風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

アシナガバチの巣 2020年 ⑤/生き延びていたオス蜂たち

2020年09月03日 | アシナガバチの巣
セグロアシナガバチが
春に巣を作るところから、晩秋の巣立ちまでを
毎年観察しているのですが
今年は、働きバチが生まれる前
数匹生まれた初期の頃で、アリに襲われて
ほぼ全滅してしまい気落ちしていました(´A`)


でも、きっとどこかで、逃げていったハチが
巣を作りなおしているはずとだと思って探していたところ
先日、庭のメダカの鉢に、アシナガバチが水を飲みに来ていました。
どこから来たんだろう?飛んでいく後を走って追いかけて行ったら・・・
とうとう巣を見つけました\(^o^)/


朝晩、水まきをする庭の水栓のすぐ上です。
ブラックベリーのツルが
ゴチャゴチャ絡まっている茂みの中に
ハチが消えていって、見るとそこに巣がありました!


すぐそばで毎日、ホースを出したり、巻いたり
水を使うたびにゴゾゴゾしていたのに
気付かなかった自分も凄いけど
攻撃してこなかったアシナガバチも凄いです。


写真を撮るのも、望遠じゃなくて
カメラを巣にできるだけ近づけて、接写しました。
すると、顔が白っぽいハチがいるのがわかりました。
調べてみると、セグロアシナガバチの「オス」でした!


もうオスが産まれていたのですね!
ボロボロだけど、次世代のハチが生まれたなら
この巣は、生き延びた、成功したと言えるのかな。
新女王もいると思いますが、働きバチと見た目の区別がつきません。


生き延びていてくれたのは嬉しいけど
見るたびに、巣が崩れて小さくなっています。
スズメバチに襲われ続けているのかな?
でも、もう獲物になる幼虫はいません。


今日、庭で餌を運ぶ働きバチを見ました。
夏に産まれたオスバチは、自分で餌を狩ることはせず
働きバチに養ってもらって、一か月ほど何もせずに過ごします。
次期女王バチも、この中にいますが
働きバチとの違いが私には分かりません。

***
去年の観察では、庭からすべてのアシナガバチが居なくなったのは
11月の半ばでした。
9月になったばかりの今から、まだ2か月ちょっとあります。
こんなことも、初めてです。
生きものを続けて観察していなかったら
その年の異変とか、変化には気付かなかったかもしれないけど
今年も最後まで、観察を続けたいと思います。

コメント (2)
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