農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

一本の工具

2010-09-30 22:03:03 | 農作業

使い勝手のいい工具は実に重宝します。
10mmと12mmのラチェットがそうです。

乾燥機や籾の搬送機の掃除や点検でよく使用します。
ボルトの開け閉めが、とても楽でスピーディなんです。
いい工具を使うと、仕事の能率が確実にアップしますね。

稲刈は最後の品種コシヒカリです。
270a刈り取りました。

品種が切り替わるたびに、乾燥機や穀搬機の掃除がたいへんです。
(モチ→無農薬モチ→はえぬき→ひとめぼれ→つや姫→コシヒカリ→受託のササニシキ)
コンタミ(異品種の混合)しないよう細心の注意を払って、丁寧に掃除しています。

もうすぐ運動会

2010-09-29 20:58:36 | 家族

「あーかかてー あーかいぼーし あーかいーくみー」
今度の日曜日は、保育園の運動会。
アイちゃん楽しみでしかたないようです。

未満児だった昨年までと違って、今年から全日程参加します。
障害物競走に親子競技、
踊り「Dancing花笠」に恒例の紅白対抗リレー(うさぎとかめ)
にも出場します。

「アイちゃん負けないぞー」
と張り切っています。

運動会に合わせてオカアチャンは休みを取っていますが、
私は稲刈が終るかどうか微妙なところです。

(今日は「ひとめぼれ」と「つや姫」それぞれ40a収穫しました。
残すところ、JAS有機の「コシヒカリ」のみ。
現在稲刈の進捗状況7割といったところ)

あさってから月が変わります。
10月は週末ごとに、大きな行事が目白押しです。

 3日 保育園運動会
10日 3年1組親子レクレーション(イッセイのクラス)
17日 酒田市巡回駅伝(サポート兼選手?)
24日 庄内デュアスロン大会(競技役員)
30日 小学校ポプラ発表会(サポート兼役者?)

気合を入れて乗り切らねば!


     *               *

東京マラソン事務局よりメールが。
「出場通知か!」と思いきや、
出走者の抽選についてのお知らせでした。

33万人を越える申込があり、抽選を行う。
当選倍率は9.2倍。
発表は10月中旬。
当選者はすみやかに参加料を振り込みなさい。

といった内容です。
当たりを引くだけでもたいしたもの。
期待しましょう!

新米の品質は

2010-09-28 19:26:06 | 農作業
稲刈は雨で水入りです。

でも昨日がんばって、田んぼが乾かなくて心配なところを
(排水溝を掘って溜まった水をせっせと掻き出したところ)
ほとんど刈り取ってしまったので一安心です。

昨日は「ひとめぼれ」207a収穫。

会館に刈り取った籾がかなり溜まってきました。
刈り取り班ではない私は籾摺りを急いでいます。

糯米「でわのもち」は完了。
現在は加工用米の「はえぬき」を籾摺り中です。

猛暑で心配された、白濁する被害粒はほとんどありません。
しかし充実度不足(やせ米など)で1等か2等か、ぎりぎりといったところのようです。
それからあんなに暑かったのに、幸いにもカメムシの被害も見当たりませんでした。

現在庄内での1等米比率は、「はえぬき」「ひとめぼれ」とも80%台だそうです。
今年の夏の天候を考えると、まずまず上出来だったのではないでしょうか。

明日天気が回復したら、「ひとめぼれ」の残り40a。
そしていよいよ「つや姫」40aを刈取ります。




遊具の設置

2010-09-26 22:04:21 | 学校行事

「ペンキ塗りたて」
カラフルに生まれ変わった古タイヤたち。
(甘党の私には、ドーナツに見えてしまう・・・)

今朝7時から、PTAで設置しました。
場所は小学校旧体育館の跡地です。

あらかじめ業者さんから重機で掘ってもらった穴に、
印で位置決めしていただいてあったので、
あとはタイヤを配置し埋め戻すだけでした。

方法は先生方と保護者の人海戦術。
スコップとペンキと刷毛を使って、手際よく作業が進められました。
汗をかかなくなった季節に、早朝からいい汗をかかせていただきました。

