♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

葉桜の季節に君を想うということ

2009-02-24 | Tue:推理小説と私
歌野晶午さんの作品。長いがセンスのよいタイトルに
惹かれて読んでみた。もっとも恋愛小説なら読まないが、
このタイトルにして歴とした推理小説だからだ。

元来ハードボイルドはどちらかというと好きではないのだが、
この小説はいくつかの話のストーリーのシーンが切り出されて
いて、逆にそれが小説全体に小気味よいテンポが与えられている
ような気がする。

そのためクライマックスに差し掛かると一気に読んでしまった。
最後にはバラバラに切り出されたシーンが見事に、タイトルまでも
1本に繋がり、些細な謎から大きな謎まで数珠繋ぎのごとく解き
明かされていくのですっきりした気持ちになった。

いや、もちろん私も騙された類なのだが・・・。

つまり、前に書いた『イニシエーション・ラブ』同様、叙述
トリックが使われているのだ。やはりそうとは知らずに読むほうが
面白い。私はこちらのほうが気に入った。今後もっと歌野さんの
作品を読んでみたい。

しかし、この小説の冒頭は・・・強烈だったけどね。私は推理小説を
読もうとしてるんだよな?と確認したくなるような。18禁みたいな(笑)
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だれ気味ー

2009-02-19 | 智ぃ沙な日常
レコーディングが終わってからというもの
歌の練習することもなくダレ気味・・・。

やっぱり冬は私の季節じゃない―――なんて季節のせいに
する。でも動きが鈍くなるのは確か。

やりたいこと・・・気持ち的には“しなければいけない”が
半分・・例えば、部屋の片付けとかPCデータのバックアップ
とかDVDレコーダーのハードに溜まってる録画をDVDに
落としたりそのレーベル面印刷とかね。

やりたいことなんだけど、ついつい後回ししてしまうような
ことも溜まるとこれが膨大なんだよね。

作曲もやりたいと思いつつ、今は読書欲のほうが先行して
しまって、毎日本は読んでいる。

そんな折、大雑把には遊びの計画は進めてたりして…
しかも秋ごろまで

まぁ例年この時期はそんな感じかな? 充電期間だね。
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春を先取り♪

2009-02-16 | 智ぃ沙な日常
昨日、数年ぶりにパーマをあてました。

きっかけは私の場合やっぱりフミヤ。
フミヤが髪を切ると切りたくなり、色を染めると
染めたくなり、パーマをあてると私もあてたくなる。

まぁ髪の長さが今は違うので、ヘアスタイルは全然
違うけれど、多い髪をかなりすいてすいて、裾だけ
しっかりウェーブあてましたよ。

そんなわけで私の頭は春を先取り♪

そう言えば、昨日スーパーは早速バレンタインからガラッと
ひな祭り商戦に変わっていました。

バレンタインデーは私にとっては日常の一日で、無関心。
それでも若い頃は気にしたかな。やっぱりね。けど、
本命しか渡さない主義だったよ。だから、本命の人には私が
こういう行事(?)に無関心だとは思っていないだろうね。

そうそう、特に最近はホワイトデーもにぎやかだから、
お返しを期待していると思われたくないしね。

以前にもこのブログで書いたことあるかもしれないけど、
感謝の気持ちを表す日なんて自分で決めたらいいと思う。

プレゼントしたいなと思ったときがその時。
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イニシエーション・ラブ

2009-02-10 | Tue:推理小説と私
とりあえず、ネタばれなしで書くことにするが、これから
全くの先入観なしにこの小説を読まれたい方にはやはり
この先は読まないことをお勧めする。

まず去年久しぶりに本を読みたくなった私が「最後の2行で
物語がガラリと変化する、2度読みたくなる小説」という
触れ込みの“恋愛推理小説”『イニシエーション・ラブ』
(乾くるみ作)に飛びついてしまった。

推理小説の前に“恋愛”とついているのもちょっと気に
食わなかったが、果たしてアイリッシュを越えるほどの
衝撃を味わえるものなのか、興味があったわけだ。

まぁその触れ込みのおかげで注意深く読んでしまったので、
残念ながら最後の2行は期待外れだった。2度読みたくなる?
まさか。確かに細かいところをチェックしたければもう1回
読みたくなるのかもしれないが・・・。

そんなこと有り得る話やろう? なんでこれがそれほど
話題になっているのか??

