農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

831の日

2010-08-31 23:02:54 | 季節

8月31日は831でやさい、「野菜の日」だそうです。

青果市場からトラックが出てきました。
八百屋さんの車です。
市場で調達した夏野菜を満載しています。
(後姿が開放的で落っこちないか心配)

猛暑で野菜が高騰しているそうです。
ナス、トマト、キューリ、エダマメ、トウモロコシにカボチャ、
わが家ではすべてじっちゃんが手づくりしてくれています。
あー、ありがたや。

炎天下での仕事の後、エダマメとナス漬けで冷たいビールをいただく。
「キュー!!」
これがあるから夏を乗り切れるんです。

秋の芋煮の「キュー!!」も楽しみ。

終らない夏

2010-08-30 22:13:48 | 田んぼ
夏の勢いが一向に衰えません。
8月も終わりというのに、最高気温が33.8℃。
今月5日の34.1℃に次ぐ、10日と同じ2位タイ記録です。

予報では9月になってもしばらく高温が続くとか。
まったくもってこんな暑さが持続する夏は初めてです。
(保育園のプールも特別に延長するそうですよ)


そんな暑さの中、普及センタ主催で「つや姫」の栽培研修会がありました。
展示圃のある酒田市漆曽根では、大きな穂が次第に色づき傾いています。

しかし気になるのが尋常でないこの暑さ。
いただいた資料の中にもありました。
「気温が高すぎて、品質は黄色信号?」

出穂後20日間の平均気温が今年(平成22年)は27.7℃だそうです。
これに匹敵する暑かった夏が過去にもありました!

平成6年は27.9℃。
平成11年は28.6℃!
そして平成18年が27.0℃だったそうです。

共通するのはいずれの年も暑さによる障害で、
コメの1等米比率が低かったこと。

平成6、11年は未熟白粒が多くて、
平成18年は胴割粒が多くて等級を下げました。
(特に11年産のはえぬきは1等米比率がわずか5.5%!!)
果たして今年は・・・

対策としてはとにかく事情の許す限り水をかけて、
根の活力を低下させないこと。
指導員さんのお話ではコンバインが入れるなら、
収穫前日まで田んぼに水を入れてくださいということでした。

まだまだ終りそうに無い夏。
おいしい新米に仕上るため、考えられる対策はすべて講じましょう。


アメシロ大発生

2010-08-29 23:21:31 | 季節
これも暑さの影響でしょう。
アメリカシロヒトリ(アメシロ)が大発生しています。

特に被害がひどいのがサクラの木。
畑の八重桜は葉っぱがすべて無くなって枯れ木状態になってしまいました。

小学校にあるポプラの木にもアメシロが異常発生しているそうです。

私たちが小学校の時分、聞いたことの無い外来の毛虫が、
学校の象徴でもあるポプラに大発生して問題になりました。
それがアメリカシロヒトリでした。

今日、村でアメシロの共同駆除が行われました。
年に2回、上中下の班ごとに回り番で村中の庭木や樹木を消毒するのです。
防除機は地区のコミセンから借りてきます。

トラックに搭載したポンプから伸びるホースを人夫が何人もして引っ張り、
先端の持ち手がガンから薬剤を飛ばして、木や葉っぱにかけて行くのです。

暑さを避けて午後3時から作業開始、
終了は6時半になりました。
やっと暑さがしのぎやすくなるのが午後5時ごろ。
日の暮れが早くなってきたので、快適に外仕事ができる時間はあっという間です。

アメシロといい、イネミズゾウムシといい、ハクビシンといい、ブラックバスもそうか。
外来の生き物が国内で増殖を繰り返したちまち蔓延ってしまう事態。
夏の夜の妖怪より怖いですねえ。





赤カブ種まき

2010-08-28 19:57:07 | 農作業

秋採りの赤カブの種を播きました。
播いた後に除草剤を散布しています。

今日も32℃を越える暑さ。
屋外で少し身体を動かすとたちまち汗だくです。

汗を掻くたびに風呂場で水のシャワーを浴びます。
いつもの年なら気合を入れて冷たい水を肌に当てるのですが、
今年の水道水のシャワー、温く感じるんですよねー。

ゴミ投げんなじゅ!!

2010-08-27 22:03:37 | 日記

47号線を走行中、路肩に何枚もののぼり旗が立っていました。

「ゴミ投げんなじゅ!!」
車からの心無いゴミ投棄に対する、地区住民からの怒りのメッセージです。

道路沿線での投げ捨てゴミ、実に迷惑です。
あなたが何気なく捨てたゴミは、誰かがわざわざ拾ってくれているのです。

ちなみに文句の「じゅ」は新庄弁特有の語尾言葉。
これが庄内だったら、
「ゴミうだんなよ!!」になるでしょうか。

「投げんなじゅ」の方がインパクトあるなあ。

(場所 47号線を東進しているとして、戸沢村古口手前の上り坂)


真昼の青大将

2010-08-26 21:39:47 | 日記
出会い頭に「わっ!!」と驚いて、おもわずのけぞってしまうもの、
と言えば、何といってもヘビですね。

今日は特大の青大将に遭遇してしまいました。
ハウスの隅、地べたに直接積んであったネット(カモの柵)
を動かしたところ地際にいたのです。

いかにもヘビが居そうなところだったので、
「いるかないるかな」と思いつつネットを持ったのですが、
本当に居たのでびっくりしました。

シマヘビは田んぼでよく見かけますが、胴体が綺麗な緑色(エメラルドグリーンといったかんじ)
をしているので、これが青大将かと認識しました。

何しろ屋敷周りにはよく(?)いるといわれる青大将を身近に見るのは初めてなのです。
太い大きい。
長さはゆうに1mを越えます。

しかもこの青大将、ネットの網目に胴体がひっかっかって抜けなくなっているではありませんか。
SOSを聞きつけて、リュウチャンがハサミでネットを切って青大将を逃がしてやりました。(ほっ!)

