農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

機械は故障して覚える

2007-02-28 22:36:03 | 農作業


米の選別機から異常音が。
機械を止めて、中を覗いてみたけれど原因が判りません。
困ったときの農機具屋さん、ということですぐ菅原農機に電話しました。

まもなく菅原農機の大川くんが、いつもの人懐っこいスマイルで登場。
「たぶんベルトだかもや」
電話で症状を伝えておいたので、原因を推測してきてくれたのです。
モーターのカバーをはずしてみると、
「ほーら、やっぱり」
モーターのVベルトが消耗して切れかかっていました。
さすが百戦練磨の機械屋さんです。

ベルトを交換すればOKだということで一安心。
「(部品)センターでベルト探してくっから」
ときびすを返して行きました。

中古で買った選別機。
もうかれこれ10年は使っています。
ベルト交換は今回が初めて。
けっこう長持ちするものです。

機械のトラブルは困るけれども、そこで機械の中を覗いたり、マニュアルを読んだりして、自分なりに原因を究明します。
それで判らなかったら、「救急戦隊」を呼ぶことになりますが、機械屋さんの処置の仕方を見聞きすると、またいっそう機械の事が理解できたりします。
そう機械は故障をきっかけに、仕組みや対処方法を覚えるのです。


アイちゃんの「あっ」

2007-02-27 22:14:24 | 家族


11ヶ月が目前のアイちゃん。
がぜん動きが活発になってきました。

移動はハイハイ。
スピードが速い!

食卓の椅子まで行って、つかまり立ち。片手立ち。
背もたれの隙間から目を覗かせて、大声で「ぎゃ!」と笑います。
先日は両手を離して3歩歩きました。(拍手喝さい)

気になるものを、短く「あっ」と言いながら指差すのが最近の得意技です。

外を眺めては、すずめに「あっ」
テレビを見ては、アナウンサーに「あっ」
大好物のみかんに「あっ」
食事中、わざと皿を下に落として「あっ」
家族が拾って戻しても、また落として「あっ」

それにつられて、家族も「あっ」、「あっ」と言っています。

ジャガイモの芽欠き

2007-02-26 21:31:13 | 暮らし


自家用のジャガイモの芽がだいぶ伸びていました。(上写真)
品種はメークイン。
伸び放題、すごいですね。

キタアカリもあるのですが、こちらの芽の伸びはさほどでもありません。

散髪したようにきれいになった芋たち。(下写真)
早速、コロッケになりました。



湯治の迎え

2007-02-25 20:28:31 | 家族


2週間前から筍沢温泉に湯治に行っていたじっちゃんを、ジュンと迎えに行きました。
立谷沢の奥はさすがに雪が残っていましたが、この2週間でかなり少なくなっていました。

この2週間、じっちゃんは実直に毎日1日5回の入浴を繰り返したそうです。
そのおかげあり、湯治の効果は大でした。

まずで3日目で鼻の通りがすっかり良くなったそうです。
出発前はしきりに咳き込み、痰が絡んで苦しそうでした。

それから正月明けに手術した前立腺も、本人いわく「すっかり直った」と言っています。
ただ湯治を始めて5日目くらいで、逆に痛みが出てきたことがありました。
これはいわゆる「(痛みが)起きてくる」という症状で、湯治の初期にはよくあることだそうです。
その後湯治を続けたら、痛みが去り、一気に回復に向かって行きました。

帰りしな「おかげさまで...」とお礼を述べるじっちゃん。
それに対して女将さんがおっしゃいました。
先代の言葉だそうです。

「10日湯治の銭失い」
湯治はある程度の長期の療養期間が必要である。
10日程度で帰ってしまっては、ちゃんとした効果が期待できないどころか、お金がもったいない。
という意味だそうです。

湯治はお湯の効用はもちろん、本人の前向きな治癒意識があって始めて、成果が上がるのでしょうね。

毎年通っている筍沢温泉。
今年もおかげある湯治になりました。

これが下黒川だ!

2007-02-24 15:44:46 | おもしろ情報


庄内の田舎の集落には、たいてい入り口に看板が掲げられています。
うちの村にもあるのですが、看板には村の名前と簡単なPRコピーなどが描いてあります。
なかには凝ったイラストで、村の特産物を紹介しているものもあります。

酒田市下黒川(旧八幡町)の看板はちょっと有名です。
鳥海山の麓、家族旅行村に行く途中にあります。



村の入り口にあるのが上の看板です。
潔く堂々と「ここが下黒川だ!」
と木文字が貼り付けてあります。
シンプルながら村の名前が力強く伝わってきます。

そして驚いて、思わず笑ってしまうのが、村の反対側にあるもうひとつの看板です。



「ここも下黒川だ!」

シンプル イズ ストロング!
恐るべし下黒川!

