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後、その他なんかあれば・・・

91日目:フランクフルト1日目。-フランクフルトを観光し、お金について考える-

2014-08-21 02:16:41 | 旅行
○フランクフルトを観光する

9時半くらいに起き、朝ご飯を食べ、12時くらいまでゆっくりして、それから観光を開始した。

ちなみに朝、同じ部屋の日本人旅行者であるタナカさんという方と友達になった。
タナカさんはフランクフルトに来たばっかりで、これからトルコなどを旅行されるそうだった。
色々情報交換なども兼ねて、夜に一緒にご飯を食べにいくことになった。
ドイツで一緒に飲む人が今までいなかったので、そんな飲みにいける人が初めて見つかって嬉しかった。

そんなんで観光を開始して、まず最初に「マインタワー」を呼ばれる、高層ビルに行き、その屋上からのフランクフルトの景色を見た。
入場料は6.5ユーロだった。
54階の屋上から眺める景色はとても良かった。フランクフルトの街並みはとてもきれいで近くにはミュンヘンにはない高層ビル、ちょっと離れたエリアには昔ながらのキレイな建物、そして、教会や広場など、有名なスポットを上から眺めることができ、ここで大まかなフランクフルトの地理を掴むことができた。
遠くには森や住宅地などが見え、本当にキレイな眺めだった。


フランクフルトの街並み


スーツ姿の人たちが多い


マインタワー


マインタワーからの眺め


その後はフランクフルトの街をぶらぶらと散策していた。
フランクフルトは金融街で、ここにドイツの日銀にあたるドイツ連邦銀行、そしてユーロを統括する欧州中央銀行というのもあるらしい。
東京程ではないが、ビルが建ち並ぶ街というのは今まであまり見たことがなかった。フランクフルトのオフィス街はきれいで、東京の西新宿辺りをちょっと思い出した。そしてスーツ姿の会社員がとても多い!!
トルコでもイタリアでも、またミュンヘンでもスーツ姿の人はあまり見て来ていなかった。しかしここに来てスーツ姿の人々を見て、日本では当たり前の光景なのだがなぜかめずらしさ感じてしまうのでした。

そしてスーツを着た欧米人はとてもカッコいい!日本人が着るのとはまた違うカッコ良さ、というかこっちが本場のカッコ良さなのだが、スーツ来たビジネスマンってカッコいいんだな~と感じた。
やはり欧米人のスーツを着たカッコいい雰囲気は日本人には出せないんだなと思った。
また世界的な大財閥、ロスチャイルドもここで財を築いたらしい。まさに世界的な金融の発祥地。このフランクフルトを中心として、世界的なお金が回っていると考えると、なにかちょっとすごい都市に来ているんだなと思った。


○お金について考える

そんなフランクフルトを歩いていて、ふとお金のことを考えた。
お金とは何だろう。お金にはどのような価値があるのだろうと思う。
お金、それ自体はただの紙切れで、価値のないものにも思える。
お金はただの紙切れだが、なぜそこまでの価値があるのだろう。

お金とは何だろうか?価値の尺度なのだろうか?
お金=価値と考えるとすると、お金を持っていることは価値があることなのだろうか?
そうするとお金持ちは価値がある人ということか?

そもそも価値とは何なんだろうか?
幸せには価値があるものなのだろうか?そしたらお金持ちは幸せということになる。
でも自分はそうは思わない、お金で幸せを買えるとは限らないし、お金持ちでも何か満たされてない人は普通にいると思う。
お金では愛や幸せは買えない。そうすると、愛や幸せは価値がないものと言えるのか?

女性や車はお金で買えるが、幸せや安らぎはお金では買えない。この違いは何なんだろうか?
「楽しみ」はお金で買うことができると思う。しかし、「悲しみ」はわざわざお金を出して買う人はいない。
楽しみは価値があり、悲しみは価値がないということなのか?ここについても腑に落ちないことがある。
悲しみにも価値がある場合もある気がする。

そうするとお金=価値ではないような気がする。
キレイな女性には価値がある。若い女性には価値がある。イケメンの男性には価値がある。
ファッションには価値がある。食べ物には価値がある。
車で移動するには価値がある。旅行に行くことには価値がある。

でもお金に代えられない価値もあると思う。買えるものはマ○ターカードで。といった前にCMでやっていたキャッチコピーもあるが、まぁこのコピーもある意味正しいことを言っていると思う。
朝早く起きて清々しい時間を楽しむこと、沈み行く太陽を見ること、山を見るのを楽しむこと、これらはタダかもしれないが、価値があると思う。

お金の本質、それは「満足した結果の対価」なのではないかと考える。
人がこれをしたい、あれをしたいと思う。そのやりたいことを誰か他の人やものにやってもらって満足した結果が、お金の移動になるのではないかと思う。
タクシーを利用し、その結果、行きたい所まで移動できた。その満足の結果がお金として支払われる。
食べ物を食べたい、それを作ってもらって食べることができて満足。その結果がお金として支払われる。
旅行で行きたい所に行けた。見れたいものが見れた。その満足の結果がお金として支払われる。

