胎蔵山を登ってきました。
20代の若いころ一度登ろうと思ったのですが、
登り口が良く解らなかったことから登らずじまいで
今まで経ってしまいました。
元田沢の薬師神社が林道入口の目印です。
胎蔵山は薬師如来を祀っています。
元田沢コースは地元の保存会(胎蔵ロマン会)によって
看板や登山道が整備管理されています。
5月3日に山開きして刈払いも行われてありました。
ありがとうございます。
登山口もすぐわかりました。
しばらくは東西に長い前衛の尾根道を進みます。
尾根上から鳥海山の展望が開けた場所。
このような切れ込みは数少ない。
やがて中野俣の中里から登ってくる道と合流します。
今は倒れてしまった鳥居松跡。
かつて薬師神社中の宮に向かう
ちょうど鳥居のような形の松があったのでしょうか。
礎石のような岩もありました。
看板はクマによってかちゃばかれ(引っ搔かれ)ています。
対策としてクマが痛がるように、わざと釘を突き出してありました。
本格的な登り斜面になりました。
きもちのいい杉林。
ところどころ手摺として杭が打たれ
チェーンが張られています。
これはたいへんな道普請です、ありがとうございます。
弘法清水には細いながらも水が流れていて
喉を潤すことが出来ました。
この胎蔵山は弘法大師(空海)が開いたと言われています。
中の宮まで登ってきました。
ここまで1時間強。
楯山からの道とも合流します。
向かって右が山小屋として開放されていました。
きれいに整理されていました。ありがとうございます。
ここから三角点のある奥の院を目指します。
気持ちのいいわりとなだらかなブナ林を30分くらい。
展望の良い赤剥との分岐を左へ。
あと間もなくです。
直下の目立つブナ。
まるで奥の院の前門のように威厳をもって立っています。
奥の院に到着しました。
薬師様に手を合わせます。
標高729mの三角点はお社の裏手にあります。
この先(最上地方)にも道が伸びていましたが、
かつて胎蔵越えと言われた街道の名残でしょうか。
いいえこんな高くて険しい地点を越えなくとも、
もっと越えやすい沢沿いの峠が他にも在ったでしょう。
展望の利く赤剥に出ました。
ここの看板も熊にかちゃばかれて判読しづらい。
南に月山。
東に神室連峰。
楯山集落奥の源流域と与蔵峠方面。
与蔵峠を越えて羽根沢温泉まで歩いてみたいものです。
下山にかかりました。
ラジオが小結大の里の初優勝を告げています。
今日登り始めたのが大相撲中継が始まる午後3時でした。
6時前には下りられそうです。
山谷集落付近からの胎蔵山。
胎蔵山はいわゆる東山の中では形が鍋をひっくり返したように特徴的なので、
見た目いちばん馴染みのある山だと思います。
そしてこの山は我が家の門口から東正面に見える山なんです。
今回ようやく登ることが出来ました。
道はよく整備されていて歩きやすかった。
元田沢の皆さん、ありがとうございました。