農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

稲刈り再開

2019-09-30 23:56:11 | 農作業
明日から10月だというのにどうしてこんなに暑いのだ?
週末にやってきそうな台風18号。
台風が通り過ぎるまでは連日夏日になる予報です。

暑さ寒さも彼岸までじゃなくて、
暑さは10月初めまでになりそうです。

コンバインの大修理(排出オーガの螺旋を交換)を終え、
午後から稲刈り再開できました。

明日には飼料用米のふくひびきを刈り終えて、
つや姫の収穫に移れそうです。

なんとか台風が来る前に、すべてのつや姫を収穫してしまいたい。
残りは有機コシヒカリ。
それも10月10日ごろまでには、
稲刈り終了できる見通しが立ってきました。

ありがたいことに収量は過去最高になりそうです。


深草逍遥 キャンパス界隈編

2019-09-29 20:06:05 | 
先日の出張の際途中下車した京都。
京都は40年前に、学生時代を過ごした町でもあります。
その学校があった伏見区深草界隈を、
実に30数年ぶりに歩いてみました。

当然ながら40年の歳月で町は様変わりしていました。
そんな中にもほんの少し当時の痕跡を見つけることが出来ました。
今日はそのレポートを。




地下鉄南北線で「くいな橋駅」下車。
この地下鉄は昭和63年開業なので、
当時まだこの駅はありません。

ちなみに水鶏橋(くいな橋)とは、
ここのすぐ西を流れる鴨川にかかる橋の名前だそうです。
地名としてはあまり浸透していなかったと思うのですが、
駅名は公募で決まったそうです。


駅を出て道路を挟んで北側にあるのが職業訓練校。
当時、友人のサクライがここに住み込みで夜間警備のバイトをしていました。
校舎は建て替えられて新しくなっています。


大学がある東方面に進みます。
周辺にはスーパーやホームセンターが出来て
明るい雰囲気の町に変わっていました。


竹田久保町の交差点から南進車線。
南東の一角には大学の新しいキャンパスが広がっていました。




正門をくぐって大学の深草キャンパスを覗いてみましょう。


うーん、なんだか新しくて立派な建物が林立しているぞ。


右手(東側)には当時あった図書館の面影が・・・

学園祭ではこの辺に特設ステージが組まれて、
ワンダーフォーゲル部ではにわか作りの劇団「マタンキ座」公演をやったっけ。


この池も当時ありました。

夏合宿前のトレーニング打ち上げ時には、
トレーナー(部員の互選)を感謝をこめて(?)この池に皆で投げ入れました。
(3年時にはトレーナーだったので被害者に)


奥(北側)の方に進んでいきます。
深草キャンパスの北隣は警察学校です。


北東方面には京阪電車の深草駅からの連絡通路があったはず・・・


ありました!
駅方面とキャンパスを繋ぐ歩道橋は昔のままみたい。


ただしキャンパス内の入り口にスタバがあったのにはびっくり。
お洒落だなあ。


正門に戻って、道路南側に見覚えのある建物がありました。
クラブのBOX(部室)が入っている紫朋館(しほうかん)が残っているではないですか。


紫朋館西側の入り口も当時のままです。
ここから建物に入ってすぐ右側に事務室があります。
2回生の時はクラブ選出で事務当番(アナウンスなど)をやったことがあります。

ワンゲルのBOXは2階だったか3階だったか北側にありました。
今でもあるのだろうか?
いや何年か前にワンゲル自体活動していない(廃部?)
という話を耳にしたこともありました。
ちょっと入ってみて警備員の人に聞けばよかったなあ。


紫朋館裏手(南側)にこれまた懐かしい公園がありました。
砂川児童公園です。


当時ワンゲルの部活でここでテント設営の訓練をやったことがあります。
ポールを組んでペグ(杭)を打つ旧式の家形テントです。

一心不乱にテントを建てたり撤収したりしていたら、
近所のおばちゃんから、
「あんたたち、ここでキャンプしたらアカンよ」
と注意されたのを覚えています。


紫朋館から東に進みます。
当時この辺にはたしかラーメン「どさん娘」があったような・・・


師団街道の交差点。
当時住んでいた学生アパートがあったのはこのすぐ先なので、
この交差点の横断歩道はおそらく何百回も渡ったことでしょう。


その前に師団街道を南側に回り込んでみましょう。
深草西浦町です。


そうしたら・・・


・・・むむむー、この2階のシェードが張られた間取りには見覚えがあるぞ・・・


この階段はもしかして・・・!

