている状況について本会議質問しました。３回に分けて報告します。

一問目

〈１〉、官製ワーキングプアについての見解はどうか。

〈２〉、人事院事務総長の通知に対する見解は
　昨年八月に人事院事務総長から、国の非常勤職員の給与改善について通知が出され、そこには非常勤の給与は経験年数を加算することが挙げられていた。
　この通知は、国も非常勤職員が相当長期にわたって勤務することを想定しているもので、地方自治体としてもこの通知の趣旨を生かすべきことが最低限の義務と考えるがどうか。、

〈３〉、パートタイム労働法が2007年６月に改正され昨年4月施行されたが、同法の第四条（国及び地方公共団体の責務）の２に「地方公共団体は、前項の国の施策と相まって、短時間労働者の福祉の増進を図るために必要な施策を推進するように努めるものとする」とある。

①自ら雇用する短時間労働者の福祉の増進に対しても、改正パート労働法の趣旨を積極的に生かすべきであると考えるがどうか。

②またパートタイム労働法の改正を受けて何らかの対応をしたことがあるのか。

〈４〉、本市と雇用関係にある職員の分類は昨年4月段階でどうだったのか。
1、正規職員
①正規　　　
②再任用　　　
　
2、非正規
①臨時的任用職員このうちフルタイム（週30～37.5時間）、早朝・夕方のパート労働の方それぞれいくらいらっしゃるのか。

②このうち恒常的な雇用になっている方はどれぐらいなのか。

③またフルタイムの場合、平均年収はどれぐらいになるのか。

④非常勤嘱託員はどれぐらいいらっしゃるのか。

〈５〉、臨時的任用職員についての男女比、年齢別構成はどうなっているか。非正規職員の比率はどうか。


二問目

正規の人件費が2000年を100とすると2009年は81に減り、一方臨職の人件費は2000年を100とすると2009年は143に増えている。人件費を見るだけでも正規から臨職への置き換えが急速に進んでいる
　
166億4374万4千円の人件費（これは雇用主としての市の負担も含んでおり、賃金だけではないが）を、再任用90人を含む正規職員1851人に、フルタイムに近い非常勤嘱託員176人を含む2027人で割ると一人当たり821万円になる。一方、物件費内の賃金15億2452万円をフルタイム、早朝、こまぎれの方を含んだ場合の1194人で割ると128万円にしかならない。

①臨時職員でフルタイムの場合は年収200万に満たないワーキングプアになっていると思うがどうか。821万円と128万円は格差が大きい。この格差についてどう考えるか。

②人事院事務総長の通知、経験年数の加算を考えるべきだと思うがどうか。またパートタイム労働法の趣旨に沿って格差是正に努力すべだと思うがどうか。

　昨年４月１日時点における臨時職員の職種別人数
事　　　　　務　　253人
保　育　士など　　244人
用　務　員　　　 　75人
幼　稚　園教諭　 　47人
学童保育指導員 　115人
介 助 員　　　111人
司 書　　　55人
調 理 員 45人
校 ・ 園 務 員 27人
そ の 他 222人
合　　計　1194人


【昨日の動き】
　公民館の役員会議、慰労会。市の公民館切り捨ての一連の動きについて今週また集まることにしました。

　２週間以上に亘って腰痛がなかなか良くなりません。こんなことは初めてで、土曜日に自転車で動き回ったのが良くなかったのか、和らいできたと思っていたのに逆戻りしました。加齢に伴うものか議会が一段落したらチェックしなければと思っています。

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