

3月16日、北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸され、テレビでもその模様が大きく取り上げられていた。北陸新幹線には、高岡→東京間で一度しか乗ったことがないが、福井県まで繋がったことは大変喜ばしいことである。石川県には、今までに、観光やゴルフで何回も行ったことがあるが、すべて小松空港まで飛行機で飛び、そこからレンタカーすることが多かった。加賀温泉郷では、片山津温泉、山代温泉、山中温泉すべてで宿泊し、福井県では、吉崎御坊(蓮如の里)、あわら温泉や東尋坊まで足を運んだことがあり、また、名古屋に住んでいた時に、福井市や永平寺にも行ったことがあるので、福井県がはるか遠いところという印象はないが、多くの東京都民にとっては、航空便もなく、これまでは新幹線も通っていなかったので、やはり行きにくい県であったような気がする。今回の新幹線の延伸で福井県への観光需要が増えることが期待される。また、元旦に起こった能登大地震によって、石川県は能登地方を中心に大きなダメージを受けたが、北陸応援割や今回の新幹線の延伸により、観光需要も増え、復興にいい影響が出ることが期待される。
テレビでは、一番列車に乗ろうという乗り鉄やテープカット等の開業セレモニーの様子が紹介されていたが、個人的には、「東京モノレール」の羽田空港への一番列車(1993年9月27日)や「ゆりかもめ」の一番列車(1995年11月1日)や「りんかい線」の一番列車(1996年3月30日)に乗車したことがあるので、その気持ちはよくわかる。自分の場合は、一番列車よりもどちらかというと一番切符の方にこだわりがあるので、今までに何回か徹夜して「0001」という一番切符を入手したことがある。乗る方では、列車ではなく飛行機の初便搭乗へのこだわりが強く、これまでに新規乗り入れ航空会社の内、11社の初便(ファーストフライト)に搭乗した経験がある。開業については、テープカット等のセレモニーがあったり、搭乗記念品がもらえたりするので、病みつきになる気持ちもよくわかる。これからも東京だけでも電車の新区間開業が計画されていたり、どうなるかわからないがリニア新幹線の開業も控えているので、楽しみは続きそうである。
日経新聞の北陸新幹線、金沢-敦賀延伸記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF149U90U4A310C2000000/
初便搭乗の軌跡: http://romanflight.web.fc2.com/FirstFlightBoardingList.html
京浜急行では、普通、急行、特急、快特、エアポート快特という5種類の電車が運行されているが、その英語表記は、ホームにある案内表示板上、普通はLocal、急行は、Express、特急は、Ltd. Expressであるが、快特も、エアポート快特も同じLtd. Expressと表記されているのに気が付いた。英語表記を頼りにしている外国人にとって、停車する駅も異なる3つのLtd. Expressが存在することになるので、紛らわしいばかりか正確な案内サービスが提供されていないのである。
京急ご案内センターに問いあわせたところ、快特も特急も急行の上をいくものだから、Ltd. Expressとして区別していないというどう見ても不合理な答えが返ってきた。どうして日本語だけ区別しておいて、英語では区別していないか意味不明である。特急と思って、快特に乗車してしまったら、行先の駅を通過してしまう恐れもあり、お客様に大変迷惑をかけることになるし、正しい情報を提供するというサービスの基本ができていない。京急としては、区別する必要がないと考えており、現在の表示を続けるというのが回答であったので、驚きであった。
表示スペースがないというのは理由にならない。案内掲示板上、例えば、快特は“Spcl Ltd. Express”とか”Rapid Ltd. Express”とか"APO Ltd.Express"とかの表示に代えるとかごく簡単な変更だけの話しなのに、なぜかたくなに紛らわしい表示を続けるのか理解に苦しむ。京浜急行は羽田空港と成田空港にアクセスしていることから、外人旅行者も少なくない。とにかくサービス会社としては失格である。社長以下皆、紛らわしい情報を放置したままで、鉄道サービスをその程度に考えているのかと思うと株主でもあるので残念な話である。ネットで調べていたら、本件の問題を指摘しているJタウンネットというサイトもあったが、全く同感である。ネットで批判が多くあるのに、全く改善しようとしない経営の姿勢に疑問を感じる。
Jタウンネットの記事: https://j-town.net/2017/04/27242581.html?p=all