1階の不動産屋から出てきた、気さくそうなご主人に尋ねてみました。

「あのー、だいぶ前に学生だったんですが、
 ここの2階は喫茶店でしたよね?」

「そうそう喫茶店でしたよ。お店は3回変わったかな」

「ヒマール(という)」

「ヒマールは2回目のお店やった。一番長く営業してたんとちゃう。
 宮本さん亡くならはったもんね」

ヒマールは当時ワンゲル部員が入り浸っていた喫茶店。
オーナーの宮本さんは現役をちょっと退いた感じの女性登山家でした。
姉御肌で気っ風が良く、僕らみたいな甘っちょろい学生にもビシバシと
意見して叱咤激励してくれました。

初夏、祇園祭の宵山になると、ワンゲルの部員を総勢引き連れて、
四条の東華菜館でビールを振舞ってくれたりもしました。
残念ながら四十路を過ぎて間もなく亡くなったと風の便りに聞いていました。

ヒマールの宮本さんのことはいつかまた書こうと思っています。

「ここ1階はたしか内装屋さんでしたよね?」
オホーツクのマサと一緒に内装のバイトをしたことがありました。

「そう、今でもこの建物の裏手に会社があるよ」
なんだか次々と昔のことが解ってきて嬉しくなりました。


さあいよいよ深草綿森町にあった学生アパート跡地を訪ねてみましょう。
プラタナスの街路樹の坂道を登ってすぐ右手です。

ここのプラタナスはある有名な歌に出てきます。
深草の住人だったフォークシンガーはしだのりひこが、
名曲「風」で、
「プラタナスの枯れ葉舞う 冬の道で
 プラタナスの散る音に 振り返る」
と歌っています。
(と勝手に思い込んでいるのですが・・・)


この路地の向こうがそう。

当時、路地入り口には喫茶ケントンがありました。
インベーダーゲームが流行ったころです。


ここです。
ここに当時住んでいた学生アパート「大誓寮(たいせいりょう)」がありました。

大誓寮はトイレ、炊事場が共同ながら新築の快適な2階建てアパートでした。
1、2階とも6畳間で10部屋ずつあった寮の、
私たちは1期生になります。
ここで一緒になったメンバーにはなぜかお寺の息子が多く、
北海道のアベちゃんや広島のクマガイなどとは
いまでも親交が続いています。

なにより学校まで至近距離だったこともあり、
よく学校帰りの悪友たちのたまり場になりました。

その敷地に今はなんと4件の住宅が建っています。


北隣に接していたママチャップのおばさん宅は残っていました。
しかし洗濯干し場として開いていたわずかのスペースさえも
跡形もありません。


おばさん(お元気でしょうか?)の家は左右の
新築建築物に挟まれて窮屈そうです。


藤ノ森のダイエーに買い物に行くとき通った路地。
この路地の正面は南向きで日当たりが良く、
2階の部屋は大誓寮でも一番の人気部屋でした。

1期生ではマツミヤさんという先輩が入居していて
フロアに自前で畳を敷いていたのを羨ましく見ていました。


プラタナスの坂道に戻って東に進んでみましょう。
坂の頂上は橋になっていて、下を深草疎水が流れています。
よく考えたら顕著な天井川です。

橋の手前には立派なフィットネスジムが。


向かいには当時中華料理屋(ラーメン屋)がありました。
名前は満腹亭?

そのほか坂の途中には居酒屋の志ら川や、
1皿いくらの定食屋、○○食堂などが学生の胃袋を満たしてくれました。


京阪深草駅方面。


疎水に沿って走っているのが京阪電車です。
大阪淀屋橋から京都の繁華街三条を結んでいました。
(現在は七条手前から線路は地中化して叡山電鉄と接続する出町柳まで路線は伸びています)


橋(坂の頂上)から西(大学方面)を振り返る。


疎水沿いを南下します。
疎水の流れは意外と幅がありました。

この流れはどことどこを結んでいるのか?
琵琶湖疎水の流れのひとつ?
もしかして秀吉の伏見城築城の際の町割りにも関係している?


またまた懐かしいものを見つけました。

疎水沿いに建つアパート「サンソイル」です。
ここにはクラスメイトの九州福岡出身ササエがが住んでいました。
宮崎都城のキョウヤマもいたなあ。
彼らはその後、大誓寮に引っ越してきます。






疎水から東に下って南北に延びる直違橋(すじかいばし)通りに出ました。
ここは以前活気ある商店街でした。


またまた懐かしい物件を発見!
当時もあった居酒屋「近善(ちかぜん)」です。
代替わりはしたはずだろうけど、まだやっていたんだ。
一杯やりたいなあ。


この角のお菓子屋も昔からやっていた風情です。

しかし通りに以前のような賑わいはありませんでした。
お店が少なくなったのも時代の流れなのでしょう。

(逍遥はさらに続く)








コンバイン故障で作業中断

2019-09-28 22:07:50 | 農作業

もう9月も終わりというのに高めの気温。
今日も半袖で作業していました。

明日から(夕方から降り出しました)雨という予報だったので、
あと180aの飼料用米を刈り取ってしまおうと
出かけたのですが、まさかのコンバイントラブル。
排出オーガの故障で機械は入院(機械屋さんで修理)してしまいました。
まあしょうがない。




その代わり昨日まで収穫した飼料用米を600kg×18袋出荷しました。
アイオイさんありがとうございます。

仕事が早く終わったのでテレビでラグビー観戦。
日本、アイルランドに堂々と勝利しましたね!
これでまた応援に力が入ります。

今週もめいっぱい忙しい1週間でした。
明日はお休み。
地域のグランドゴルフ大会もありますが、
いっそ雨で中止になってくれたら
子どもたちを映画にでも連れて行きたいと思っています。
映画、しばらく観ていないなあ。

