参院選方針など５議案が採決され、本部方針が多数で可決されました。
42歳の岡崎彩子さんが参院選比例区を社民党枠で戦うことを決定し、決意が語られました。彩子さんは学生運動、労働運動の経験なし、マルクス・エンゲルスの古典に習熟しているわけでもない。
しかし今の社会は女が生きにくい、若者の貧困が深刻。生きにくい社会への怒り、それを変えたいとに対するは人一倍ある。
「女、シングル、それでも生きていける社会」を作りたい。候補者と同じ若者が圧倒的多数であり、必死に生きてきた姿は共感を得るのではと私は考えています。
岡崎彩子（さいこ）さんの挨拶
分断を乗り越え少しでも社会を良くしよう。
一番立場の弱い非正規労働者に寄り添い共に闘う。
平和憲法を守り戦争に反対します。
若い人と頻繁に話し学び、地域でのつながりを大事にしてきました。
そのような姿が私の基本になっています。
新社会党を勝たせるために力一杯頑張ります。
コロナ禍で益々悪くなる女性の処遇、
私たちが声を上げなければ、誰も代弁してくれるわけではありません。
コロナ禍で心底考えさせられました。
そのようなことで、私は出馬を決意しました。
経験も経歴も無く至らない点ばかりですが、精一杯頑張ります。
若い党員から岡崎彩子さんへの応援アピールが次々と。
岡﨑彩子プロフィール
新社会党青年女性委員会代表
・1980年、明石市生まれ
・神戸市立葺合高校英語科卒業
・神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業
・2009年から新社会党兵庫県本部に勤務
総務・財政を担当する一方、党県本部青年委員会や女性委員会の事務局を
務めながら、広く平和や憲法を生かすための市民運動をはじめ、青年運動
や女性運動にかかわる。
・2021年から新社会党兵庫県本部書記次長に就任
「おんなシングル、それでも生きられる社会を」
ロスジェネ世代として、雇用問題やジェンダー問題をはじめ、さまざまな困難を経験しながら、どんな弱い立場の人でも人間らしく働き、生きられる社会への変革をめざして活動してきました。
また以下の決議も満場一致採択されました。
ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、平和的解決を求める決議
ロシア軍は 2 月 24 日、ウクライナに侵攻し、首都キエフを含む複数の都市で軍
事施設などを攻撃した。ロシアのプーチン大統領は攻撃に先立ち、「独立」を承認
したウクライナ東部二州の「政府」からの支援要請により「ウクライナを武装解除
し、ロシア系住民を抑圧した人物を裁く」と語り、「ウクライナの占領は考えてい
ない」と表明した。また、この侵攻にあたり、ロシアが核兵器大国であることを誇
示し、威嚇すらした。これらは明らかに平和への挑戦である。
一方米国は、核と軍事の行使と威嚇で米国中心の国際秩序を強要してきた。虚
偽の情報で 2003 年にイラクに侵攻し、地域紛争とテロの悪循環を生みだした。米
国は「すべての責任はロシアにある」と糾弾するが、ソ連崩壊後、米国を盟主とす
るNATOはロシア周辺への軍事的包囲網を拡大してきた。ウクライナとは歴史
的に密接な関係にあるロシアは、NATO非加盟の確約を米国に求めたが、「どの
国にも加盟の自由がある」と米国は拒否した。その間ウクライナは米ロの間で引
き裂かれ、双方からの武器援助により8年にわたる内戦を強いられた。
新社会党は、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、直ちに撤退を要求する。同時
に、すべての関係者が即時停戦し、各国がNATO加盟方針の見直しをもとに外
交努力を継続することを要求する。
新社会党はウクライナ危機を奇禍とした日本の改憲勢力の策動を許さない。自
民党や維新はNATOを「弱腰」とし、「台湾有事」や「北方領土問題」にひきつ
けて「防衛力強化」を喧伝している。岸田首相も「アジアの秩序にかかわる事態」
と強調する。
しかしウクライナを一帯一路の要衝とする中国は、NATO拡大には反対だが
「各国の主権と領土保全を尊重し」て「対話と協議」を希望している。ロシアの軍
事侵攻を支持しているわけではない。ウクライナ危機に乗じた台湾侵攻などあり
えない。
平和憲法 9 条を持つ日本こそ、冷静に事態を見定め、「武力で平和は創れない」と世界に発信すべきである。
以上決議する
2022年2月27日
新社会党第27回全国大会
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