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農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

原敬句碑

2018-04-29 22:01:18 | 
4月29日、今日は昭和の日。
一時期「みどりの日」なんて祝日でしたが、
昭和天皇の誕生日だから昭和の日なんですよね。

ところでビッグコミックオリジナル誌に連載中の、
「昭和天皇物語」には大正時代半ばに総理大臣だった
原敬(はらたかし)が出てきます。


若く優秀で、「平民宰相」として当時国民の人気が
非常に高かったそうです。


その原敬の句碑が高館山の中腹にあります。

なぜこんなところに立派な句碑が建立されたのでしょう。
かねがね不思議に思っていました。






句碑背面の説明文を読んでみますと、
原敬と加茂の関係が明らかになってきます。

彼は青年時代カトリック神学校に学び、
フランス人宣教師の学僕になりました。

19歳のとき故郷盛岡から新潟の教会に赴く際に、
加茂港を通過、旅籠伊藤達右ェ門に3日間滞在しました。

そして大正6年(総理大臣になる1年前)、
鶴岡で開催された立憲政友会東北大会に出席、
翌日加茂港に立ち寄って往時を偲んで詠んだのが、
句碑になった「秋の蝶」だったのです。
(句の銘盤は達筆すぎて読めない・・・)

この立派な句碑は有志によって、昭和38年に建てられました。


当時の高館山はドライブコースとして整備され、
観光客が訪れる人気スポットでした。

中腹の東屋の脇に句碑があります。


ここからは加茂の集落と港が一望できました。

今は訪れる人はまばらですが、
原敬の句碑は海風に吹かれながらひっそりとたたずんでいます。





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