どうもすっきりしなかったので、自分の解釈が間違って
いるのかと思い、結局この小説を解説(解読?)している
サイトを参照してみた。

私は重大なことに気づいていなかった(笑) というか、
そこまで気づいておきながら、なぜそのことに気づか
なかったのだろうという間抜けぶり。

この物語はside Aとside Bと分かれているが、side Aを
読み終えた時に想像したside Bの展開は私の予想通り
だったのだ。にも関わらず、騙されてしまった。なるほど、
これはお見事である。

しかし、堂々とミステリーとして紹介されているが、私は
これを推理小説とは認めなーーーい! このような言葉や
文章巧みに読者を騙すテクニックを“叙述トリック”と
呼ぶらしいが、この小説は物語よりもその叙述トリックに
重点が置かれたものである。

やはり推理小説は事件が起こらなければ!これは単なる
恋愛小説・・・にしても、どこにでもあるような平凡な
恋愛やし、推理小説しか読めない私には読みにくい小説だった。

恋愛推理小説というからには、推理小説が主でなくてはいかん!
“恋愛”は飾りでないと! 私が思う恋愛推理小説はだな、
やはりウイリアム・アイリッシュの『暗闇へのワルツ』となる。
これこそが恋愛推理小説と呼ぶにふさわしい。
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本日より発売!

2009-02-08 | 音楽活動
いよいよ本日「Another World」の発売です。

まぁ趣味でやっていることだから、販売することは
目的ではないので、発売日と言ってもあってないような
ものですが、形式的に作っています。ジャケットにも
この日は刻まれますので、できるだけ特別な日を
選んでいます。今日は弟の誕生日なんですね。
ええっと・・・新婚旅行から帰ってきたかな?
(よく知らない(;^_^A)

さて、曲のほうですが、「Another World」は
メジャーも手掛けていらっしゃるアレンジャーさんで
いつもレコーディングでお世話になっているのですが、
今回思い切ってアレンジをお願いしたんです。
そりゃあもう、やっぱりメジャー級の仕上がりに
なっちゃいますって!

この曲は92年の春頃に・・・つまりは携帯も普及して
いない頃に作った曲ですので、プッシュホンが出て
きますね。会いたくて会いたくてたまらない・・・
でもそう簡単には会えない人・・・を想い過ぎて
頭の中で別世界を作ってしまっている、そんな
切なーーーーーい歌です。

カップリングの「別れの時のために」は詞が手抜きな
歌で、自分でも前半は何のことやら分からない感じですが、
複雑な乙女心と申しましょうか(^_^;) 健気な歌です。
これは91年頃の作品。つまりは「Another World」を作る前
ですから、時系列的には逆なんですけどね。
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「K-20」見てきたよ♪

2009-02-04 | アート・映画・演劇
ジャッキーとユン・ピョウ以外の映画を見に行くなんて
しかも邦画を見るなんて、私には珍しい。

今日はレディースデーということもあり、「K-20」を
鑑賞してきたよ。

いや、昨年年末に読書欲が湧いてきたとき、この怪人
二十面相の映画が公開されることを知った。中学時代に
中高年向けの児童書ではあったが、江戸川乱歩の
明智小五郎シリーズもよく読んだなぁと懐かしさに
浸りたくなったのだ。

ただレコーディングが控えていたので、人込みを避けて
いたのと、そこまで行きたいとは思わなかった。
けれど、レコーディングも無事終了し、まだ上映されて
いることを知ると、女性という特権を活かし、水曜日に
見に行くことに決めた。通常私が見に行く映画は、
チケットの半券とチラシが欲しいがために、前売り券を
購入するので、その特権を利用したことはない。

外国の、没した推理作家しか読まなかった私ではあるが、
江戸川乱歩は例外だった。私にとってはこれらの小説は
ファンタジーなのだ。

もちろん、この映画が江戸川乱歩作ではないことは
わかっていた。しかし、明智探偵はもちろんのこと、
小林少年、遠藤平吉という二十面相の本名などが出てくると
頬を弛めずにはいられない。ただ、平吉は本当は二十面相じゃ
ないのが最初は腑に落ちない。だからこそ、この映画は
本当の二十面相は誰か!?ということになるのだが。

