浪漫飛行への誘(いざな)い

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大韓航空事故ニュースの中の間違い(ZAKZAKニュース)

2016年05月28日 19時52分41秒 | ニュース

夕刊フジによるZAKZAKというインタ-ネットニュースサイトで、5月27日に羽田空港で起きた大韓航空機事故のニュースに間違ったと思われる情報が書かれていたので、大変気になった。

ニュースによると、

「東京・羽田空港の滑走路で27日発生した大韓航空機の出火事故。350便以上が欠航するなど、6万人以上に影響したが、一夜明けた28日も衝撃は収まらない。原因として整備不良によるエンジントラブルの疑いが浮上。さらに事故発生時の航空会社側のお粗末な対応にも非難が集まっている。。。。中略。。。。脱出する乗客のサポートも不十分で、「日系の航空会社なら、シューターの両脇で乗務員がサポートする。しかし、今回はそうした対応が取られなかったようだ」

脱出する乗客が利用するシューターの両脇で乗務員がサポートするなどということは日系の航空会社でもありえない。シューターの両脇でサポートとするために、乗務員が乗客よりお先に機外に出ることは航空法上違反行為であり、どの航空会社もそんなことはやっていないはずである。

実際は、どうしているかというと、非常口に着席する乗客に対し、緊急事態でシューターが降りた場合は、真っ先にシューターで機外に出て、他の乗客のために、シューターの両脇でサポートするよう特別任務を依頼しているのである。その任務を了承した上で、はじめて非常口に着席できるともいえる。

従って、今回、シューターの両脇でサポートする人がいなかったとすると、それは、非常口に着席した乗客がその任務を怠ったか、その任務について、乗務員が乗客にきちんと説明していなかったかのどちらかであろう。いずれにせよ、乗務員が両脇でサポートするなどということはありえないのである。

もう20年位前だと思うが、機内の緊急事態のデモンストレーションビデオで、乗務員がシューターの両脇でサポートしている映像が放映されていたが、実際にそれを見た乗客がシューターの下に乗務員がいると勘違いして、シューターから飛び降りる時に怪我をするケースが多発した。

その時以来、シューターの援助は、非常口の乗客に義務付けることになり、デモンストレーションビデオも乗員ではなく乗客が下でサポートする映像に変更されたのである。非常口に座る場合は、乗務員から緊急脱出時の援助任務についてブリーフィングを受けているはずである。どの航空会社も非常口座席は特別任務があるため、航空会社社員、添乗員等特別理解のある乗客をアサインしているものと思われる。

従って、大韓航空の乗務員がシューターの両脇でサポートする対応を取らなかったというコメントは、明らかに間違っているのではないかと思い、大変気になった。

もしこの理解が違っていたら誰かご指摘ください。
コメント (3)
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気になる東京オリンピック招致裏金疑惑

2016年05月15日 16時56分16秒 | スポーツ

急に降って沸いたように東京オリンピック招致にからんだ多額の裏金疑惑のニュースが飛び交っている。事実としたら、オリンピックも吹っ飛ぶような大スキャンダルであるが、その当事者の名前を聞いてビックリというか、さもありなんという感想である。

ニュースによると、日本側が2013年に国際陸上競技連盟(IAAF)のラミン・ディアク前会長の息子に関連する口座に計280万シンガポールドル(約2億2000万円)を送金していたという証拠を掴み、フランス検察当局が調査を開始したという。

この息子というのは、通称、パパ・ディアクといって、陸上界では有名なスポーツ裏ビジネスに暗躍していた人物である。スポーツ大会の誘致に関しては、水面下の世界では、例えば、立候補が他にある場合、お金を動かして、立候補を取り下げさせる等の裏工作がまかり通っているようである。

過去の国際大会でも、このパパ・ディアクからお金をよこせば、他の立候補を取り下げさせる活動を行うという持ちかけがあったとも言われる。当時はもちろんそんな持ちかけは完全無視であったが、そのような人物であるから、今回のニュースもさもありなんという心配がよぎるのである。

また、新しい報道では、このお金は契約に基づく、コンサルタント料であるので、全く違法性はないと説明されている。恐らく、これは事実で、裏金ではないと思うが、大会の誘致活動にこれも含め、多額なお金が必要とされていることの方が問題とも感じる。表向きは違法性のないコンサルタント料といっても、要は、誘致獲得のための作戦、関係者への働きかけの報酬であるも同然ともいえよう。

世界中のスポーツ界では、表沙汰にならないが、残念ながらこのようなスポーツビジネスが存在しているのは事実のようであり、それまでして大会を誘致する必要があるのかという疑問を持たざるをえない。早く事実関係の究明をしてほしいものである。
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