朝、起きて外に出てみると、空気がすごく軽く感じる。
今までの雨続きで、いかに空気がジメジメベトベトで重苦しかったのがわかる。
さて、梅雨時の木工仕事はあまり仕事にならず、やきもきしていたのですが、
この晴れ間を最大限にいかして、雨の日にでもできる仕事をせっせと準備する。
木材置き場から、色々なサイズの材を引っ張り出して、
適材適所となるよう、あれでもないこれでもない、やはりこれにしよう、
いや、ちょっとこれとあれでは色や木目が合わないか・・・などと材料選びをする。
この一見、なんでもない作業ですが、まあ、いいっかと妥協して選んだ材で作った家具というものは、
完成してみると、正直に、妥協したところが見えてきてしまうので手が抜けません。
かといって、すべて完璧な材を求めていると、木材の歩留まりが恐ろしいことになるので、
これは許容範囲の中でパズルのように組み合わせを考えながら頭をフル回転させています。
大体の木取りが終わって、自動カンナと昇降盤を使って部材の形作りをする。
そして、外気の影響が少ないように作った部材を保管。
時計を見てみると6時。
きりが良いので今日はこの辺で仕事はお仕舞い。
結局、雨続きで中断していた板材の仕掛品は手がつけられなかった。
まあ、仕方ない。
ちょっとこの板材、反る癖があり、一度カンナをかけて修正しておいたのですが、
また反ってきている。
今日一日かけて、反りが治まるように日や外気に晒したりしたのですがダメでした。
こういう材は再びカンナをかけて修正しても、何度も何度も反りを繰り返すことがあるので、
予備の板材を用意しておくことに。
なかなか予定通りには進みませんね。
梅雨時の仕事、気長にいきましょう。