浪漫飛行への誘(いざな)い

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尾身vs菅 どっちもどっち

2021年06月06日 08時33分09秒 | 政治

6月4日のAERAdot.の記事で、「黙らせろ 尾身会長の謀反に菅首相が激怒、意地の張り合いで権力闘争が激化」という見出しで、五輪についての「今のパンデミックで普通はやらない」という最近の尾身発言に対し、菅首相が激怒している旨を伝えている。今まで、菅首相は、事あるごとに専門家の意見を参考に方針を立てる旨の発言を繰り返していたが、真っ赤な嘘で、実態は、自分に都合のいいことを主張する専門家の意見だけを参考にするという意味であったことが明らかになった。

菅首相は、就任当初から自分の意見に従わない官僚は左遷すると豪語していたので、その人間性は全く変わっていないものと思われる。安倍さんもそうであったが、自分の回りにイエスマンのみを集めるため、正しい情報が入って来ない状況にあるのだと思われる。まさに、「裸の王様」である。菅首相は、自分が今そういう状況に陥っていることに気がついていないようである。有観客の五輪にこだわるのは、有観客でも安心・安全な大会は大丈夫だと言う取り巻きがいるということである。

しかし、尾身さん自身についても、厳しいコメントが寄せられている。それは、ゲノム研究でノーベル賞候補とも言われる中村祐輔氏の指摘であり、そのコメントは正論そのものである。PCR検査と隔離をやってこなかった尾身氏を始めとする専門家たちの責任は重大であるという。中村氏は、まずは自分達の政策の失敗を認めるべきと主張している。日本国民に対しては、PCR検査と隔離の世界標準のコロナ対策をやってこないで、五輪だけは、PCR検査と隔離の世界標準の対策をやろうとしていることはとんでもない裏切り行為であると指摘している。まさにダブルスタンダードである。

一月万冊(6/4)において、ジャーナリストの佐藤章氏は、中村氏の正論を取り上げ、クラスター対策に終始した今までのコロナ対策の失敗を厳しく追及している。PCR検査もちゃんとやらず、変異株のゲノム検査も少ししかやらないという間違ったコロナ対策をやってきた政府及びその分科会の専門家の責任は重大である。尾身vs菅は、どっちもどっちといったところである。安倍・菅政権がコロナ対策の専門家の選任を間違ったところに日本の悲劇があるといえる。今のコロナ対策はワクチン頼みだけで、ちゃんとした対策はできていない。このままだと専門家のメンツを取り換えないかぎり日本のコロナ対策は、今後も間違い続けることになりそうである。


一月万冊での考察(6/4): https://youtu.be/FSi67gpd-zU
<重要な情報が解説されているので必見>

中村祐輔氏のブログ(6/3): http://yusukenakamura.hatenablog.com/




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