作業台の上にのせられた椅子 ↓
先日、ラ・モンステラさんへオムライスを食べに行ったときに、
椅子の足がぐらついてきていると相談を受けました。
見ると確かに後脚と貫の間に隙間が出来ており緩んでいる。
納品してから3年半ほど経っているでしょうか。
このくらいの期間で緩むのはよろしくありません。
早速分解してみる。
自分で作ったものだけあって、作業に不安はありません。
ホゾの緩み防止で横からビス二箇所を打ち込んでありますので、
完全に抜けてしまうことはありませんが、この工法で緩んだのは何が原因か?
抜いてみたホゾを見てみると接着剤の塗布がいまひとつ不十分のような感じ。
また、ホゾとホゾ穴の取り合いも、きつくも緩くもない感じ。
店内で、この緩んだ椅子の置いてある場所の後方にはエアコンがあるので、
その影響も加わって、年月と共に少しずつ緩んでいったと思われる。
古い接着剤を落として、再度しっかりと塗布する。
更に、新たに後ろ側からホゾ部分本体である貫へ、
緩み防止で上下二箇所へビスを打ち込む ↓
多分、これで大丈夫でしょう。
福島木工家具店で作った家具は、私の目の黒いうちは、
しっかりとサポートさせて頂きますので、
不具合等ありましたら、ご遠慮なくご相談くださいませ。