農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

8月は圧倒的に高い気温 そして少雨

2023-08-31 21:13:53 | 季節
8月最終日です。
今日も猛暑日(山形38度、酒田37.1度)で
やはり雨は降りませんでした。

酒田市の8月の降水量はたったの14mmだそうです。
観測史上最も暑くて、おまけに雨が降らなかった月になってしまいました。


屋敷のソメイヨシノは自ら落葉して身を守っています。

太ももの田んぼは幸い用水に困ることはありませんでしたが、
八幡の山間の田んぼでは給水タンクから潅水しているところもあるようです。

畑の土は乾燥してカラカラ。
砂丘畑に白菜を播いた親父は朝晩とスプリンクラーで水かけをしていますが、
「こんなに雨降らねなさ、地下水枯れねなは、本当に有難で」
90年生きてきた親父でも、こんな夏は経験したことがありません。


それでも夕方には雲が多くなって見た目涼しさを感じます。
そういえば夕べ寝るときは、明け方何日ぶりかで扇風機を止め、
薄いべた掛けを使用しました。
相変わらず四六時中窓は開けっぱなしですが、
少しずつ季節が変わっていくでしょうか。


毎年新聞の一面を飾る櫛引のコンバイン最速出動おじさんは、
今年は30日にひとめぼれから刈り始めたようです。
さすがに8月の稲刈りは初めてだと語っています。
コンバインの装備にキャビンとエアコンが必須になりそうです。



体温並みの外気 引かぬ汗

2023-08-30 21:02:30 | 季節
こう毎日規格外に暑いと、
ただただ家で暑さをしのいでぐったりしていたいのに、
「急いでいますよ」と言われている刈り取り適期が
ますます目前に迫ってきたので、
気持ちと身体に気合いと喝を入れて草刈りに励んでいます。

37.3度まで上がった( もうさほど驚かなくなったのが怖い)今日も、
夕方は思ったより支障なく草刈りが捗りました。
トラクターではなく背負い式の回転丸刃式の草刈り作業です。

水をガブガブ飲みながら2時間もやると全身汗びっしょり。
着ているもの全てまるで川にでも落ちた様に。
ただし川に飛び込んだのではないので爽快感はなく
ただ身体が火照って不快なだけです。

そこで夕飯前に恒例の温泉に行ってまたサウナで
汗を掻きまくるわけですが、その前に一旦シャワーでも浴びて
身体の火照りを鎮めれば良かった。

ただタオルで汗を拭いて着替えて出発したのですが、
温泉に着くまでの10分くらいの間も発汗は治らず
着替えたシャツやパンツも汗だくになってしまいました。
着替えはようけ持ち歩きましょう。

まもなく9月。
月が変わっても猛暑日に迫る様な最高気温の予想が並んでいます。
西日本の早場米地帯の真夏の陽気の中の稲刈りを
今年は庄内の農民も体験しなければいけないのでしょうか。

3日の日曜日には村の共同の草刈りが予定されていますが、
「朝8時半からでは暑っちぇぐでノビでしまうなんねが」
という懸念も寄せられています。
この日も予想最高気温は35度なのです。
作業時間を夕方にずらした方が良いだろうか?
( 早朝は収穫作業がある農家があってダメ)
経験のない異常な暑さに、何かにつけ対応に苦慮しています。


この夏の異常な暑さのメカニズムは、
太平洋高気圧の張り出しが強かったことに加え、
持続的な温暖化の影響があったと気象庁が発表しました。

最後の草刈

2023-08-29 22:02:36 | 農作業

稲刈り前の草刈最終です。
今日も厳しい暑さになりました。


でも今日はトラクター担当なので、
エアコンを効かせた車内で快適に作業できましたよ。

ただ車内のラジオの接触が悪くて時々音が途切れます。
そんな時には意図的にドアをバタンと開け閉めすると、
振動で音声が繋がりました。

他のメンバーは猛暑を避けて
午前10時には一旦外仕事を打ち切りました。

出かけるときお互いが掛ける「気を付けて」は、
もちろん機械操作に気を付けてという意味と、
熱中症にならないように気を付けてという意味があります。

明日も明後日も、さらに9月になっても暑さに、
「気を付けて!」

機械の点検始める

2023-08-28 22:18:09 | 農作業

時期になったよと言われながらも、
暑さで先送りしていた稲刈りの準備。
満を持して今週から草刈と乾燥調整機械の点検始めました。

朝は少し曇った?いくらか涼しいか?
日差しが出た日中はやはり暑かった。
33℃くらいでしょうか。
機械点検中、屋内も暑くて汗をポタポタ垂らしながら作業していました。

台風10号は三陸に接近後進路を東に変えて遠ざかりつつあります。
庄内への影響はほぼ皆無。
明日はまた猛暑日になりそうです。

経験したことのない夏

2023-08-27 22:46:53 | 季節

もう8月も終わりだというのに夏の終わりが見えません。
フェーンが終わっても暑い!
連日の酷暑、そして熱帯夜。
同じく暖気に覆われた北海道も異常な高温に。

雨不足で畑作物が育ちません。
明日接近する台風もお湿りは期待できそうにありません。
田んぼに入れる用水はかろうじて確保できているものの、
連日の高温でコメの品質はいかがなものか?
とにかく史上最速のタイミングで刈り取りの準備をしなければなりません。

熱を帯びた大地
乾いた農地
海水温も高い
毎日浴びている水道水も冷たくありません。
観測史上最も暑い8月になるのは確実です。
怖いのは来年以降もこれがスタンダードになること。

私たちは今、かつて経験したことのない夏を過ごしています。

北口榛花金メダル!

