風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ナンキンキノカワガが繭を作り始めました!(実況中継)

2019年09月11日 | 蛾の観察や飼育
昨日の夜10時頃、ナンキンキノカワガの幼虫が葉から離れて、ケースの中をウロウロし出しました。


そろそろサナギになるのかな?
本当は木の枝を用意するつもりでしたが、念のために、割りばしを立てておきました。


今朝、飼育ケースの中を見たら、昨日まできれいなグリーン色だった幼虫が茶色っぽく変色して
ケースの底で繭を作り始めていました。
よく見ると、割りばしではなく、ドライフラワー用のオアシスを繭の材料にしています(。・Д・)ゞ


ドームの基礎部分がもう出来ていましたが、材料のスポンジは、押すと粉みたいになってしまい強度が無いので
どうしようか迷いましたが、オアシスを取り除いて、代わりに木の枝をそばに置いてみました。
午前8時12分。


幼虫はしばらく思案していたけど、すぐに枝を調べ初め、結局材料を割りばしに変更する事にしたようです!
場所を移動して、最初から作るかと思ったけど、そのまま午前8時30分、工事再開です。


みるみる間に、スポンジの土台に、割りばしの層が積み上げられていきます。
サナギになるのに、タイムリミットがあるのかな?仕事が早いです!


静かにしていると、割りばしを食いちぎる、バリッという音が聞こえてきます。
アシナガバチの巣も、材料は木材ですが、ハチは木の表面をガリガリ削り取っていきます。
キノカワガの繭も、そうやって作るのだと予想していましたが、実際はちぎって貼る、と違っていました。
10分後、8時40分。


9時5分。
基礎部分を、内側から押し上げるように伸ばし始めました。
糸で紡いだ布のようになっていて、伸縮性がかなりあるようです。


最初に見た時からここまで、約1時間です。
よそ見していると、どんどん工事が進んでいます(^^ゞ
狭い繭の中で、器用に体の向きを入れ替えて、足りない部分に材料を足しています。


脱皮してサナギになる幼虫は見て来たけど、こうして繭を作る様子を観察するのは初めての体験です。
こんな小さな昆虫の中に、物作り(造り)の能力が本能として備わっているなんて・・・
引き続き、完成までの工程を観察します(^^)







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