5月24日の初日に大手町にある大規模接種センターで1回目のワクチン接種を受けたが、実際に経験してみて、接種に関連して、様々な問題点があることがわかった。気付いた問題点は以下の通り。
- 大規模接種センター電話が、0570ではじまるナビダイヤルしかないため、常に混み合い、電話代が高額になってしまうこと。今や、スマホのかけ放題が普及しているが、ナビダイヤルは対象外であるため、待ち時間から高額の料金になってしまうこと。
(解決策)
東京であれば、03で始まる電話番号も用意すべき。
- 1回目の接種は、パソコンやスマホによるインターネットで予約するシステムとなっているが、2回目の接種は、1回目の接種時に自動的に指定されてしまう。都合により、変更したくても、電話でしか予約の変更ができない。常に混み合うナビダイヤルなので、電話料金も高額になってしまう。
(解決策)
予約の変更を電話だけでなくインターネットでもできるようにすべき。
- 6月14~27日の予約枠のうち、90%がまだ埋まっておらず、がらがら状態という。2回目の接種が28日からスタートするとしているが、モデルナ社のワクチンは、本来であれば、4週間後に2回目の接種をすることになっているが、大規模接種センターでは、1回目の人を優先するとして、1週間後ろにずらし、5週間後の接種としている。6月21~27日の予約枠が空いているのであれば、希望者に対しては、2回目の接種を前倒しにして、効率的に運用すべきである。予約の変更が電話しか受付けていないので、気軽に前倒しの予約変更すらできない状況にある。
(解決策)
2回目の接種は、一律5週間後ではなく、4週間から6週間の間で、柔軟的に運用することとし、インタ-ネットでの予約変更を可能にすべきである。
10日に、予約の変更ができないかと思い、接種センターに電話してみたところ、前倒しは認められていないこと、また、1回目、2回目の枠をそれぞれ設定しており、2回目の枠はすでに埋まっている状態だとの悦明を受けた。1回目の枠がガラガラで、2回目の枠がパンパンとは、おかしな話である、もっと柔軟に対応すべきであり、このままだと国民にソッポを向かれる恐れがある。鳴り物入りで始まった大規模接種センターでもワクチン接種であるが、高齢者には大変不人気であり、柔軟に、効率的にやらないと菅政権の思いつきの政策も見直しが必要になりそうである。
日刊ゲンダイデジタル(6/9): https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/290296