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農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

稲刈り前最後の草刈り

2025-09-01 22:09:02 | 農作業

いよいよ刈り取り間近。
最後の草刈りになります。

前回(2回目)の草刈りが7月半ば。
それ以来雨が降らなかった8月初めまでは
暑さと乾燥であまり草は伸びなかったものの、
さすがに水分を補給してからは残暑もあって
そうとう伸びています。

それにしても暑い!
9月に入ったのにまだまだ盛夏のようで、
酒田は34度まで上がりました。
(富山38度、新潟36度)

まもなく8月のお天気の総括、
データなどが発表されると思いますが、
史上最も暑い夏の更新は間違いないでしょう。

乾燥機の点検

2025-08-29 22:29:18 | 農作業

地元のカントリーでは飼料用米の刈り取りが始まりました。
加藤農園さんも早生糯刈っています。

太ももの刈り始め予定は9月の第2週辺りから。
その前にいろいろ準備があるので、
今日は乾燥機の掃除と点検を行いました。

まず乾燥機体上部の埃をブロワーで盛大に飛ばします。
埃を逃がすため戸や窓は全開、換気扇も2機回転させて。

毎年悩ませられるのが舞い上がる埃。
マスクとゴーグルは必須です。
ゴーグルはいろいろ試したけれど水泳用のゴーグルが一番効果あり。
ただ顔の熱ですぐ曇るのが難点です。
それでも微粒な埃のせいでしばらくは目ヤニがでました。

電源を入れて動作確認。

ベルトの張り良し
張り込み良し
送風機良し
排出良し

バーナー部をエアガンで吹いて乾燥スイッチオン
点火
液晶表示正常
このまま空で燃やし続けて15分
エラーの35番が表示されてブザーが鳴ります
水分計不良のサインです
つまり籾を通してないのでE35が出て正常なのです。

点火燃焼良し

燃焼状態の待ち時間で機械周囲に落ちた埃を掃き集めます。
これが結構な量に。

今日はここまで、
機械裏側のチェーンの注油と
機械最上部のベルトの張りのチェックは来週にしましょう。

大蔵村から床土運び

2025-08-28 22:13:09 | 農作業

大蔵村大坪の野崎興行さんから
来年の育苗用の床土を運んできました。
その数フレコンで15本。
2トントラック2台で4往復です。


国道47号は相変わらず工事個所が多い。
高規格道路の新トンネル、高屋駅側(西側)も
出入り口が見えていました。

それから昨年7月の豪雨で崩落した道路片側分は
復旧されてまもなく通れるようになっていました。

古口から先は道なりに進むと高規格道路に入る流れになっていますが、
そこから先の旧47号は交通量が減ってスムーズでした。
本合海のカーブにある信号機は無くなっていましたね。


途中、前を走っていた丸太満載の大型トレーラー、
揃った切り口がアートでした。

格納ハウス屋根ビニール掛け

2025-08-26 23:09:06 | 農作業

社屋の隣にある格納ハウス、2011年だから14年前に建てました。
農機具や育苗資材、床土などが入っています。
さすがに屋根ビニールがだいぶ傷んできたので、
タフシェード白に張り替えました。


峯の突起から徐々に穴が開いてきたので、
補強のために5年くらい前、シルバーの上に
透明ビニールを張ったこともありました。


明るくなったハウス内。
これでまた10年は持つことでしょう。

しかし今日も暑かった!
朝から行った張替え作業、日中は暑さで大変でした。

共同防除

2025-08-21 21:50:50 | 農作業

地区防除協議会が運営する防除へりが会社の前に飛んできたので
2階の窓からパチリ。

共同防除の4回目、穂が傾いてきたこの時期に散布する
農薬はカメムシ対策のスタークルです。

とどめの意味で今回の殺虫剤散布なのでしょうが、
今月初めに出穂している品種だったら、
すでに3週間が経過しているので、
カメムシによる被害はある程度確定している時期でもあります。
実際は出穂のタイミングで今月初めに3回目の防除はおこなっていますが。

現在の共同防除は防除協議会に委託して、一部のスタッフが
無人ヘリを操縦して農薬を散布してくれます。
この方式に転換して20年は経過しました。

それ以前はと言うと、田んぼの耕作者つまりわれわれ生産者が
村単位(生産組合と言う組織)で集まっては、
大型ダスターや背負い式の動力散布機を使って
自ら粉剤を散布していました。

粉剤だから風のない早朝や夕方が狙い目です。
朝5時にはもう散布が始まっていました。
時には粉まみれになりながら、粉塵マスクを着けているとはいえ
真夏の朝晩と辛い過酷な作業でした。
中には体調を崩してリタイヤする人もいました。

風や雨降りは中止。
したがって共同防除の日程が迫ってくると
天気予報を眺めつつ憂鬱な気分になったものです。
村の田んぼおよそ70町歩を網羅するのですから、
朝だけではおわりません。
夕方3時ごろにはまた集合して再開します。
これが夏にやはり4回はあるのです。

だからなるべく早く終わらせたい。
いきおいある程度風が出てきて、
散布した粉剤が瞬時に風下に飛んで行こうがお構いなし。
いわばやっつけ仕事のように兎に角振り終ればいい、
という状況も毎年のようにありました。

この共同防除は実際のところ、病気や虫が発生する前の
予防的措置です。これが疑問でした。
農薬は病気や虫が発生して必要に迫られたら散布すれば良いのではないか?