世界陸上ドーハ今夜開幕

2019-09-27 21:33:11 | スポーツ

ラグビーワールドカップも良いけれど、
2年に一度のお楽しみは世界陸上です。
世界陸上2019ドーハは今夜開幕します。

今回もTBSが生中継。
ほとんど種目が予選から観られるのが凄い。
キャスターの織田さんと中井さんのコンビは
アテネ大会から12大会連続22年目だそうです。

一時派手なキャッチコピーで選手を紹介する嫌いもありましたが、
陸上フアンを増やした功績は大だと思います。

今大会の注目はやはり男子100mの9秒トリオでしょう。
ぜひ決勝まで勝ち残って貰いたい。
リレーもしかり。

MGCが終わったばかりなので長距離の布陣は
ちょっと物足りないけれど、
カンバックした新谷仁美がどんな走りをするかとても楽しみ。

初めての中東開催。
ドーハって東京より暑い!(らしい)
こりゃ選手は大変だ。

新米の出荷

2019-09-26 22:15:06 | 日記

令和元年産新米の出荷が始まりました。
冬眠米のひとめぼれは発送して。


玄米のはえぬきは舟形の大場さんが
毎日集荷のトラックを寄こしてくれます。

しかしこれらは全て掛売り。
代金回収までしばらく時間がかかります。

一方一番早く代金をいただいたのが屑米。
1500kg出荷して業者さんからすぐその場で現金を頂きました。
いつもニコニコ現金払い(受け)って名言だなあ。

かんぽの郷3月で営業終了

2019-09-25 21:09:23 | 温泉
酒田飯森山温泉かんぽの郷。
自宅から一番近い温泉でした。

事業見直しの波はここにも及んできたようです。
来年の3月いっぱいで営業を終えると伝えられました。
またひとつ身近な温泉が消えてしまいます。
残念ですねえ。

開館が平成8年だからちょうどイッセイが生まれた頃です。
子どもたちが小さい時は結構利用していましたね。

イッセイとジュンなんか寝湯の浅い浴槽でよく潜水して遊んでいました。
市内にかつてあったスパガーデンの流れる浴槽といい、
やつらはここで水慣れして泳げるようになったと言っても
けっして大袈裟じゃないかも知れません。

入浴料は800円とちょっと高めでしたけれど、
広くてとてもリラックスできました。
途中から出来た露天風呂とサウナも良かったのになあ。

利用者減と施設の老朽化。
営業目的の建築物についてまわる課題です。


籾摺り大忙し

2019-09-24 21:56:35 | 農作業

刈り取りが進むにつれ籾摺り作業が忙しくなっています。

「でわのもち」から始まって、
「ひとめぼれ」
「はえぬき」
「コシヒカリ」(一部)
「つや姫」(一部)
と玄米にしてきました。


本日は60a分の「つや姫」を終えて、
すぐ等級検査。
1等米に入りました!

刈り取り水分が28%あったのでまだ早い収穫ながら
収量はありましたよ!

一方「はえぬき」は収量があってくず米が少ない代わりに、
色彩選別機で弾かれる玄米が非常に多い。
カメ虫、茶米、白何でもあり。
選別をきつめにやっているのですが1等に入るかどうか。


低気圧通過。
朝方は雨が残っていましたが天気は回復しました。
これから週末にかけてまた稲刈り日和になりそうです。

台風から温低へ

2019-09-23 22:35:09 | 日記
日本海を台風17号から変わった温帯低気圧が通過していきました。




多少離れているとはいえ台風の接近には警戒します。
朝からダシ風が非常に強い。

朝は小雨模様だったのに、
午前中は意外にも晴れて日差しが強まりました。
ダシ相変わらず強風。
風上側の扉を開けるのは一苦労。




午後にまた曇ってきました。
フェーンで気温が30℃超え。
暑い!
風は次第に弱まって・・・




午後4時、風向きが西に変わりました。
低気圧が通過した証拠です。
涼しい!
空模様はまた下り坂。
鳥海山は雨雲に隠れました。

この後日が暮れた6時頃から西風が強まりました。
いわゆる「返し」です。
8時過ぎには猛烈な返しが・・・

午後10時現在雨は降っていません。
今晩が山です。
明日朝には雨風とも弱まっているはずです。
どうか被害が出ませんように。

稲刈り前半を振り返って

2019-09-21 20:56:58 | 日記

13日から連続9日間休みなく5品種を刈り取ってきました。
天気に恵まれて田んぼは固く締まっています。

この時期にしては異様に低い籾水分。
ひとめぼれやはえぬきは20%を下回るものも。

稲刈りも前半戦終了といったところ。
収量はあるものの、やはり高温の影響でしょうか。
乳白米など品質に問題がありそうです。

はえぬきを籾摺りしていると、
網目の選別でふるい落とされるくず米よりも、
色彩選別で弾かれる下米の方が多い事態になっています。

台風の影響で明日から雨の予報、
久しぶりの休日となりそうです。