お天気の悪戯

コンバインで稲刈中、西の空が怪しくなってきて
にわか雨に降られて大あわてすることが
秋のうちに１～２回はあります。

今日の午前１０時ごろがまさにそうでした。

降水確率は若干高かったものの、
気持ちのいい青空にまぶしい朝日が輝いていれば、
誰でも気持ちは稲刈に向かいますから。

でもそんなときに限って、お天気の神さまは
意地悪するんです。

田んぼで雨に捕まると、刈り取った籾を濡らさないように
トラックにシートをかけて、猛ダッシュで帰ってきます。

「あーあ」苦笑いするしかありません。
予定の４分の１しか収穫できませんでしたが、
なんとか乾燥機に籾を張り込み火を点けます。

問題はこのあとです。

このまま雨が降り続くのだったら、諦めがつきます。

もしこのあと、天気が劇的に回復して
先ほどの降雨が嘘のように、安定した青空が広がってきたとしたら・・・

また稲刈の続きをしたくなるのが人情ですよね。
何度西の空を確認しても、雨を降らせるような黒い雲は見えません。

本日は結果論になりますが、ここでの判断が明暗を分けました。

午後からはまたコンバインがあちこちで稼動し始めました。

その動きを神さまが高いところから見ていたのでしょうか？
そして悪戯心を働かせたのでしょうか。
そうとしか思えません。

あんなに輝いていた青空、そして白い雲。
あななたちはどこへ行ったの？

午後２時ごろから再び空模様が怪しくなります。
ザー
降り出しました。

そして、
パチパチパチ
え、この音は・・・
なんと！アラレまで落ちてきたではありませんか。

一日に２回も雨に捕まるとは・・・
なかなか体験できないトホホの一日なのでした。
お天気には勝てないよ。