この考えが私たちが減農薬米や無農薬米(現在ではこの言葉は使えません)に
取り組むきっかけになりました。
ところがこの頃大半の農家は農薬散布至上主義的感覚に洗脳されていて、
「農薬を散布しないといもち病が発生する」
と公然と批判の対象になりました。

太ももの創業者佐藤と加藤の2名は、農薬を使わない米作りを始めるにあたって
「カモを脱走させない」
「病気の発生源にならない」
と決めて取り組みはじめたと言います。

現在は防除を無人ヘリ散布に委託するのをやめて、
ドローンなどを使って農薬散布を行う個人や組織も増えてきました。
ここでは必要に応じて、という選択が可能になります。
コスト削減にもつながります。

長年続いた共同農薬散布が米の増産、品質向上に果たした役割は
確かににあったと思われます。
しかしササニシキ単作だった時代はとうの昔、
多新種が混在する現在の圃場で、年間計画として一斉に同じ日程で
散布してしまうのはいかがなものか。いや共同だからそれはある程度
しょうがないというジレンマもあることでしょう。

ともかく熱いさなか、炎天下の下、
人影が消えた田んぼをひたすら移動しながらヘリを飛ばす
スタッフの皆さんはたいへんご苦労様です。

厳しい暑さが続く長い夏、
日照りか豪雨かという極端な気象災害。
防除しているとはいえ年々酷くなる印象のカメムシ被害。
気象のフェーズが変わってきて、年々新たなリスクが高まっています。
この先、耕作者がどんどん減少して行く状況で、
共同防除はどう展開してゆくのでしょうか。

背中

2025-07-04 21:47:33 | 農作業

フェンス際の共有地を草刈しました。


というか申請のための証拠写真を撮るために、
わざわざ草刈り機を持ち込んで、作業写真を撮った次第。


タカシからふだん自分では見ることのない
後ろ姿を撮ってもらったのですが、
思ったより背中が曲がっているなあ。


姿勢は意識にて直さないと、変に凝り固まってしまいます。
今回写真に撮ってもらったのはいい機会でした。
先日のプールでの動画も同様です。

作溝

2025-06-23 20:21:41 | 農作業

タカシに乗用溝切機の使い方を指導しました。

1枚の長方形の田んぼ、まず外周をぐるりと一周。
そのあと適宜縦に溝を切っていきます。
水は中途半端に干すよりは、深水気味にした方が
溝が良く切れるようです。

まる一日溝切機に乗った感想。
「お尻が痛い」
「両脚の付け根、股が痛い」
そうでしょう、慣れない作業お疲れ様でした。
明日は半日、作業を代わりますね。

剪定枝焼き

2025-06-10 22:20:03 | 農作業

草を刈って視界が広がったら、
それぞれの樹の根元に春に剪定した
小枝を積んだ塊が見えるようになってきました。
早速風向きを確認して枝を焼いて処分してしまいましょう。


隣の空き地もかつては立派な柿の木の畑でした。
今は代替わりして、だいぶ前に伐採されています。

1年物の野菜なら植付時に選択して数の増減を決められますが、
果樹はそうはいきません。
作り手の都合に関係なく、毎年成長し花芽を付けるのです。

我が家の柿畑も親父が40本まで増やしましたが、
私を含めて栽培後継者が居ません。
悩ましい問題です。


防風林の斜面の管理、下草刈りや枝切りなどの管理は
私が引き継いでいきたいと思っています。

排水路の草刈り

2025-06-07 22:51:50 | 農作業

個人の田んぼの草刈りが一段落すると、
村の共同の草刈りです。

排水路などの共有地を皆で一斉に刈ります。
今回も流水の側では、大地が移動する感覚を体験できましたよ!


幹線用水路には刈られた草などが流れて来ます。
そのままでは水路が詰まるので、
ところどころのゲートで草上げを行います。
これ配水部の役員の重要な仕事です。

今朝も朝から気温が上がりました。
水分を摂りながら、正味2時間の共同作業。
午前10時半には終わりました。

これから2ヶ月ぶりに娘が暮らす
盛岡に行って来ます!

柿畑の草刈り

2025-06-06 23:02:34 | 農作業

高齢で草刈り作業が困難になった親父の代わりに、
畑の草刈りに向かいます。

砂丘地の小高い山の上にある柿畑には、
気持ちのいい日差しが降り注いでいました。


ここでは右側斜面の防風林と・・・


左側の柿畑を刈ります。


柿の木が夏草に埋まりかけていました。


背の高いセイヨウタンポポが鮮やかです。


自走式モアで荒刈りして、
木の幹周辺は丸刃の草刈機で刈ります。

草刈りは頭の散髪に似て、
刈られてきれいになった農地が目で確認できるから、
大変だけれど精神安定状もやり甲斐のある仕事です。