♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

嫌いな物語と作家

2005-05-31 | Tue:推理小説と私
前回、ホームズシリーズで好きな話について
書いたが、それに対して今日は嫌いな物語について。

文句なしにルパンシリーズの『奇岩城(奇巌城)』
(モーリス・ルブラン著)を真っ先に挙げる。
ホームズファンならこれは当然のことだろう。

なぜなら、ルブランが勝手にホームズを登場させ
ルパンを引き立たせている。もちろん、ホームズの
著者ドイルからも強く抗議は受けたようだが、
はっきり言って非難あびて当たり前の散々な
ホームズだ。

あんな情けないホームズはホームズじゃない。
コナン・ドイル以外の書くホームズはホームズ
じゃない!

ルブランの作品にもう1つ「ルパン対ホームズ」
という物語があるが、文字通りルパンとホームズを
対決させているのだ。

よく調べると、「奇岩城」よりも前の作品らしいが、
これはホームズ無断借用の引け目を感じて、少し
ホームズにも分があるような場面があるので、
まだマシだ。

しかし、結果的にはルパンがホームズを上回る
ストーリーなので、不快なものには変わりがない。

そんなわけでルパンシリーズも児童書で全部読んだが、
私にとってモーリス・ルブランは世界中で一番嫌いな
作家となった。
コメント (2)
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