妻が20年続けていたパートの仕事を12月をもって卒業することになった。貯めていた年休があるので、11月30日が最後の日となった。会社では有志から花束をいただき、我が家でも花束で出迎えた。自分自身は、すでに自由人生活を15年も続けているが、妻もやっと仲間入りすることになったので、来年からは、二人そろって自由人となれそうである。人、皆いつかは卒業することになるが、どのタイミングかがポイントとなる。 今、このタイミングかというと、二人とも最近感じる下記思いが強くなってきたからである。
・親鸞聖人が9才で仏門に入る得度の式の際に詠まれた無常を謳った「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」の通り、親鸞が自分の命を桜の花に喩え、「明日自分の命があるかどうか分からない、だからこそ今を精一杯大事に生きていきたい」との思いを共有する。お釈迦様の【四門出遊】ではないが、老病死が迫ってくる現実に向き合う必要がある。
・ダ・カーポが歌う「今日がいちばん若い日」の歌詞にある通り、今を精一杯生きたいという思いを共有する。
・吉永小百合・天海祐希の映画【最高の人生の見つけ方】ではないが、「やりたいことリスト」を作り、精一杯遊びたいという思いを共有する。
・“DIE WITH ZERO”(ビル・パーキンス著)という「ゼロで死ね」の思いを共有する。喜びを先送りにしてはいけない。今大事なことはお金を貯めることではなく、お金を使うことであり、やりたいこともやらずに、無駄にお金を残す意味はない。
今後の理想の生活パターンは、3~5月(桜と新緑)、9~11月(紅葉)は、過ごしやすい日本、12~2月は、暖かいマレーシアやタイかオーストラリア、6~8月は、涼しいカナダかドイツでの海外ロングステイが夢である。その実現には、少し年を取りすぎた感は否めないが、今からでも遅くないとの思いもある。夜は近くのお寿司屋さんでささやかな慰労の夕食で労った。長い間お疲れ様でした。
「今日がいちばん若い日!」:https://youtu.be/vBzpfj8K25w?si
「旅のつづき」(最高の人生の見つけ方主題歌):https://youtu.be/CGxUsboDKzc?si