透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

雲が何かに見える時

2020-07-15 20:12:56 | 日記

晴れ。最低気温15.3℃、最高気温25.5℃。

アヒルに

ミッキーマウスに

中富良野町のファーム富田へ出かけた時に見上げた空です。一度、そう見えるとそうしか見えない雲の姿。アヒルもミッキーも、多くの方の目には何なのかさっぱり分からないだろうと思いつつアップ。

雲を見るのはけっこう好きな方で、雲の形を何かに当てはめようとしている自分としょっちゅう出会っています。

本日付けの北海道新聞(夕刊)の今日の話題というコラムの内容が興味深かったです。美術館では通常、展示室の壁に絵画が配置されるので、窓はないかあっても覆われていて見えないものです。

コロナ禍で美術品の入手が難しい中で、窓の覆いを取り去って、外の風景を見るという試み。「扇型の展示室にあるのは、弧を描く大きな窓と白い壁だけ。」

展示室の窓を、そして、その窓を通して外界の風景などをゆっくり眺められるのも美術館の機能だということを、昨日まで知ることもなく過ごしてきました。コロナ禍にあって、発想の転換を余儀なくされた美術館の意表を突く取り組みは、開き直りとも思えるもので、なんと自由度が高く、柔らかな魂に溢れていることかと。

空に浮かぶ雲の姿もこの美術館の窓を通せば、一級の美術品となってお目見えすること間違いないと確信したのでした。

コメント
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