風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

年末に出会ったツマグロヒョウモンの幼虫

2022年01月25日 | ツマグロヒョウモン
2021年12月30日、仕事納めの日のお昼休みに
職場の花壇を見てから、ちょっと歩道に出たとき
向こうからズンズン歩いてくる幼虫に出会ってしまいました。
「つ、つまぐろさん・・・」こんな時期にどこへ行くの?

わき目も振らず進んでくるツマグロさん・・・
すれ違うまでのほんの数分間に、心の中で葛藤が始まりました。
「目的があって、歩いているんだからそっと見送ろう」
「いやいや、この歩道は犬の散歩や、チビッ子の自転車が多いから危険だよ・・」
あ~、どうしよう(´A`)

踏まれてしまうのも運命なら
私のうちに連れて来られるのもこの子の運命だと
都合のよい判断をして、歩道から拾い上げてしまいました(^^ゞ
車に積んである「拾った子専用」の紙コップに入れて、午後のお仕事に戻りました。

お客さんのおじさんが「それうちの庭にもいっぱいいるけど、なに?」と聞くので
こんな姿をしているけど毛虫と違って毒はないし、美しい蝶になるのでどうか見逃してあげてくださいと言うと
庭のなんだか勝手に生えてくる草(たぶんスミレ)を食べてるから放ってあるとのこと。
そうか~、これは蝶だったのか。大事にするわ、と言ってくれました(#^.^#)


12月30日の夕方5時。
仕事が終わってうちに連れてきたのはいいけど、さてエサはどうしよう?
庭のスミレはもう枯れちゃってるし・・・
あ!!なーんだ!ビオラでいいじゃない!(笑)
ということで、先日買ってきたビオラの苗をあげる事にしました。


大きな飼育ケースをひっぱり出してきて、ビオラの鉢を入れて新鮮な葉のうえにツマグロさんを乗っけました。
ゆっくり、たくさん食べてね。
幼虫のエサを確保できた安心感のあと、夕飯の支度にとりかかりました。
年末なのですが、平日とまったく変わらない我が家です(^^ゞ


翌日様子を見てみると、葉をひと口だけかじった跡があって
ひと粒だけフンをしてありました。
寒いから食欲がないのかな?
よくよく思い出してみれば、ツマグロヒョウモンは沢山育てたけど
それはみんな、暑い夏の事でした。
8月のツマグロさん。

真夏にスミレの葉を集めるのが大変だった記憶があるけど
旺盛な食欲のあと、蛹になって順々に蝶になって飛んで行きました。
初めての越冬、ツマグロヒョウモンはどうすればいいのか?
食べるのを拒否して、飼育ケースの蓋にぶら下がって動かなくなってしまいました(ll゚д゚)


もしかしたらと思って、検索してみたら
市販の花の苗は、農薬が抜けるまで1ヵ月くらいかかるらしくて
だから食べなかったのかな?本能すごいです!
秋に植えた鉢植えに取り換えて、また様子をみていたら
葉と、花びらがちょっとかじれていました(^-^)ゝ


調べたらツマグロヒョウモンは、幼虫で越冬するとありました。
年が明けても変化はなく、ビオラの葉の中にいたりフタにぶら下がっていたり
どうしたいのか、分からないような行動で静かに動いていましたが
ある日、最後の脱皮をしてサナギになっていました。


アゲハチョウはサナギでの越冬は経験があるけど
ツマグロさんは初めての経験です(。・Д・)ゞ
幼虫はマイナス5度まで大丈夫らしいけど、サナギは?
中身が液体だから凍ってしまうかも(アゲハも同じだけど、心配(。・Д・)ゞ)
数年前に真冬に羽化して、行き倒れていたツマグロさんを拾ったことを思い出して
春になるまでサナギでいてくれるには、どうしたら良いのか
どこに置けばいいのか迷って更に調べたら、昼と夜の温度差がないような場所がベストなようで
とりあえず、ベランダで待機です。
鉢植えのビオラさんは暖かい日の当たる場所にいたいでしょうから、植え替えをしようか思案中です。

無事に冬を越して、春に蝶になった姿で再会できると嬉しいです。



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