まぁ結末は予想通りの展開で私には意外でも何でもなかったが、
平吉(金城武)がヘリから垂れ下がるロープの梯子に掴まって
高らかに笑いながら、逃げ果せるシーンなんかは昔本を
読みながらよく想像した図のようで気持ちは高揚した。

配役も明智探偵は仲村トオルで合ってると思った。それに
してもハマリ役は松たか子だったな。最近は松本幸四郎の
娘さんとは思わず、天才ギタリスト佐橋佳幸の奥さんと
して見てしまうようになったが(笑)

お松さん演ずる良家のお嬢さんのことで
「飛びたがってるぜ。自由に羽ばたかせてあげなよ。」
という台詞は印象的だった。

思えば・・・私は良家ではなく下町の都会っ子(!?)で
育ったが、窮屈で飛べていない時期---高校時代の
ことだが---があった。そう思うと、今の自分は
羽ばたいている。空を飛んでいる。あ、でもまだ羽は
動かして上昇している途中だけどね。

そんなことを想像したらとても気持ちよくなった。

やっぱり私にとってはファンタジー。
そして今後もレディースデーは大いに利用していきたい。
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なぜ読まなかったのか

2009-02-03 | Tue:推理小説と私
以前のこの火曜日のテーマで最初に書いたと思うが、私の
趣味に「推理小説を読むこと」というのが“あった”。
いや、今では趣味の欄にそう書ける(やっぱり「読書」
とはしない)。

しかし、なぜ十数年間も、このブログを書いているときで
さえ、本を読むことをしなかったのだろうと思う。無論、
それ以外にそれ以上のやりたいことが増えたというのは
考えられるがそれを除外しても読まなさ過ぎた。

推理小説とは言ってもこれまた範囲が狭まるのだが、
学生時代に好んで読んでいたのは、外国の、しかも既に
亡き者となっている作家の推理小説である。さらには、
ウイリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)、
E・S・ガードナーのレスター・リースシリーズ、
レスリー・チャータリスのサイモン・テンプラー
シリーズに的が絞られていた。

アガサ・クリスティやエラリー・クイーンなどの本格物は
“後回し”と言って読まなかった。読書家の先輩に
「何の後回しだ?」と尋ねられたことがあったが、
「読みたい本(アイリッシュなど)を全部読み終わって
から。」と答えたことを今でも覚えている。

後回し? 冗談じゃない!・・・未だに読んでいないではないか。

アイリッシュの作品は翻訳されたものはほぼ読み尽くして
いるはずだったが、認めたくなかったのだろう。きっと私の
読んでいない作品はまだある、訳されていない作品もある
はずだ、という当てもない希望に私は甘えていたのだ(その
実、稀に数年に1冊、未翻訳のものが出版されていたものを
発見したりするから、その希望を助長させていた)。

今ようやく気づかされたが、ウイリアム・アイリッシュを
愛して止まないのは変わらないけれどその前にやっぱり私は
推理小説が好きなのだ。昔の知らぬ間に作っていた“海外の
古典ミステリ”という柵を破ってとにかく今は推理小説を
片っ端から読みたいと思っている。

“後回し”の時期もとっくの昔に過ぎているはずだが、
今になってアガサ・クリスティ作を読んでいるよ。


どうやら、以前の火曜日テーマは復活らしい(笑)
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レコーディンぐぅ~♪

2009-02-01 | 音楽活動
今日は久々のレコーディンぐぅ~でした。

いや~、最近まわりが風邪引きさんだらけで
うつされないように気をつけていたので、無事に
この日を乗り切りました。

来週発売するつもりですが、1曲はとびきり
アレンジの質がよいので、自分で言うのも何ですが
素晴らしい仕上がりとなっています。

カップリングの曲は、同じフレーズでも歌詞によって
表で歌ったり裏で歌ったりしています。曲ごとでも
私の声は違うのだから、そんな歌い方をすれば、
1曲の統一感がなくなってしまうのですが、そこを
敢えて挑戦したかったのです。だから、こちらのほうが
歌うのは難しいのですが、でももっと苦労したのは
ミキサーさんのほうかもしれませんね(^^ゞ

新しく試聴ページができました。

さぁこれで風邪引いてもOKです。な~んて。嘘です。
引きませんよ。私バカですから
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