旧体育館跡地は遊びの広場として生まれ変わります。
計画では、トンネルや滑り台が付いた築山、ブランコや雲梯、
そしてタイヤや丸太を埋め込んだ手づくり遊具などが配置されます。
完成が楽しみですね。

「歴史に残る作業だね」
そんなことをリイチ先生とおしゃべりしながら、スコップをふるっていました。

     *                *

気持ちのいい青空の下、稲刈はかどりましたよ。
いい風も吹いてきました。
こんな天気が続いたら田んぼも乾くのになあ。

「ひとめぼれ」220a収穫です。
水分も20%を切ってきました。
あと2日がんばれば、「ひとめぼれ」と「つや姫」まで
刈り取りできるかもしれません。
(火曜日の雨マークが心配)

    *                  *

「龍馬伝」いよいよ佳境に入ってきましたね。

弥太郎にもやっと日の目が当たってきました。
しかし長崎で商売を始めて、改めて弥太郎は龍馬の影響の大きさを思い知ります。

「坂本さんと関わる人は、皆心がざわめくやろか」
お元の言葉です。

今晩の馬関戦争といい前回の高千穂山頂天の逆鉾といい、
このドラマは映像にリアリティがあっていいですね。(嘘っぽくない)
光と影がうまく使われて、画面にとっても奥行きが出て立体感があります。
いつも屋外で激しく舞っている土埃は、コーンスターチだそうですよ。

幕府に大政を奉還させる決意を固めた龍馬。
今回のラストシーンのナレーションが悲しすぎます。
「坂本龍馬がその鮮烈な生涯を終えるまであと1年」
ああ、胸がざわめきます。

(戦場に着流しで三味線を弾きつつ、都都逸を唄いながら現われる高杉晋作。格好良すぎー)

汗をかかない季節

2010-09-25 20:48:44 | 季節
東の夜空に名月が煌々と昇ってきました。
雲が切れたのは何日ぶりでしょうか。

日中は肌寒い曇天でしかも無風。
残念ながら田んぼが乾くようなお天気にはなりませんでしたね。
富士山では初冠雪だったそうです。

泥田でキャタピラーがぬかるみながら、「ひとめぼれ」175a収穫しました。
生籾水分も25%を下回ってきたので、刈り取り進みそうです。

それにしてもここ3日間は気温が上がらず寒いです。
つい3週間ほど前までは、真夏日が続いていたのに
季節が劇的に変わってしまいましたね。

フツーにしていたら汗をかくことのない季節になりました。
なんか、さびしーなー。




つや姫のゴム印

2010-09-24 22:01:30 | 農作業

まもなく収穫予定の、新品種「つや姫」。
検査袋に押すゴム印を、リュウ画伯が彫って作ってくれました。
味わいがあって、さすがいい出来です。

しかもこのゴム印、
元は消しゴムなんですねえ。
画伯得意の消しゴムハンコでした。


ようやく天気が回復して、一斉に稲刈再開です。
古いポンプを修理して、排水溝に溜まった大量の雨水を排出中。

しかしこのような落差のある田んぼからは、
性能が劣る古いポンプでは水を吸い上げることができません。

そこでスガワラ農機さんから新しい強力ポンプを貸していただきましたよ。
楽チン楽チン!

稲刈6日目。
はえぬき70a
ひとめぼれ100a
収穫できました。

一気に寒くなり過ぎ

2010-09-23 19:55:14 | 季節
終日、雨。
しかも冷たい雨でした。
最高気温が16.2℃。
一気に10月下旬並みの寒さになりました。

上着とジャンパーを着て、車ではヒーターをつけていました。
いきなり気温下がりすぎです。

秋分の日、彼岸の中日でした。
イッセイの野球は中止になったものの、
ジュンのサッカー大会は雨天決行!
氷雨の中よくがんばりましたね。


(悪天にコンバインも、固くシートを被ったままです)

夕方、雨が小降りになったので、合羽を着て
田んぼでヒエ取り(昨日の続き)をしていました。
田んぼは確実に昨日よりさらに軟らかくなってしまいました。

明日からの晴天に期待しましょう!

