政府公認の感染症対策アドバイザリーボードによるコロナ感染予測グラフが出てきた。インド株の影響が大の場合、小の場合、また、無観客の場合、有観客の場合の新規の感染予測数がグラフ化されているが、それによるとグラフにならない位、急速に感染者が増えることになることを示している。一月万冊によると資料のボリュームが多すぎて、菅首相もマスコミも肝心な資料を無視しているのではないかと指摘する。このまま、開催に突入すると大会期間中に感染が爆発して、菅政権は持たなくなると予測されるという。それに、この公式資料の数字は甘くさらに最悪の感染状況になる恐れがありそうである。6/17の毎日新聞オンラインでも、「第5波X東京五輪 専門家のリバウンド警戒 裏付ける試算」という見出しで、爆発的な新規感染者数のついて警告を発している。
菅首相は、感染爆発するというこのような公式報告を無視して、有観客を決めたようである。大甘でついにパンドラの箱を開けてしまったようである。これで頼れる武器はワクチンしかない無策の菅政権は終焉を迎えることが決定的になったともいえる。自民党内で誰が救援投手として登場するのか、それともクローザーが炎上し、政権交代が叫ばれる事態になるのか、今後の政局が見ものである。コロナ対策と五輪強行で、政府・自民党の正体見たりである。中止するのが最善の選択であるが、時すでに遅しで、菅首相は、国民の命をかけたギャンブル五輪に突入してしまった。
一月万冊の考察(6/17): https://youtu.be/agcfUqhm5fo
(6/18): https://youtu.be/bF9ij5QC--Y