市役所で交付された住基カードとクライアントソフト
所得税の確定申告が始まりました。
今では家庭のパソコンからインターネットを通じて確定申告ができるそうです。
国税電子申告納税システム、いわゆる「e-Tax」というやつです。
税務署に行かなくても申告ができるのならばと、興味をもってe-Taxのホームページをのぞいてみました。
そしてネット経由でe-Tax導入に関するマニュアルをプリントしました。
マニュアルがなくては何がなにやらさっぱりわかりません。
これを読んでみるとこのシステムを導入するためには、思いのほかいろいろ事前準備が必要なのでした。
まず当然必要なのが、インターネットが利用できるパソコン。
これはOKです。
そして電子証明書。これはなんぞや?
市役所で住民基本台帳カードの中に電子証明書を記録してもらうのだそうです。
うーん、よくわからん。
そしてその電子証明書が格納されているカードを読み込むためのICカードリーダライターが必要。
つまりカードリーダーですな。
これは購入しなければならないもののようです。
そしてまず最初に税務署への電子申告開始の届け。
これをやらないと始まりません。
利用者識別番号が税務所から送られてくるそうなので、これが必要。
さらにインターネットバンキングの契約。
納付する税金を引き落とししてもらうための、金融機関への手続です。
証明を取ったり、契約したり、買い物したりと、いやいやこれはけっこうたいへんそうです。
まずは税務署への届出。
電子申告・納税等開始届出は税務署へ行かずとも、ネットでできました。(ヨカッタ!)
住所と名前と職業、生年月日などを記入するだけでしたので簡単でした。
ちなみに今日申込した場合、利用者識別番号が記載された通知書は3月6日に送られてくるそうです。
次に電子証明書を取りに市役所へ。
市民課の窓口で「電子申告用の...」ということで、住民基本台帳カードと電子申告書それぞれの申請書をもらいました。
記入は簡単。
住民基本台帳カードの申請には本人確認のため、運転免許証などが必要です。
窓口では、さらなる本人確認作業として家族構成とか家族の誕生日などの質問を受けます。
これで受理されて、住民基本台帳カードが作成されます。
作成まで少し待たされます。
番号札(名前の替わり)を呼ばれて、交付用窓口へ。
電子証明書が埋め込まれたカードが出来上がっていました。
すぐいただけるかと思いきや、使用開始にあたって最後の仕上げとして暗証番号を登録。(4桁の数字)
さらに電子申告用のパスワード(10桁前後の数字とアルファベット)を登録。
これらはまったく任意の番号(パスワード)なので、念のためどこかに書き記しが必要のようです。
これらの手順を踏んだ上で、手数料合わせて900円を支払い、カードが交付されました。
ちなみにこの電子証明書は有効期限が3年間で、その間3回電子申告が出来るということでした。
その他リーフレットやパソコンにインストールするCD-ROMも一緒にいただきました。
CDは「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」というのだそうです。
次にICカードリーダライターの取得です。
マニュアルでは家電量販店でも売っているとかいてありましたが、市民課の職員の話では電気屋さんにはないからネットで購入せよとのことでした。
帰ってからマニュアルに載っているICカードリーダライター普及推進協議会のHPにアクセスしました。
カードが接触型(金属の情報チップがむき出し)か非接触型(チップが隠れている)かで対応機種が違ってきます。
ここで3000円くらいの出費は仕方ないかなと覚悟したところ、なんと対応(私のは非接触型)する機種は6980円もするではありませんか。
うーん、納税するためのシステムに、必要な備品を揃えるとはいえこんなに投資しては割に合わん!
と思いましたが、ここまで準備を進めた手前やめるわけにもいきません。
毎年使うものだし、将来家族など複数人で使えるかもな...
と結局代引き料も含めて、7000円ちょっとで購入しました。
数日後に宅配便で届く予定です。
さらに農協へ行って、インターネットバンキングの契約を。
と思いきやすでに時間は午後3時を回っていました。
続きは明日のこころだー!
こうして書いたら、すこし頭の中が整理できました。
ここまでの出費、約8000円です。
節税しなけりゃ。