進まない刈り取り

2010-09-22 21:25:22 | 農作業
日本列島の天気が北と南で大きく違っています。
夏の高気圧に覆われている南、西日本では
秋のお彼岸だと言うのに各地で真夏日。
内、観測地点の19箇所では35℃を越える猛暑日を記録したそうです。

一方、北海道大雪では初冠雪のニュースが。
これでも昨年より10何日も遅いのだとか。

北と南に挟まれる北陸から東北地方には、
今週前線が停滞。
連日の雨で稲刈が一向に進捗しません。

すでに刈り取り適期を迎えている品種は
収穫が遅れることで品質への影響が心配されます。

昨日、一昨日と午後から晴れ間が覗いたのでコンバインを出動させましたが、
両日とも午後3時半頃にまた雨が降り出し、泣く泣く引き上げてきました。

(午後3時半 音もなく忍び寄る雨雲)

今日と明日は天気予報が余りにもよくなくて、
稲刈ははなから諦めムードです。

強い雨は田んぼに溜まります。
よく乾いていて硬かった田んぼもぬかるんできました。
明日以降に天気が回復したとしても、
軟らかい田んぼでコンバインが難儀するおそれも大です。

最近のコンバインは性能がいいので、何とか刈り取ったとしても
おそらくその後の田んぼは荒れて「げじょげじょ」になるでしょう。

あんなに暑くてお天気が続いた今年の夏。
その頃には心配もしなかった事態になってきてしまいました。

そして明日は気温がかなり下がります。
酒田の最高気温はなんと20℃に達しない17℃!!

しかもその温度は日付が変わった深夜の時点が最高で、
後は下がる一方の模様。
日中は10℃近くで推移する予報でした。

皆様くれぐれも風邪など引かないように。
寝具も毛布準備しましたか?


歩く、歩く

2010-09-20 19:30:41 | イベント

雨の合間、田んぼを見に行ったら
ウォーキングの団体と遭遇しました。
かなりの人数で列の長さは300mくらいありました。

「どちらまで歩かれるんですか?」
後方を歩いていた方に尋ねたところ、
「余目まで」ということでした。

今日は敬老の日。
お元気で何よりです。

幟旗から「日本ウォーキング協会」の名前が見えました。
検索してみたら今日のイベントは「第23回平成・奥の細道ウオーク」だったようですね。





一か八か

2010-09-19 20:54:50 | 農作業
澄み渡った秋空の下、ルンルンと軽快に稲刈・・・・
とは限りません。

何とかと秋の空は変わりやすい?
天気の急変や、雨雲の接近を気にしながら
もう1周、あと1周と冷や冷やしながらコンバインに乗っていることもあります。

今日は朝から雨が降り出すという予報でした。
いっそ降り出しが早けりゃ、諦めがつきます。

しかし朝方の空は意外と明るく、お天気が持ちそうな感じがします。
「予報は悪いけれど、なんか降りそうにない」
こんな状況が一番困る。

「うーん、刈るべきか、刈らざるべきか」
農家のおじさんたちの気持ちは揺れに揺れます。

「よし!刈ろう!」
と田んぼに出かけて行って、ちょこっとコンバインを走らせているうちに、雨につかまる。
降り出した雨に濡れながら大急ぎで機械にシートをかけ、
ほうほうの体で逃げ帰る。
刈り取ってしまった少量の生籾はどうしよう?

これは意外とよくあるパターンです。

一方、
「よし!刈るのを止めよう!」
と判断を下しました。
直に雨が降り出せば「よし!正解だった」と安堵できますが、
もし雨が降らずに天気が持ち直してきたとしたら、
(いわゆる「もうけ空」)
「しまった!強気で出動すればよかった」と悔しい思いをすることになります。

一か八か?
のるかそるか?
稲刈のシーズンにはたびたび、お天気との賭けに挑まなければなりません。


待機する今朝の「よし!刈ろう」組。
しかしたちまち北から雨雲が接近してきて、雨が降り出しました。
幸い一株と刈ることなしに、本降りになる前にコンバインを撤退させました。

稲刈本番を迎えたというのに、今週の天気予報は雨ばかり。
しばらくは空模様を眺めながら、雨と雨の間隙を突いて
コンバインを「突進!」させなければならないかも知れません。