以前からこの当たりには青大将がいたという目撃情報もあったそうです。
正確はおとなしいと言われる青大将。
もしかしたらこの土地の守り神なの?

青大将様。
どうか我々の目の届かない範囲で、今後ますますご活躍(ネズミを捕ったり)ください。
助けられたぜという恩返しは無用ですから。

日本一暑い町 多治見

2010-08-25 22:17:41 | 
3年前、埼玉県熊谷とともに
国内最高気温40.9℃を記録した町、
岐阜県多治見市。


人口約11万5千人、岐阜県の南部、愛知県との県境に位置して、
美濃焼きの産地として知られています。

3年前の2007年8月16日、日本の観測史上最高の40.9℃を記録したほかにも、
2006年には37℃以上を記録した日数が全国で最多だったそうで、
多治見市は「日本一暑い町」として観光誘致活動を行っているそうです。
(マスコットキャラクター うながっぱ

多治見にはワンゲルのマツダ先輩が在住で、
その厳しい暑さのお便りを時折いただきます。
マツダサンはスクラップのお仕事(外仕事)のため、
危険すぎる暑さは、冗談抜きで死活問題なのです。

今日のNHKテレビでやっていましたが、
多治見の暑さを科学的に解明するために、
筑波大学の研究チームがデータを集積中というニュースでした。

多治見には一度訪れたことがあります。
学生時代、春合宿の帰り先輩の家におじゃましました。
たしか虎渓山と木曾の宿場町馬篭と妻籠に連れて行っていただきました。
五平餅おいしかったなあ。

今度訪ねる時はいつ?
もちろん一番暑い夏!
だけは避けたいですねえ。(ごめんなさい)






八月蝗

2010-08-24 19:41:41 | 季節
強い日差しを浴びて日に日に頭を垂れる稲穂。
そんな田んぼで今元気いっぱいなのが、「イナゴ」です。

水掛けやヒエ取りでイネに近づこうものなら、
おびただしい数のイナゴが飛び立ち動き回ります。

形はバッタ色したコオロギみたいなものですが(違うか)、
虫嫌いな人だったら失神するかも知れませんね。

イナゴは田んぼだけでは密度が高すぎるのか、
村中至るところに出没します。

家の中にあいさつも無く突然入ってきます。
人の身体にも好き勝手に停まります。
この前はハエ取り紙にくっついている間抜けなイナゴがいました。

この時期庄内では、「五月蠅」ならぬ、「八月蝗」と書いて「うるさい」と読みます。(ウソだけど)

「キャー!」「ガッシャーン!」
先日、午後家の前の道路でただならぬ悲鳴が!
すわ!何事か!と表に出てみると、
部活帰りの自転車女子中学生4名。
一人が道路に倒れています。

「なんだ!どうした?」(チカンか?)
倒れていたのはルミです。
「イナゴが、イナゴが・・・・」

なんだ、イナゴかい・・・
「イナゴはしょうがねー、今いっぱいいるからの」
(ルミ、今更オメ、イナゴおっかねってがー)

山のほうに行くと「熊出没注意」の立看板があったりしますが、
まさか農道に「イナゴ出没注意」と書くわけにも・・・・

農村に暮らす少年少女よ、
この時期フツーにどこにでもいるイナゴに慣れなさいよ。
たんぱく質摂取の有効な資源にもなるんだぜ。

「サヨナラー」
ルミも起き上がり、4人は笑顔で帰って行きました。
「暑っちぇけろー、ごくろうさん!」

暑き日を・・・

2010-08-23 23:36:26 | 季節

火の玉のような(実際そうですが)どよーんと大きく赤い夕日。
学校の新学期が始まったと言うのに、いつまでも暑い日が続きます。

先日東風になり、北の高気圧に覆われ少しは涼しくなるのかと思ったのもつかのま、
再び暑い風を運ぶ西風になってしまいました。

昨年は梅雨明けが特定できずに、真夏日(30℃以上)が4日しかありませんでしたが、
今年は梅雨明け以降(7月20日)気温が30℃を下回ったのは数える程度、
ほとんどの日が真夏日になりました。

ただすくいは酒田の場合、35℃を越える猛暑日は記録していないということです。
それでもこれだけ暑いと記録尽くめの8月、夏になるのはまちがいありません。

予報ではこの暑さ、9月まで続くのだとか。
今晩は熱帯夜、明日は33℃の見込みです。

スイカ大好き

2010-08-22 22:06:25 | 家族

アイちゃんはスイカが大好き。
朝昼晩と時には食事代わりにも。

この夏はいつまでも暑いので、
冷たいスイカがごちそうです。

スイカもメロンもじっちゃんが丹精込めて作ってくれるからこそ、
こうしてふんだんにいただくことができるのです。
とても買っては食べられません。
家族の食を支えてくれるじっちゃんに感謝です。

アイちゃんの食べっぷりのよさに、
じっちゃんもニコニコ顔ですよ。