今年の春頃にBSプレミアムシネマで放映され、
お盆に観ようと思って録画していた「ゴッドファーザー」「partⅡ」「partⅢ」の3部作。
気が付いたら家族に消去されてしまっていました。
仕方がないのでDVDをレンタル。
長編の3作ですが面白くて一気に観てしまいました。
シリーズを初めて観たのが「partⅡ」。
一人で積極的に映画館に通えるようになった高校1年のときの春、
上映館は当然グリーンハウスです。
同時上映はMGMミュージカル映画の歴史を名場面をつないで振り返る
「ザッツ・エンタテインメント」でしたね。
「ザッツ・・」の面白さにも大いに興味を惹かれ2回観に行った記憶があります。
「partⅠ」は公開当初から話題となりましたが、
映画館にかかったときはまだ中学に上がるかどうかの時期で観に行っていません。
高校2年の年に毎週欠かさず観ていた水曜ロードショーで放映された記録があるので、
今回観た映画の何シーンかが、以前観た記憶としてよみがえってきました。
「partⅡ」から16年後、「partⅢ」が製作されて公開されていたのは知りませんでした。
イタリア系アメリカ移民の家族の栄光と悲劇の壮大なドラマ。
ファミリーを継いだマイケル(アル・パシーノ)の家族愛と苦悩の一代記とも言えます。
ゴッドファーザーとは、マフィアのボスまたはファミリーのトップへの敬称なのですが、
本来はカトリックでの洗礼時の代父(名付け親)という意味なのだそうです。
洗礼時の代父、代母は第二の父母であって、
後見人的な存在として生涯にわたり関わりが続きました。
「partⅡ」の写真のポスターは当時の雑誌ロードショーの付録です。
今でも車庫の壁に貼ってあります。
この映画のシリーズタイトルには糸で操るような手が描かれています。
血縁に勝るとも劣らない名付け親と子の縁。
その強い絆が時によっては傀儡にもなる危うさと、
反発されるもろさを含んでいるのでしょうか。