福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

賽銭箱の仮組

2016-10-14 22:10:12 | 製作記録
氏神神社へ納める賽銭箱の製作をしています。

階段の形状に合わせて作り付けとなるのでややこしいです。






仮組 ↓






板を嵌めての仮組 ↓






何とか形になってきました。


まだ格子とか、中の斜めの板の取り付けとか色々作業があります。

本当は見た目よりももっと複雑で、見えない部分の各種金具だけで1万円ほど必要です。

外に置くだけあってステンレス製のため、とても高いのです。

部品によっては、納期が1週間ほどかかるものもあるので、完成はまだ先になりそうです。


神社にポンと置かれれば、ただの賽銭箱なのですが、この賽銭箱に限っては手間暇とコストが大変かかっているのです。



あっ、そうそう。

忘れないために書き記しておくことがありました。

昨日、テーブルソーにて、留め加工された角材の溝掘り作業をしていたときのこと、

キックバックになりそうになりました。


参考動画(英語です) ↓

危険な場面は2分30秒くらいから。興味のない方は飛ばして下さい。


Kickback on Camera!




今まで数えるほどですが、危ない場面がありましたが幸い怪我には至りませんでしたが、その威力は凄いです。

そのひとつの事例として、細い角材がノコ刃の回転に乗ってしまい、ビュンっと後方に飛んでいったといより、

昔のロケット花火のような凄い勢いで、目では追えないスピードで、いったい何が起きたのかキョトンとしてしまうくらい、あっという間の出来事でした。

振り返ってみると、後ろにあった道具棚の扉(べニア製)に突き刺さっていました。


今回は留め加工、つまり角材の先を45度に切り落としてある尖った先が自分のお腹に向いた状態での作業でした。

材を手で押している時に、キックバックを起こし始めたその一瞬に、反射的に手で抑え込むことが出来たので大事に至りませんでしたが、

そのまま滑っていたらと思うと・・・

血の気が引いて行きました。

思わずこんな危険なことをしたことへの謝罪と、そして大事に至らなかったことへの感謝を何度も何度も繰り返したのでした。

ああ、思い出すだけで怖い出来なのですが、戒めとして、忘れないように、記事に残して置きます。



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