五輪組織委員会が日本看護協会にボランティアで看護師500人の派遣を要請したことがマスコミを賑わしているが、これだけコロナ感染が拡大し、医療崩壊が起きつつあるこのタイミングでの非常識の要請に医療関係者から批判の声があがっている。看護師は画像ではないが、皆怒っていると思う。愛知医労連から「♯看護師の五輪派遣は困ります」というハッシュタグのツイッターが投稿され、医療関係者のだけでなく一般の人々の間でツイッターデモが拡散し、トレンド入りしているという。中には、「わたしたちは使い捨ての駒ではありません!という強烈なものもあるという。
緊急事態宣言が発令されるほど感染が拡大し、医療体制が逼迫していることは誰しもが認識していると思うが、そんな中でも、上から目線で、看護師に無償で協力しろというのは非常識な要請である。医師についてもボランティアでの協力を要請しているというから聞いて呆れる。まさにブラックボランティアである。国民の命より五輪が優先するなんて、あり得ない話である。医療体制一つとってもコロナ禍では五輪開催は無理である。菅政権は、自分の政権の維持のために五輪をどうしてもやりたいようであるが、とんでもない話である。国民の命を守るべき日本のリーダーとしては間違いなく失格である。こんな無能な人を日本のトップにしてしまったのは、日本の悲劇である。
スポーツ報知の記事(4/28):
一月万冊(4/29): https://youtu.be/ghk2Lup0Y9E
朝日新聞デジタル(4/30): https://www.asahi.com/articles/ASP4Z669QP4ZULFA00S.html