ゴムロール交換

2007-02-23 20:57:51 | 農作業



お米の話です。

籾から玄米を取り出すには、籾殻をむいて取り除かなければなりません。
この作業を「籾摺り」といいます。
専用の籾摺り機を使います。

それでは籾摺り機では、どのようにして籾殻をむくのでしょうか。
答えが上の写真です。
ゴムロールです。

2つのゴムロールが回転します。
向かって左のゴムロールは右回り、右のゴムロールは左回りに、つまり中央に向かって回転します。
しかも回転数が右と左では異なります。
左のロールが回転が速いのです。

回転速度の違う、二つのロールの真ん中を籾が通り抜けると、籾殻(皮)がむけて玄米になるのです。
軽い籾殻は風で飛ばされ機外へ。
重い玄米は落下して、選別盤に乗ります。

これが籾摺り機のしくみです。

ロールはゴムで出来ているので消耗品です。
写真上が新品。
ゴム厚はおよそ17mmありました。

下が寿命まで使い切ったロール。
厚さは限界に近い5mmまで細りました。

今日新品と交換しました。
昨年秋、籾摺り作業初めに交換しているので今シーズン2回目です。
ここまで減るのに、面積で17町歩、玄米換算で約80トンの籾を摺りました。

ゴム厚の新しいゴムロールで摺られて仕上がってきた玄米は、肌がとてもきれいでした。



伊藤グリル

2007-02-22 21:38:20 | おもしろ情報
今夜放送の「どっちの旅×旅ショー」で、伊藤グリルさんが紹介されました。
伊藤グリルさんは、神戸の元町にある老舗のレストランです。
数年前より、私どものお米をお店で使っていただいております。
番組のあの「神戸牛ステーキ」おいしそうでしたねー。

3年前の冬、おかあちゃんと二人で、伊藤グリルさんを訪れたことがあります。
ちょうど南京町(中華街)では、お正月で賑わっていました。
レストランは広場に面しているので、お店の窓から竜が舞っているのが見えました。

現在伊藤グリルさんのシェフは四代目の享治さんです。
吹雪で到着が遅れたのにもかかわらず、とても暖かく迎えていただきました。
ディナーをいただいたのですが、どれも美味しかったなー。
また行きたいです、神戸。


伊藤シェフとおかあちゃん。
「初めて会った気がしないなあ」とおっしゃっていただきました。




カロリーバランス

2007-02-21 21:10:10 | おもしろ情報


大阪池田の自転車やさんのメルマガ(キャファ通信)にいい情報がありました。

カロリーメイトそっくりの商品、その名も「カロリーバランス」です。
韓国ヘテ社のコピー商品です。
100円ショップダイソーで売っています。
チーズ味とチョコレート味があるそうですが、私が行った店にはチョコ味しかありませんでした。
レジ前のお菓子コーナーにありました。

買ってきて早速試食を。
見た目はカロリーメイトそのものといった感じです。
味はちょっと薄い感じもしましたが、比較していないのでよくわかりません。
決して期待を裏切る味ではありません。
食感はたぶん本物と同じです。

つまりカロリーメイトそっくり。
知らずにたべたら、たぶんコピー商品だとは気づかないでしょう。

値段は100円ショップで売っているくらいだから、105円で買えます。
ちなみにカロリーメイトはいくらするのかと妻に聞いたら、高いところで200円、ドラッグストアで150円くらい、特売でも138円はするそうです。

これからイッセイのスポ小の野球が始まると、補給食が必要になります。
おにぎりや飲み物以外に、カロリーメイトやジェリー状の補給食品も良く利用します。

ずばり「カロリーバランス」105円はお買い得です!