逆をいうと、お店に入って料理に値段が書いてあるのは、この価値を払ってくれれば、満足させますよ。という意味になるんじゃないだろうか?その価値を払って満足できないと思ったらそもそも人はその店には行かないだろう。
なので、お金の移動が発生するのは、何かやりたいことがあり、それをやってもらってその人が満足した時の対価。いわばお金は満足を作り出すもの。こう考えるとなんかすんなり入ってくる。
満足している人はお金はいらない。そんな逆説もなんか合っている気がする。

お金の移動も、いいお金の移動と悪いお金の移動がある気がする。
満足の対価として支払われたお金は、いいお金の移動。
満足の対価として移動していないお金は、悪いお金の移動。例を言えば、ぼったくり、スリ、ギャンブル、横領、など色々。
これらの悪いお金の移動によってお金を持っている人は、あまり幸せになれないような気がする。
いいお金の移動によってお金を持っている人は、幸せややすらぎのためにお金を働かせることができるような気がする。

そんなんで長々となってしまったが、ちょっとまだ明確な結論は出ていないが、お金について、若干悟りを開いたような気がしました。


○ゲーテハウスに行く

その後、マインタワーから近い、「ゲーテ広場」という所辺りをふらふら歩いていて、いい感じに見つけた店に入る。
ウェイターさんから、スペシャルメニューというものを薦められたが、ちょっと高かったので他のを頼もうとしたら、2ユーロも負けてくれたので、そのスペシャルメニューを頼んだ。
そしたらデカデカとしたポークリブが出てきた。あまりにデカいのでどうしようかと思ったが、何とか頑張って食べることができた。
しかもめちゃくちゃうまかった。一緒に頼んだビールもとても合う。


ランチに飲んだビール


ランチに食べたポークリブ


てかドイツ料理はあまりおいしくないという事前情報を聞いていたのだが、誰だそんなことを言ったヤツは。
ドイツ料理めちゃくちゃうまいじゃないか。ボリュームもあるし、マジでおいしさはイタリア料理のおいしさに負けないくらいおいしい。
ポークリブとビールで11.3ユーロ。チップを入れて12ユーロで食べることができたが、これは本当に満足だった。
日本で食べたら3000円位の値段はすると思う。本当にドイツに来て食べるドイツ料理はだいたい当たりが多い。

夕方もまたここに来ようと思って、店を出て、近くのゲーテハウスに向かった。ちなみにランチを食べた店は「Leib & Seele」という店だった。地球の歩き方にも載っていない結構穴場の店だと思う。
その後ゲーテハウスで入場料の7ユーロを払い、色々見ていた。ドイツの文豪ゲーテは、ドイツではかなり国民的な人気があるらしい。ちょっと自分は「若きウェルテルの悩み」しか見ていないのだが、あまり良さが分からなかった。
日本で言うと村上春樹あたりだろうか?村上春樹の良さは分かるのだか、ゲーテの良さはあまり分からないので、もうちょっとwikipediaで調べてみようと思った。


○フランクフルトの裏の顔を知る

そんなんで、博物館とゲーテが住んでた家を観光していたが、中々面白かった。
16時半くらいに出てきてタナカさんとの約束もあったので、ぶらぶらフランクフルトの宿の方に帰っていった。
ちょっと宿の周りをうろついてみたのだが。このフランクフルト、宿の辺りの駅前はすごく怖いことに気づいた。


ゲーテが住んでいた家


キッチン


かまど


スーパーマーケット


オリープが売っているお店


ドイツは風俗が合法で、このフランクフルトの駅前が大きな風俗街となっていたのだった。そこら中の看板にEROSやS○Xなどの看板があり、アダルトショップもたくさんあった。さっきまでいたゲーテ広場の辺りはすごくキレイで、本当に銀座のようなキレイさと優雅さがあったのに、駅前に来るとまじでたむろしている人たちが結構いて怖い。
昨日宿に来るまでは全然感じなかったのだが。今日初めてここでフランクフルトの裏の顔を知りました。
ネットで調べてみても駅前は本当に治安が悪いということが書いてあった・・・
華やかに見える金融街の裏の顔。。。そういう表と裏の二面性が普通に同居しているここはまたすごいと思う。

ちなみにミュンヘンも駅前はカジノとかがけっこうあったが、ここまであからさまではなかった。
今思うとミュンヘンはお上品だったなって思う(笑)

その後、タナカさんと宿で合流し、18時半からまた昼間行った店に行き、夕食を食べた。
初めてドイツで他の人と一緒に飲むことができた!人と一緒に飲むビールはまた格別。そしてご飯もおいしい。
特にここドイツで食べたポテサラ。ミュンヘンで食べたヤツもそうだが、ピクルスが入っていて恐ろしい程においしい。
これマジで日本にもって帰りたいと何回も連呼し、色々話しながら2時間くらいいたと思う。


タナカさんと飲む


超絶ビールに合うポテサラ


その後は宿に帰って休んでいた。
寝る時に耳を澄ませてみると本当に外がうるさい。
宿の前には夜を楽しむ人たちが色々道を行き交っていた。
フランクフルト、マインタワーの上から見た街並みは美しく、いい街だなーと思ったが、こういう夜の顔を見てしまってはちょっと台無しだった。。。でも治安以外の所は本当にいい街だと思います。長谷部と乾も住んでるし(笑)

そんなんで、フランクフルトの1日目は以上☆結構色々楽しめた1日でした。
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