2023-08-26 22:40:59 | スポーツ

ただでさえ熱帯夜で寝苦しいのに、
寝る時間を削られる世界陸上が今年も始まりました。
開催地はハンガリーのブタペスト。

女子やり投げの北口榛花選手が堂々の金メダルを獲得しました。
土壇場のラスト6投目での66mを超える投てきには鳥肌が立ちましたよ。
今季世界ランクトップの実力者ながら、しっかり本番で結果を出すなんて
さすがです。あっぱれ!

来年のパリ五輪には行けないけれど、
再来年の東京世界陸上はぜひ観戦に行きたいなあ。
2年前のオリンピックではせっかく新装なった国立競技場、
陸上競技は無観客でしたからね。

前回の東京で開催された世界陸上大会は1991年でした。
その時の男子400m高野進さんの日本記録は32年ぶりに更新されましたね。
マイク・パウエルの走り幅跳び8m95という世界記録は、
まだ残っているようですよ。

自販機におにぎり登場

2023-08-25 22:20:37 | おもしろ情報

街角でたまに見かける冷凍食品の自動販売機。


餃子や氷菓などのメニューのほかに・・・


太もものおにぎりが追加されました。
もち米の玄米で作った珍しいおにぎりです。
どうぞご賞味くださいませ。


ここは酒田市松原南、
ホリタイヤの裏手の通り、
山形新聞酒田専売所の前にありますよ。

酒田で今季最高38.8度

2023-08-24 09:06:51 | 季節
ここにきてまたフェーンで気温が異常に上がっています。
昨日23日はとうとう酒田で38.8度を記録しました。
台風6号の影響を受けて猛暑になった今月9日以来の38度超えです。

現在のフェーンは西日本を北上している低気圧によるもの。
今週末にほっとしてしまうのほっとしてしまうの気温も下がる予報なのですが、
32~33度の予報でも気持ちがほっとしてしまうのはどうしたものでしょうか。

あと待ち望まれるのが雨です。
先月22に梅雨明けしてからというものの、雨らしい雨は
12日しか降っていません。
異常な高温と乾燥は農産物全般が影響を受けています。


足場組立

2023-08-20 15:58:16 | 暮らし

稲倉のトタン屋根。
築59年目にして初めて、トタンを全面張り替えることにしました。
昨日は業者さんが来て、工事用の足場を一気に建てて行きました。

定期的にペンキは塗ってきたのですが、
雨漏りもするようになりました。


北西面。
冬の季節風など風当たりが強く、壁面もかなり傷んでいます。
ここも張替えを要望。


南壁面は去年ペンキ塗ったばかり。

こちら側から資材搬入したのですが、
職人さんが蜂に襲われ、足を10か所も刺されるハプニングも。
大事に至らなくて良かった。


屋根へ上降する階段。
現場の地形や建物の形に合わせて
自在に足場を組んでゆくのはまことにお見事。
プロの仕事です。

この稲倉は昭和39年に建てられました。
東京五輪のあった年です。
材料となる柱は西山の松林から切り出して準備したそうです。
基礎の土搗きなどは、村の人たちの協力を得ました。
まだ普請など共役のしきたりが残っていた時代です。
当時5歳だった小生は記憶が断片的ですが、
とにかく賑やかだった覚えがあります。


早まる?刈り取り

2023-08-18 21:18:55 | 田んぼ

連日の猛暑で稲の刈り取り時期がかなり早まりそうです。
農業普及課からの情報では例年より10日も早まり、
「はえぬき」「ひとめぼれ」の収穫適期が9月2日ごろからという
びっくりするような異常な早さになっています。

穂が出てからの積算気温に基づく予想なのですが、
確かに高温で推移しているので、計算上はそうなります。
実際には積算気温を目安に、茎や葉の黄化、籾の水分、
未熟米の歩合などを観て、総合的に刈り取り時期を判断しますが、
例年より早い準備はしなければならないようです。

しかし出穂からわずか1カ月少々のお米の出来が気になります。
高温、台風、フェーン対策でとにかくできるだけ潅水はしていますが、
暑さにせかされるように急いでお米は実ってくれるのでしょうか?
夜も気温がそれほど下がらないで熱帯夜が続いているのも心配です。


ようやくフェーンが止んで、溜めっぱなしだった田んぼの水を払いました。
葉先が強風のダメージで赤くなっています。
葉や茎の色も急激に色あせた印象があります。
風と高温の厳しい条件の中で穂を出してきました。
稲もかなり消耗していると思われます。