野球部のママたちに教えたら、きっとあっという間に広まるだろうなー。

電子申告への道 その1

2007-02-20 23:30:38 | 暮らし

市役所で交付された住基カードとクライアントソフト

所得税の確定申告が始まりました。
今では家庭のパソコンからインターネットを通じて確定申告ができるそうです。
国税電子申告納税システム、いわゆる「e-Tax」というやつです。

税務署に行かなくても申告ができるのならばと、興味をもってe-Taxのホームページをのぞいてみました。
そしてネット経由でe-Tax導入に関するマニュアルをプリントしました。
マニュアルがなくては何がなにやらさっぱりわかりません。
これを読んでみるとこのシステムを導入するためには、思いのほかいろいろ事前準備が必要なのでした。

まず当然必要なのが、インターネットが利用できるパソコン。
これはOKです。

そして電子証明書。これはなんぞや?
市役所で住民基本台帳カードの中に電子証明書を記録してもらうのだそうです。
うーん、よくわからん。

そしてその電子証明書が格納されているカードを読み込むためのICカードリーダライターが必要。
つまりカードリーダーですな。
これは購入しなければならないもののようです。

そしてまず最初に税務署への電子申告開始の届け。
これをやらないと始まりません。
利用者識別番号が税務所から送られてくるそうなので、これが必要。

さらにインターネットバンキングの契約。
納付する税金を引き落とししてもらうための、金融機関への手続です。

証明を取ったり、契約したり、買い物したりと、いやいやこれはけっこうたいへんそうです。

まずは税務署への届出。
電子申告・納税等開始届出は税務署へ行かずとも、ネットでできました。(ヨカッタ!)
住所と名前と職業、生年月日などを記入するだけでしたので簡単でした。
ちなみに今日申込した場合、利用者識別番号が記載された通知書は3月6日に送られてくるそうです。

次に電子証明書を取りに市役所へ。
市民課の窓口で「電子申告用の...」ということで、住民基本台帳カードと電子申告書それぞれの申請書をもらいました。
記入は簡単。
住民基本台帳カードの申請には本人確認のため、運転免許証などが必要です。
窓口では、さらなる本人確認作業として家族構成とか家族の誕生日などの質問を受けます。
これで受理されて、住民基本台帳カードが作成されます。

作成まで少し待たされます。
番号札(名前の替わり)を呼ばれて、交付用窓口へ。
電子証明書が埋め込まれたカードが出来上がっていました。
すぐいただけるかと思いきや、使用開始にあたって最後の仕上げとして暗証番号を登録。(4桁の数字)
さらに電子申告用のパスワード(10桁前後の数字とアルファベット)を登録。
これらはまったく任意の番号(パスワード)なので、念のためどこかに書き記しが必要のようです。

これらの手順を踏んだ上で、手数料合わせて900円を支払い、カードが交付されました。
ちなみにこの電子証明書は有効期限が3年間で、その間3回電子申告が出来るということでした。
その他リーフレットやパソコンにインストールするCD-ROMも一緒にいただきました。
CDは「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」というのだそうです。

次にICカードリーダライターの取得です。
マニュアルでは家電量販店でも売っているとかいてありましたが、市民課の職員の話では電気屋さんにはないからネットで購入せよとのことでした。
帰ってからマニュアルに載っているICカードリーダライター普及推進協議会のHPにアクセスしました。
カードが接触型(金属の情報チップがむき出し)か非接触型(チップが隠れている)かで対応機種が違ってきます。
ここで3000円くらいの出費は仕方ないかなと覚悟したところ、なんと対応(私のは非接触型)する機種は6980円もするではありませんか。

うーん、納税するためのシステムに、必要な備品を揃えるとはいえこんなに投資しては割に合わん!
と思いましたが、ここまで準備を進めた手前やめるわけにもいきません。

毎年使うものだし、将来家族など複数人で使えるかもな...
と結局代引き料も含めて、7000円ちょっとで購入しました。
数日後に宅配便で届く予定です。

さらに農協へ行って、インターネットバンキングの契約を。
と思いきやすでに時間は午後3時を回っていました。
続きは明日のこころだー!

こうして書いたら、すこし頭の中が整理できました。
ここまでの出費、約8000円です。
節税しなけりゃ。

東京マラソン2007

2007-02-19 21:56:55 | マラソン、駅伝


昨日行われた東京マラソン。
国内初の都市型ビッグマラソンということで、各メディアでニュースになりました。

あいにくの雨模様でしたが、3万人の選手が走る熱気は充分伝わってきました。
特に都庁の前をスタートする光景は圧巻でしたね。

コースが素晴らしい。
銀座の中心街を駆ける選手たち。
これって現実だよねーついに実現したんだねーと観ていました。

長時間の交通規制など、地域住民の皆さんには迷惑な話だったかもしれません。
しかしランナーに限らず、全国の注目を浴びたのは確かです。

マラソン開催による経済効果も少なからずあったにちがいありません。
(3万人の選手の参加料だけで3億円!)

来年以降も開催されるならば、ぜひ「東京の町を走ってみたい!」と思います。
(抽選に通るのが第1関門ですが)