福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

一人弁当箱 製作記録 2

2019-12-14 22:24:40 | 製作記録
罫引(けびき)という線を引く道具 ↓





これは西洋タイプで、堅木に真鍮を埋め込んで、擦れによる摩耗を少なくする工夫がされています。


上部のつまみを緩めて、棒の長さ、つまり線を引く位置を調節します。


下には線を引く刃物がついています ↓





刃が丸くなったら、外して研ぎます。



材料に罫引で線を引きます ↓





全てのパーツに線を引くのは手間が掛かりますが、やはりしておいた方が良いです。

これをしなかったために、加工面を間違えたことがあります。







鉛筆よりもきれいに線が引けます。

また、加工する際の木材の繊維のむしれやバリが出るのを防ぐこともできます。



テーブルソーという機械で加工 ↓





丸鋸刃の出し口の幅が広く、細い材を加工する際には危ないので、合板を上から乗せて隙間を少なくしています。

本番前にテストピース(端材)を使って、加工寸法を調節しておきます。



弁当箱の外箱天板裏の溝加工 ↓







こちらは外箱蓋の枠加工 ↓










基本的にペア(2本)で通します。

フェンスに対して直角を出すためにもします。1本ではぐらつきやすいため。

また、引きおわりのバリを防ぐために3本目に捨て材を合わせて加工しています。



あまり夢中になって一緒に指まで引かないように注意します。

十分な安全対策と集中力が必要です。

このテーブルソーは両手がふさがっていても、膝で機械を停止できるようにスイッチを配置しています。

加工途中は常に停止スイッチに膝が触れるところでしています。

フットスイッチよりも素早くオフできます。




コメント
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