飛島のドキュメンタリー映画「島にて」が酒田市内で初上映されました。
今回は親父を誘って文化センターへ。
過疎化はなにも離島に限ったことではありませんが、
医師が駐在していない、学校に通うこどもがいない、
そしてなにより天気が荒れると連絡船の運航が止まってしまう、
という状況はあらためて島という特殊な環境で生きる容易でなさを実感させます。
家族とは死に別れたり、または酒田に別居したりして老人が一人暮らす島の暮らし。
それはちょうど私の親の世代でもあります。
ある独居老人の「苦労したなやの」という独白。
その人生の言葉の重みが胸に迫ります。
その一方で、島に活気を取り戻そうという新しいムーブメントも起こっています。
「漁師にはなるな」「島に戻るな」
と言われながら一度は島を出て、その後Uターンした若い人たちです。
「合同会社とびしま」のメンバーには、
県外出身者でフリーランスを目指しながらも組織に属したいと島に家を買った人もいます。
新たな雇用を生み出すべくいい意味で「波風を立てる」彼らの活動をぜひ応援したいものです。
また映画には会社を定年退職後、飛島に移住して自主的に海岸のごみ拾いをしながら、
自由な人生を謳歌している方も登場しました。
こんな生き方もなかなか素敵です。
映画のチラシに載っている問いかけ。
人が人として、社会を営み、生きていくために本当に必要なものとは?
そんな深遠なテーマを考えさせてくれる「島にて」は本当にいい映画です。
上映実行委員会の皆様、どうもありがとうございました。
ちなみに新くんは現在羽黒高校の2年生。
アメリカ留学?目指して頑張っていることでしょう。
そして飛島中学校で新くんの恩師である若き舟山先生は、
現在当地区の小学校勤務で4年生の担任なんですよ。
本日はポプラ発表会お疲れさまでした。