浪漫飛行への誘(いざな)い

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菅首相はなぜ宮内庁長官をクビにしないのか?

2021年06月27日 08時25分58秒 | イベント

西村宮内庁長官が、定例記者会見で、「陛下が五輪で感染拡大を懸念と拝察する」と発言し、世界中に波紋を広げている。長官自身、記者の質問に答え、オフレコではなく、オンで結構ですと断言していることから、陛下の了解を取っていることは当然で、陛下は、心底、感染拡大を懸念していると思われる。天皇は政治的発言を行ってはならないとされているので、宮内庁長官からの率直な気持ちを伝えることは、できるぎりぎりの選択であったような気がする。

この発言について、菅首相は、「長官本人の見解」とし、加藤官房長官も丸川五輪大臣も同じ趣旨の発言をしているが、本当にそうであろうか?もし、長官が自分勝手に天皇の考えを自分の見解としてマスコミに伝えたとしたら、大問題であり、長官失格に値するので、菅首相は、即刻、長官をクビにすべきである。なぜ、クビにしないのであろうか?答えは、簡単であり、陛下の懸念は、本当だからである。わかっていても、長官本人の見解として、逃げざるをえないほど追い込まれていると思われる。

海外メディアの受け止めも大変厳しく、長官の発言は、「天皇が五輪開催に不信任票」(ワシントンポスト)とか「天皇の警告」などど報じられている。その報道ぶりは極端な感じもするが、政府は火消しに躍起になっているように見える。天皇を含め、ごく普通の常識人であれば、五輪の強行が感染の拡大を招くことを懸念するのは、ごく自然である。国民の大半は、また世界中の誰しもが、そう感じていると思うが、世論を無視して、昔の軍部さながら、突っ走っているのは、IOC、菅政権、自民党・公明党、東京都、組織委員会だけである。感染が拡大して、何かが起こったら、関係者の責任は不可避である。




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