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コロナ禍の五輪開催を考える~上野千鶴子氏の主張に全面賛成

2021年06月23日 07時49分44秒 | 政治

社会学者の上野千鶴子さんが「コロナ禍の五輪開催を考える」という見出しで、YouTube上(6/17)で講演してくれているが、その主張には全面的に賛成するものである。毎日新聞オンラインでも取り上げてくれている。

「何のための東京五輪パラリンピックなのか」「強行すると五輪への不信感が高まる」「五輪は商業主義とナショナリズムの場」「政治イシューと政局になっている」「政権は一か八かの賭けに出ている」「五輪敗戦・コロナ敗戦の意味」「政治は結果責任、“死者”を出さない」「無責任体制ができている」「戦死者がひとりでも出ないように祈る気持ち」「日本の政治の無責任体制について」という内容について、核心をついて解説してくれている。

日頃感じていることをすべて語ってくれているので、上野さんの主張は全面的に支持するものである。今回、オリンピックの正体見たりの感があり、その使命はもう終了したものと思える。まさに、商業主義とナショナリズムの場と化していることが明白となった。今後は、開催を立候補する都市も激減する者と思われる。嘘をついてまでの東京招致は完全に失敗で、どれだけ我々の税金が無駄遣いされたこともよくわかった。彼女は触れていないが、そんな横暴を許したマスコミの責任も大きい。

コロナ禍での五輪開催で感染爆発や犠牲者が出ても、IOCも日本政府も東京都もお互いに責任を押しつけあって、誰一人責任を取らないことは目に見えている。最後に、日本の政治の無責任体制に関連し、今年は総選挙があるので、嘘を言い続けてきた政治家に責任を取らせるのは我々有権者の責任であると言い切っていることが印象的であった。このような社会学者の見解を政権幹部の人達に是非聴かせたいところである。

上野千鶴子氏の講演(6/17): https://youtu.be/60jlR4a4GrE

毎日新聞オンラインの記事(6/20):

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