農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

くず米で赤飯作り

2008-11-30 22:36:28 | 暮らし
昨年のもち米(古米)のくず米がたくさんあるので、赤飯にしてみました。

くず米→籾摺り(籾から殻を剥いて、玄米を取り出す作業)された玄米を選別する時、選別網の網目を抜けた小さい、細い未熟米。通常は味噌や醤油、せんべいなどの加工用に使われます。

赤飯を作るのは初めてで、インターネットから集めたレシピを参考にしました。
バッチャンという強力な師匠がいるのですが、世話を焼きすぎるため(要するに口うるさい)、今回はレシピに沿って独力でトライしました。

 
一升のもち米を研ぎます。
精米してだいぶ日がたつので、多少変質。
かなり黒い研ぎ汁がでました。

ざるにあけて、水をきります。


小豆は三合。
多めの水をいれ、強火で茹でます。


最初沸騰したら、その茹で汁は全部捨てます。
新たに一升半ほどの水で煮ます。

茹で時間は中火で10分から15分。
このとき重曹をひとつまみ入れると、小豆の色が鮮やかになるそうです。


小豆をざるに取ります。
煮汁は大きめの鍋かボールに。
このとき出た煮汁が、この後大活躍をします。


研いだもち米と茹でられた小豆。
この主役たちは、控え室で出番を待ちます。


煮汁が熱いうちに、
大さじ一杯の塩と
大さじ二杯の砂糖を加え溶かします。

煮汁を玉じゃくしですくっては流し落とす作業を繰り返して、冷ましていきます。
冷めるまでできるだけ空気に触れさせると、きれいな赤色が出るのだそうです。
この間、約30分。

ごらんのように、うっとりするくらいきれいな色です。
自然てすごいなあ。


冷めた煮汁に、もち米を浸します。
蒸かす際に用いるので、他にコップ一杯分の煮汁をとっておく。


浸しは3時間以上。
もち米が煮汁を吸水して、しだいに赤く色づいてきました。


煮汁を吸ったもち米をざるにあけ、水を切ります。
そして小豆を混ぜます。

いよいよ蒸かしです。


蒸し器に小豆を混ぜたもち米を移します。
強火で10分~15分蒸かします。
(時間は蒸気が上がってからの時間)

取っておいた煮汁を、赤飯の上からまんべんなく手ですくいがけして、10分蒸します。
この作業を数回繰り返し、都合50分間蒸かして出来上がりです。


くず米を使ったわりには、意外と粒がしっかりした赤飯になりました。
赤い色もしっかり出ましたね。

初めてにしては大成功!と思ったのですが・・・

ここからは試食しながら、バッチャンのアドバイスをもらいました。

反省①豆が固い。
   もう少し茹で時間を長めに。
   豆の柔らかさを噛んで確認すること。
   (さくっとした噛み心地?茹ですぎてはいけない)

反省②しょっぱい!
   大さじ一杯の塩なんて、多すぎです。小さじの間違いじゃないの?
   食べられないことはないけれど、塩ご飯を食べている感じで、口飽きてしまいます。

私の参照した赤飯のレシピと、バッチャンがふだん赤飯を作るやり方にはだいぶ違いがありました。
次回はバッチャン流でチャレンジしてみるとしましょう。




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